*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

母入院

2016-11-29 23:28:54 | 食・体
2日間の出張でハードな日程をどうにかクリアしたわけですが、
2日目の帰り道のこと、スマホが震えてラインの着信を知らせてくれました。
表示すると、たいへんです。
弟からで、母が入院することになったというもの。
緊急というわけではありません。予定は3日後です。
幸か不幸か、出張中です。1台の車の中に同じ課のほとんどのメンバーがそろっているわけです。
すぐさま、上司に状況を報告しました。

母は、夏の終わり頃から不調を訴えていました。
血尿が続いていたのです。
何度か検査を受けて、膀胱炎であることはわかっていました。
母は、足が不自由で自分で排泄はできないのでおむつを使用しています。
女性の場合はそうなると大腸菌が尿道に入りやすく膀胱炎罹患確率が上がります。

最初は血尿は出るけれど、抗生剤の服用で収まり、他に症状がないのでやり過ごしていました。
しかし、徐々に食欲がなくなり、食べても嘔吐してしまうことが多くなりました。
ほとんど食事がとれない状況で放っておけないとなったのです。

休んでいいよ。行ったげて。

私の説明に上司は考える間もなく判断をしてくれました。

弟は入院する病院に直行、私はホームに向かい、母と共に行動しました。
リクライニングできる車いすに乗せてもらった母は、いつもと表情が違います。
明らかに病人の顔です。
それでも意識ははっきりしていて、質問もできるし答えも理解できていました。

病院での検査でわかったのは、膀胱いっぱいに血液がたまってしまっているということ。
血液は動いていないと固まってしまいます。
それがつまって尿がうまく排出できないようになっていたようです。
血液は腎臓に逆流もしていました。
血の塊が尿に混じることがあったのはそのためです。
また、ふくらんだ膀胱が胃を圧迫し食事がとれなくなっていたのです。

バッグを入れてたまった血液を排出してもらったということです。
たったそれだけのことで母の顔色が変化しました。たいしたものです。
それで食事もできるようになるだろうということです。
取り敢えず、2週間入院することになりました。
原因解明をするには泌尿器科のある病院に転院する必要もあるそうです。

どうなることか。
年も年ですから。

病院は私たちの元の家に近いところです。病院までの道すがら、美しく色づいた銀杏を懐かしく眺めました。

  
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またまた出張

2016-11-27 23:27:15 | 衣・職
出張報告を準備しています。
休み明けに提出しなければならないからです。
提出と言ってもメールなんですが。
前の会社はそんな細かい決まりは一切なく、ゆるゆるでした。
それはおそらく社長自身が面倒だったからでしょう。

さて、今回の出張とは…

縫製工場回りなのですが、
当初、金土2日間でそれも泊まりではなく行って帰ってまた行く予定でした。
しかし、私に関しては、ちょっとかわいそうやなという空気で初日だけとなりました。
2日とも神戸某所での集合時間が朝早く、帰りも遅くなるからです。
ところが、1日目の帰路、明日も行っとく?というノリで付き合う破目になりました。

1日目は鳥取方面です。
1件目は前の会社でもお世話になっていてひと月前に伺ったばかりです。
社名の変わった名刺を渡して来ました。
2件目は今の会社の主力工場で、初めましてのご挨拶です。
縫製工場と言えば、せせこましいイメージしか持ってなかった私には、予想外のゆったり加減に驚きました。
そしてもう1件。
鳥取ではなく、帰る途中の兵庫県です。
ここも1ヶ月前に伺ったのに、また新しい名刺を渡すことになりました。
縫製工場では中国人を中心とする外国人研修生に労働力を頼るところが大きいですが、
ここはカンボジア人さんがいらっしゃいました。

この日は場所によって雨が降ったり止んだり。
大山はきれいに見えましたが、
昼食をとろうと、グーグルマップでみつけた手打うどん屋さんでは、
窓からしとしと雨の日本海が見えました。

翌日も同じ時間同じ場所で集合。向かう先は四国です。
明石海峡大橋、鳴門大橋と渡りついで上陸。
ただし、目的地は宇和島です。西の端、向いは九州。遠かった…
特殊機器やCADも有する工場です。
社長はなんとも力の入らない話し方でしたが、
若い方が頑張っている様子、よいことです。
片道だけで6時間、私はただ乗っているだけでしたが、疲れました。
お土産にミカンとじゃこ天、どちらも正解でした。

この日、車の持ち主の上司は朝から変にハイテンションでした。
それは、走行距離が10万キロに達する予定だったからです。
99999キロを表示したのは帰りに一人目を降ろしたマンションの駐車場でした。
記念すべき10万キロはそこを出たところでした。
距離計を写真に撮って上機嫌の上司でした。コドモか!?










