“キンカン” と “椿” の苗木を手に入れ、我が家に戻り着いたのは既に6時近くになっていました。
その日は苗木に水をやって、庭に植えるのは次の日やる事にしました。
翌日、天気予報では昼前には雨が降り出すと伝えていたので、いつもより早目に散歩を済ませ苗木の移植を始めました。
連れ合いが、
「黄色い実がなるキンカンは西側に植えるといいよ」
と、アドバイスがありました。
どうも “西側に黄色を置くとお金が貯まる” とか…???
『異議なし!』です。
西側に “キンカン” 、南側に “椿” に決まりました。
小雨の降りはじめた中、無事、植え終わりました。
植え終わると同時にヒヨドリが南側の垣根にとまり、 “キンカン” をじっと見ています。
『ヒヨドリに荒らされてたまるものか!』
ヒヨドリには以前、白菜やミズナをやられています。
すぐにヒヨドリを追払い、苗木の周りに囲いをする事にしました。
強くなる雨の中、苗木より丈の高い支柱を4本立て、臨時に大きなビニール袋を裂いて外側からグルッと囲みました。
ビニールの長さが少し足りず、隙間ができましたが、
『雨の中飛んでくる事はないだろう』
と、ヒヨドリを甘くみたのが間違いの元でした。
その日は一日中雨が降っており、午後からは先日行き損ねた登山用品店に出かけたのでした。
何とその間に、黄色く色づいていた6個中3個のキンカンが食い千切られてしまったのでした。
何とか3個の実は残っていたので、2個摘み取って私と連れ合いで食べました。
あとの1個はキンカン好きの孫用に残しておきました。
ところが、その孫用のキンカンもまた翌朝には姿を消していて、我が家の “西側の黄色” は綺麗サッパリと消えて無くなりましたとさ… 。
<お・し・まい!>
まだ青い実は幾つか着いていたので、今は防鳥ネットをしっかりと掛けています。
ヒヨドリが垣根の上からネットの掛かっているキンカンの苗木を恨めしそうに睨んで、それから「ギャー」と鳴いて飛び去りました。
裏の “枇杷” にも早いとこ掛けておこう!