昨日は3月1日、渓流釣りの解禁日でした。
7時頃には朝食を済ませ、その後連れ合いと1時間程散歩してから、おにぎりとスープジャーを持って一人で山へ出かけました。
私が住んでいる地域では10月1日から2月末日までの5ヵ月間禁漁になります。
山間の渓流で細々と命を繋いでいる渓流魚を守るため、産卵期にあたるこの時期に禁漁期間が定められているようです。
私が住んでいる地域の渓流には数は少ないですがヤマメがいます。
私がヤマメという渓流魚の存在を知ったのは今から15年くらい前です。
NHKの番組で、高山地帯の源流域に入り込み、山菜と渓流に棲むイワナやヤマメを食料にして沢登りを楽しむ人たちを取り上げていたのです。
調べてみると、九州にもヤマメはいることがわかりました。
釣具屋さんで仕掛けを揃え、2007年の夏に初めて自分の竿でヤマメを釣り上げました。
可愛いい可愛いいチビヤマメでした。
チビでもちゃんとパーマーク(体側に並ぶ小判型の黒斑)がついており、あまりの美しさに指先で撫でたほどです。
それから毎年、山に行き釣り竿を持って渓流を彷徨うようになりました。
最初の頃は大物を釣り上げることに夢中になっていました。
ヤマメも25cm程度になると手応えが違ってきます。
竿先が大きくしなり、釣糸からヤマメの必死の抵抗が伝わってきてドキドキしてしまいます。
最近は自然の中に自分の身を置き、あたかも自分自身がまわりの自然と一体化してしまったような感覚を覚えることに幸福感を感じるようになりました。
1尾も釣れなくても、冷たい渓流に足を踏み入れ一歩一歩渓を遡ること自体が、私にとってのリフレッシュ(再生)なのです。
『ところで昨日はどうだったかって?』
「5ヵ月振りにしっかりリフレッシュできましたよ!」