タンテイ

昼休みに買い物出たときのこと。

小学校低学年くらいの子どもが走り回って遊んでいるのに出会いました。
なぜか、声のトーンが低く、
そして、周りを気にしている様子。
ちらっと聞こえた言葉にピンときました。

「…探偵ちゃうで…」

そうか、『タンテイ』の最中か。

くくりとしては鬼ごっこです。
「ケイ・ドロ」と呼ぶ地域もあるそうです。

一人の鬼から逃げるのではなく、
集まった人数を二手に分け、捕まえたり助けたり、の遊び。
ケイ・ドロの場合は「警察」と「泥棒」ですが、
私も親しんだタンテイの方は『探偵』と『ぬすっ人』のチーム分け。

分け方は、参加する全員が横一列に並び、カウントしていきます。

い　ろ　は　に　ほ　へ　と　ち　り　ぬ⇒ぬすっ人

る　を　わ　か　よ　た⇒探偵

この繰り返し。

「あいうえお」を習う前から『いろは歌』を唱えていた私たち。
昼間にひそひそ話をしていた子ども達も同じなのかしら。

残念なことに、ほとんどの子どもが、
『た』の続きは知らないのだけど。

歓送迎会

私が勤めているのは衣料品メーカーです。
サンプル品や小ロットの生産は社内で対応しています。
それができるのは、裁断とミシン掛けのプロが一人づついるからです。

しかし、この度、
超ベテランの裁断担当者が退職することになりました。
年齢は四捨五入すれば余裕で７０歳、
すでに正社員としては退職した人ですが、
家庭の事情でしばらく職を離れたのち、
アルバイト待遇で復職してくれていました。
その後も、ハードワークから、
完全退職願いを何度も出していたのが、やっと許可が出たのです。

それに当たっては、
会社の仕事のやり方を変えない限り、代わりの人が必要です。
今時、なかなかいません。
ハローワークに求人を出そうとしていたとき、
ちょっとした伝手から、手を挙げる人が見つかりました。
奇跡です！
そんな職種です。
同じ業界ではあるけれども、
一人親方で色々な仕事をしていた人のようです。
自由にならないことも多くなると思うけど、続いてくれればいいな。

二人の歓送迎会が会社近くの居酒屋で開かれました。
取引のある工場の社長さんも一人お見えでした。
泣き上戸なのか、最後はこの人が涙…

出会いと別れの記念撮影でした。

成人式

午後３時過ぎ、娘の成人式は唐突に終わりました。

思えばそれは、
夏のくそ暑い中、レンタルの振袖を選びに行ったことから始まりました。
そして、狂乱の前撮りを３カ月ほど前にやっつけ、
当日着用の現物をずいぶん早くに受け取って、邪魔だと感じてもいました。
昨日、押し入れの天袋からそれを引っ張り出し、持ち込み準備。
今朝は寝坊して驚きながらも、予約時間より早く美容院入り。
なんとか出陣の支度を整えました。

美容院を送り出されようとした時、
偶然、保育所で仲良くしていた友達に発見され、
何年振りかで同じフレームに収まりました。
私も娘も、彼女を知っていた頃のイメージとはずいぶん違って、
その大人びた着物のチョイスと、美しい成長ぶりに驚きました。

式典は午後からで余裕以上の時間がありました。
早めの昼食を近くのファミレスで摂ったり、
なんだかんだで時間をつぶし、頃合を見計らって会場に向かわせました。

私は帰宅し、一息ついて、さて今頃何してるんだろうと思い始めた頃、
聞き覚えのある足取りが聞こえてきました。娘です。
ずいぶん早い帰還です。
帰って来たのだから仕方ない。
苦しいという着物を脱がせ、それならと、
今日のうちにレンタルショップへの返却ができないかと運送便に電話。
受付時間は過ぎているけど、運よく集荷に来てもらえることになり、
余韻もなく荷造りを始めました。
もうすでに、現物は我が家を出ました。

