十戒を守る理由
なぜ神様は、私たちに十戒を守るように言われたのでしょうか？ それは、その十戒が垣根となって私たちを悪の道から守るからです。十戒は、神様のご品性です。私たちの生きる指針です。ですから、私たちは、神様の戒めを守りたいという熱意を与えてくださるように祈る必要があります。毎日それをする必要があります。
「神の御子は、天父の戒めを守られた。そして、サタンが自分に有利に活用することができる罪が、彼の中にはなかった。これが、悩みの時を耐えぬく人々のうちになければならない状態なのである」とありますね。衝撃的な言葉ではないでしょうか？
ある人々は、この箇所の引用をする時、この最後の部分を飛ばすことがあります。なぜなら、好きではないからです。私も、牧師をしていたころ、この文章が好きではありませんでした。今は、大好きになりました。なぜなら、それが可能であることを信じているからなんです。
自分のうちにサタンが活用することが出来る罪がない状態、足場がない状態、それが悩みの時を耐え抜く人々が持っているべき状態でなければならないのです。
ヨハネ６章２７節
「朽ちる食物のためではなく、永遠の命に至る朽ちない食物のために働くがよい。これは人の子があなたがたに与えるものである。父なる神は、人の子にそれをゆだねられたのである」。（ ヨハネ6：27）
欽定訳聖書をみてみますと、この「ゆだねられた」の部分が「印された」という言葉になっています。イエス様は、印された人でした。私たちもこの経験をするなら、印されるのです。イエス様を模範として歩む人は、神様に印されるのです。皆さん、恐れないでください。キリストを信じる者は売買ができなくなるような（黙示録13：16、17参照）、そういった艱難を乗り越えて、私たちの不純物は全て精錬されるのです。そして、神様は、彼らを印されるのです。彼らの品性は、動じません。なぜなら真理に根付いているからです。ですから、動じないのです。真理が彼らをしっかりと固定するのです。どうか、失望しないでください。神様の恵みによって、それは実現可能なのです。神様が私たちを完成させ、獣の刻印という大きなテストを通過するものとしてくださいます。