詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

日々に寄せて

2011年08月18日 13時29分54秒 | Weblog

                  今日の幸せを明日に繋げ、日々に笑顔を忘れず、

                  一度きりの大切な人生の1ページを、自分らしく、

                   綴っていければいいなぁと思います。

 

     《 平成6年の応募作品より 》      『 高齢化社会を迎えて 』

 都会の片隅に残された一つの”幸せ”が、子供と老人の年齢を越えた触れ合いとなって温め

られている姿に、失いかけていた大切なものを、再び私の心に呼び戻す事ができました。

 大阪市立日本橋小学校の全校生徒は、地域の老人達と文通をしている。入学と同時に担任

の先生から文通をする相手を決められ、卒業する迄の六年間手紙を書いて交流を深め、日々

の殺風景なお年寄りの生活が、少しでも潤いと楽しみのある生活になるようにと願って続けら

れている。このユニークな出会いをセッティングした学校の教育方針と、校長先生を始めとする

各先生方の熱い心遣いに、真の教育の最も大切な原点を感じる事が出来ました。

 ある一人のおじいさんが、文通相手の少年を、自分の親友を呼ぶ時の様に、”呼び捨て”にし

て話しているのをみて、一回きりでなく長い期間をかけてどんどん深めていった ≪人間同士

の絆≫ の本物さを、すごく感じました。

 又、ある一人暮らしのおばあさんの、初めて見知らぬ少年から手紙を受け取った当初のため

らいが、回を重ねる便りにだんだん気持ちが和らぎ、少年が本当の孫だと思えるぐらい、気持

ちが素直に変化していった様子に、人と人との真心は自然に育まれ、一つに和合するものだと

思いました。そしてその少年との触れ合いによって、おばあさんが丹精込めて咲かせた綺麗な

花を手に、時々学校を訪ねる様になりました。おばあさんの唯一の「生きがい」である「花作り」

が、小学校の教室を明るく彩る素敵な『生きがい』に変わりました。 少年の卒業式の日には、

花束を持ったおばあさんの目に、感激の涙が溢れていました・・・。

 又、ある病気勝ちのおじいさんは、秋の運動会に文通相手の少女から招待を受け、自分

が本当に久しぶりに大きな声をあげ、声援を送る相手がいた事に、胸が熱くなったそうです。

 自分の家にお祖父さんやお祖母さんがいない子供達は、この文通によってお年寄りとの触

れ合いを持ち、幅広い人間関係を結べました。また孫と同居しているお祖父さんやお祖母さん

は、孫が知り合ったお年寄り達と友人になれました。

 一つの小さな輪が空回りする事無く、二つ、三つに広がり、”新しい輪と和”が芽を出し素敵な

花がいっぱい咲きました。

 画一的な生き方しか出来にくい老人達に、”夢を与える喜び”を知った子供達は、お金では買

えない大切な経験をいろいろ積む事が出来ました。

四人に一人が高齢者となる二十一世紀、自分の老後を重ねて、何が大切かという事が、

このテレビからおぼろげながら見えた気がします。

・・・・・誰からも嫌われないように素直に多くの人と接し、いつも前向きに自分を磨き、子供の

笑顔に自分の笑顔を重ねられる気持ちを持つ事を!・・・・・ 

私の二十一世紀に明るい希望が見えてきました。

                        (NHKスペシャル 「配達された幸せ」を視聴して)

私の昔の作品を今読み返し、今の暮らしを見つめてみました。

 

                <8月に思う 句>

      【冠 句】    佳き余生 笑顔と笑顔持ち寄って

      【冠 句】    精一杯 こころを繋ぐ義援金

      《川 柳》    友だちも生きる支えのたからもの

      [俳 句]    藍浴衣娘と妻を重ねけり

 

                  (拡大して下さい)

                (ポパイさんの写真に心が癒されます)

 

 

 

           <8月19日>   心から喜び楽しんで事に当たろう

            <8月20日>   苦難こそ人間修業の道場   

           <8月21日>   大志を抱く者は小さな事もゆるがせにせず 

           <8月22日>   他人を見ること我が身を見る如く

            <8月23日>   心次第で楽も苦となり、苦も楽となる

           <8月24日>   平凡なる食事に真味あり 

            <8月25日>   眼の美しき者は心も美し

           <8月26日>   誠実でつきあえる友を得よう 

           <8月27日>   人の心によって物も心となる 

           <8月28日>   焦らず争わず退一歩すれば広大な世界が開ける 

 

      今日もいい言葉に出会えました。お立ち寄り頂きありがとうございます。

                                              

                                                     

コメント (11)
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