あとに残るは、

なんのことはない記念品（消耗品）

私が自分の時にもらってきたのはこれ。

郵便の重さを量るやつ。今でも重宝しているからすごい！


さて、
成人式というのは、着物を着て集まるのが目的ではありません。
被災地では、決意を新たに郷土の復興を目指す若者の姿があります。
おもしろくないからさっさと帰って来た娘とは大違いです。

私だって、その年には、
友達に誘われたから急遽出席を決め、母を慌てさせた経験があります。
式典そっちのけで同窓会気分で１日過ごしました。
だから、娘に偉そうなことを言おうとは思いません。
ただ、一生の内でこの日しかできないことをやっておいてもいいだろう。
そして、
自分で動いて、たった一人の孫に会いに来れない母に、
たとえ写真でもその雄姿を見せてやることも悪くないと思っています。
それだけでも価値があるのではないかと思うのです。
レベルは低いけどね。

たこやき

新しいたこやき機を買いました。
今までは、カセットコンロの上にたこやき型を置くやり方だったのですが、
火加減が難しく、
鉄製の型なので油がなじむのが最後の一枚という効率の悪さ。
今回、電熱の鉄板一体型にしました。

たこ・トマト・チーズ （ネギは基本）
ということで、

地中海風たこやき！

ソースはつけず、
レモン+しょうゆ
レモン+オリーブオイル+クレージーソルト
そんな感じで食べてみました。
合いましたよ。

次はノーマルでいこうかな。

ＩＫＥＡ

喪中につき、新年のご挨拶は遠慮させていただきます。
ということで、神社には行きません。
元旦はお墓詣りに行きました。

今日２日は、



ＩＫＥＡ　デビュー！

大阪は鶴浜にＩＫＥＡができて何年になるのかはもうわかりません。
娘が高校生の時にはありましたね。
修学旅行のお迎えに関空へ行ったとき、バスの中から見えましたから。

東京と名がついて千葉にある某テーマパークとは違い、
紛れもなく大阪市内にある店舗なのですが、妙に不便な立地。
行ってみたいと思いながら思い切りが足りませんでした。

とにかく行こう！
開いてるか？⇒ＯＫ
どうやって？⇒梅田からシャトルバス（不便すぎて他の方法がない）

元旦以外休業日がないことがわかり、
梅田まで出たらあとはお任せ、しかもタダ！やっほ～
バスの運行本数は、母の老人ホームへ行く路線バスより多い。

普段の休みの日と同じ、昼ごはんにカップめんを食べて、
バタバタと支度をしていると、
夫も一緒に行くと言い出して二人三脚となりました。

バスは空いてて座れたけれど、
梅田周辺の道が異常に混んでいて、梅田脱出に時間がかかったおかげで、
到着には４５分を要しました。

そして、巨大な平べったい建物に到着。
ＵＳＪの入場待ちみたいな感じで、
バスの中で流れていたビデオで順路の予習ができたので、
広いながらも迷子になることはありませんでした。
フィンランド人メル友が、
「ＩＫＥＡより東京の高島屋の方が広くて迷子になりそうだった」
と言ってたことがありましたが、
１フロアが広いのは日本の商業施設には珍しく、
感覚が違うので私には経験したことのない広さだと感じました。
しかし夫は、やはりトータルで考えると日本の百貨店の勝ちかなと冷静。

「今日は見に行くだけやろ」「うん」
夫とそんな会話を出掛けにしていたのですが、
実際は欲しいものがあって、
ちょうど良いものの有無を見極めに行くというのが目的でした。
家の中で私が感じていた不便は夫も同様の思いで、
すぐに現実的な構想へ話が進んでいきました。
思っていたよりずっと価格がリーズナブルだったのも後押ししました。
しかし、今回大物の購入には至っていません。
先に目的エリアを片付けてからということに落ち着きました。
小物と食品だけゲットして外に出たらもう暗くなっていました。

私は楽しかったな！