春休みですね。 卒業式を終えた孫たちが朝から此方へやって来ます。
可愛い赤ちゃんの頃からずっと一緒に過ごし、それぞれ個性を発揮しながら成長する姿を
眩しく見守って来ましたが、今は3人共、私の背丈を追い越しました。
顔中”にきび”が一杯の中の子は、すっかり声変わりもして、上から目線の会話に主人と苦笑、
暗い所が苦手な、ちょっと男の子として心配な部分もありますが、周りの人にそっと気配りが
出来る優しい性格に、上手に育ててくれたお嫁さんに、感謝しています。
下の子は負けず嫌いな性格で、少し背伸びをしているかの様に見えますが、ふとした仕種に
まだまだ幼さを残し、祖母としてはそれが嬉しくて、、、反面、殆ど手が掛からなくなった事には
ちょっと寂しい様な、複雑な気持ちがします。
老いを深め、あちこち弱りを感じる年齢になりましたが、いつも孫たちから元気を貰いながら、
人生を日々満たし、健康長寿を維持できればいいなぁと思います。
先日訪ねた病院の母は、見た目も弱り、生気が無く、表情も虚ろでした。
以前の様に、「迎えに来たのと違うなら帰れ!」と、大声で騒ぎ、怒る事もなくなりました。
老人車で院内を歩いていましたが、転倒したことが切っ掛けで、今は車椅子になりました。
トイレも介助が必要で、だんだん難しくなっています。
持参した好物も、うまく口に持っていけず、ボロボロこぼしながら食べていました。
大好きだったコーヒーゼリーは食べなくて、職員の方が一応預かってくれましたが、、、
そういったことも母には判らず、職員の方によって、対応が違うので、難しいです。
ぼーとした目で私達を見る母、帰る時には手を振っていたのが、それも無くなりました。
母の顔を見に行くだけですが、胸の中はどんよりして、重い足を引きずって帰宅しました。
体調は良くなってきましたが、、、もう少し元気が出ない状態で、生活のペースを落とし
のんびり過ごしています。
結社の大きな3月末の句会・投句も、今回は残念ですが、休みました。
所属支部の句誌が届いています。
丁度高熱を出し寝込んでいる時に届いた句誌でしたが、嬉しい講評に励まされました。
本音知る 遠のく背が寒々と
(講評) もう永久の別れかも知れない人の去り行く背を
見つめられた。こちらの心の寒と同じように寒々
しく思える背である。
凍て星よ 救えなかったあの命
本音知る 泳ぐ視線は交わらぬ
凍て星よ 満身を籠め遺志を継ぐ
渦の中 若人の声頼もしく
人走る 向かい風とて負けぬ道
渦の中 出直す出口きっとある
読み深む 一句一句に心寄せ
闇深く 強引法案許すまじ
(連冠句)
潜むエゴ
冷たき手 見て見ぬ振りをする狡さ
冷たき手 夜叉の心を隠し持つ
白々し 繕う言葉見え見え見えに
(今回の掲載句です)
来月からのギター講座、今までとは受講内容も変わる為、不安も少しありますが、
無理の無い範囲で、進めればと思っています。
仲間が一緒だから、今まで挫折せず、頑張れている私! こつこつ練習に励み、
大好きな曲を、いつかソロで弾けるように、夢見ています♪
皆様、いつも有難うございます。