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お裁縫

2016-11-19 16:19:19 | 衣・職
ブックカバーを作りたいと娘が言い出しました。
紙製ではなく、布製でミシンで縫って。



生地を選んで買ってきました。
糸も合わせて買ってきたのは褒めてやりましょう。

作りたかったのは手帳のカバーだそうです。
大きさを図って簡単な型紙を作ってやりました。
裁断は自分でしてもらいます。



ミシンを出して、下糸を巻いてボビンをセット、上糸掛け順も教えました。
勝手にミシンを触られても困りますが、覚えてほしいところです。
真っ直ぐ縫うだけですが、それでも難しそうなところは手助けしました。
ミシンがややこしいことになっては困りますので。



とりあえず、使える代物には仕上がったみたいです。
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さらに思うところ

2016-11-14 22:33:35 | 衣・職
CAD搬入日のこと。
準備をしているさなか、社長から重要な話がありました。
立ち話でしたが。
それは、先方の現パタンナーの人はあと数か月で退社する予定であることでした。
その1、2週間前だったか、パタンナーさんにはちょっと事情があると聞いていました。
社長は内容を聞いていたようですが、私にはまだそれを言わないでほしいと条件付きで。
どんな事情かとあれこれ考えていたのですが、予想外の事情でした。

勝手なことですが、私は私で考えていたことがあります。
もしも、移った先の会社で不都合があったなら、
元々のパタンナーさんに仕事を引き継ぎをして私は辞めようと思っていたのです。
これまでのことを考えると、そうなる可能性は小さくないと思っていました。
しかし、私の希望は実現することはなくなったのです。

そして、私達2人は新しい会社に入社しました。
色々な場面でセキュリティを感じる会社だとわかりました。
入社まで社内を一切見せず、私達を客扱いした理由はそこだったのです。
様々な管理方法が張り巡らされた会社であるとも感じました。
ゆるゆるで15年間過ごしてきた私には居心地がよくありません。
仕事をする上で必要なことだとは理解していますが。

パタンナーさんはなぜ退職するのでしょう。
かなりのキャリアをお持ちの人なのは分かります。
ある日、始業時間になってもその人は会社に現れませんでした。
誰もが慌てる様子はありません。
不思議に思っているのは私だけのようでした。
昼休みに、少しお話しできるようになっていた人に尋ねてみました。
すると、
○○さんは、水曜日はお休みと決まっているんですよ。
そういう出だしで詳しい事情(また出た!)を話してくれましt。
パタンナーさんは、すでに60歳を過ぎ、一旦退職した後、再雇用されているのだと。
その雇用の条件で、週休が1日多いのだそうです。
会社とすれば、ベテランのパタンナーが辞めるのですから、
当然その仕事を引き継ぐ後任を募集しなければなりません。
そこへ、私達の話です。労せず、目的を叶えることができたわけです。

叶わないのは下っ端の思い、世の常です。

もし、隠されていた事情を私が事前に知ることができ、
また、早い時期に社内の環境を見ることができていたらどうだったでしょう。
この話には乗らなかったかもしれません。
それは先の見えない就活地獄への突入だったかもしれません。
私は会社の用意してくれた進路を自分のためだけに選択したつもりはありません。
長年続けてきた仕事にはたくさんの会社、人が関わっています。
その関係が悪くならないようにとも考えたのです。
しかし、今となってはどうしようもないことですが、
平社員がそこまで考えることもなかったわけです。
ごめんなさいと頭を下げて、一歩下がってもよかったのです。
私も営業もどちらも話に乗らなかった場合、
業務だけを引き継いでもらうために社長が出向するつもりだったと後になって聞きました。
それでよかったのではないかと思います。
そういうやり方をするなら、必要なフォローは惜しまなかったと思います。
パタンナーとして。
会社を終わらせた社長に安堵の笑みなどもたらすことはありませんでした。
社員として。

一言、恨みを言っておきたかったのです。

このブログには、1年前の投稿を知らせてくれる機能があります。
つまり、来年の昨日今日、この2編の投稿を読むことになるのです。
その時私は、どんな境遇なのでしょう。
笑っているのでしょうか。
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思うところ

2016-11-13 21:57:39 | 衣・職
会社を移って約2週間たちました。
「慣れましたか?」というような言葉をかけていただくこともあります。
私は正直なので、少しうつむき加減で中途半端な笑いでごまかすだけです。
なんとなく、気持ちが前向きにならないのです。
なんとなく、とは言いますが、自分では理由が分かっています。

それは、この就職話が持ち上がった頃に遡ります。

とんとん拍子と言いますが、追われるように話が進みすぎたのです。

私を受け入れる意向のある会社の存在を、前所属会社社長から聞きました。
その話に乗るか乗らないかは私が選択できます。
私はあくまで選択肢の一つとして拒否はしませんでした。
その気持ちを伝えると、1時間もしないうちに履歴書を書くように言われました。
ネットで見つけたというフォーマットがメールで届き、入力していきました。
スマホで取られた顔写真は後で見るとおばあさんのようでした。
ともかくそうやってでき上った履歴書が先方にメール送信され、
早くも翌日、面談に呼ばれました。当事者の営業と私、そして社長の3人で伺いました。

面談での中心的な話題は営業サイドのものでした。
それは仕方のないことです。業務をそのまま引き継いでもらうのですから。
営業担当者の力量がもっとも問われるところです。私はオマケ。
パタンナーの話になると、パターンの手書き作成ができるかとしきりに尋ねられました。
CADのない会社だったのです。
売り上げの大部分を占めるメンズ部隊はCADが導入されているとのこと。
私にはなんだか話が読めないまま終了し、帰路に就きました。
会社に帰り着く前に社長のスマホに連絡が入りました。
私達を採用したいので、条件などの確認のためにもう一度来てほしいというもの。
ずいぶん急な展開で、私達は午後からまた3人で訪問することになりました。
その時には、給与なども提示され、交通費まで計算済みでした。
仕事のやり方に多少不安はありましたが、ともかく私は就活から解放されたのです。

数日後、また呼び出されました。
前回不在だった営業部長との面談で、今度は社長抜きの当事者2人で出向きました。
目的が目的なのでわからないでもありませんが、やはりまた私はオマケでした。
しかし、私達にはもう内定が出ているのです。それなら…
その時までずっと会議室に通されていました。
そろそろ仕事をしているスペースを見せてもらえるのではないかと思っていたのですが、
残念ながらそのままエレベーター前で見送られました。
私は一緒に仕事をすることになる現パタンナーの人とご挨拶もしていないのです。
できれば実務の環境を見せてほしいくらいなのに。
帰社してすぐ、社長にもやもやをぶつけました。結果、
事前にパタンナーさんにお会いしたい気持ちを先方の責任者にお願いすることになりましたが、
持ち込むことになっていたCAD搬入日でよいのではないかという返事でした。
その時点では未定だった搬入日は、私達の入社日の前日となりました。
仕事上はその日が都合がよかったわけですが、もう「事前」の範疇ではありません。
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清水の舞台

2016-11-03 19:21:12 | 衣・職


退職に当たって、色々と手続きがあります。
公式な物から会社独自の非公式なものまで。

旅行積立というものがありました。
慰安旅行に行くときのための積立です。
それを使って実際旅行に行ったのは1回だけでした。
会社の状況が上向きになることはなく、
旅行に行く余裕がどんどんなくなって行ったからです。

過去に2度、積み立て分が返金されたことがありました。
そのうち1回は、ヴィトンの財布に替えました。

当然のことながら、また返金されました。
今までで最高額です。
さてどうしましょう。
また、ヴィトンのバッグかな?
でも、それにはお金を足さなくてはなりません。

そんな折、
通りかかった百貨店のディスプレイで魅力的なバッグを見つけました。
買おうと思ったわけではありませんが、
実物を見に行くのも悪くないかと思って、
エスカレーターを上がっていきました。

そこで待っていたのは、
最後に一つとなったそのバッグ。

う~ん…

使い込んだらいい感じになりそうです。
ディスプレイで見たのより使いやすそうな大きさのもあります。
何より、旅行積立でお釣りが来ます。

決めました。
15年のご褒美です。
大事に使いましょう。
何十年も。
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