詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

揺らぐ本音も

2016年03月24日 12時06分44秒 | Weblog

春休みですね。 卒業式を終えた孫たちが朝から此方へやって来ます。

可愛い赤ちゃんの頃からずっと一緒に過ごし、それぞれ個性を発揮しながら成長する姿を

眩しく見守って来ましたが、今は3人共、私の背丈を追い越しました。

 

顔中”にきび”が一杯の中の子は、すっかり声変わりもして、上から目線の会話に主人と苦笑、

暗い所が苦手な、ちょっと男の子として心配な部分もありますが、周りの人にそっと気配りが

出来る優しい性格に、上手に育ててくれたお嫁さんに、感謝しています。

 

下の子は負けず嫌いな性格で、少し背伸びをしているかの様に見えますが、ふとした仕種に

まだまだ幼さを残し、祖母としてはそれが嬉しくて、、、反面、殆ど手が掛からなくなった事には

ちょっと寂しい様な、複雑な気持ちがします。

 

老いを深め、あちこち弱りを感じる年齢になりましたが、いつも孫たちから元気を貰いながら、

人生を日々満たし、健康長寿を維持できればいいなぁと思います。 

 

先日訪ねた病院の母は、見た目も弱り、生気が無く、表情も虚ろでした。 

以前の様に、「迎えに来たのと違うなら帰れ!」と、大声で騒ぎ、怒る事もなくなりました。

老人車で院内を歩いていましたが、転倒したことが切っ掛けで、今は車椅子になりました。

トイレも介助が必要で、だんだん難しくなっています。

持参した好物も、うまく口に持っていけず、ボロボロこぼしながら食べていました。

大好きだったコーヒーゼリーは食べなくて、職員の方が一応預かってくれましたが、、、

そういったことも母には判らず、職員の方によって、対応が違うので、難しいです。

ぼーとした目で私達を見る母、帰る時には手を振っていたのが、それも無くなりました。

母の顔を見に行くだけですが、胸の中はどんよりして、重い足を引きずって帰宅しました。

 

体調は良くなってきましたが、、、もう少し元気が出ない状態で、生活のペースを落とし

のんびり過ごしています。 

結社の大きな3月末の句会・投句も、今回は残念ですが、休みました。

 

所属支部の句誌が届いています。 

丁度高熱を出し寝込んでいる時に届いた句誌でしたが、嬉しい講評に励まされました。

 

              本音知る 遠のく背が寒々と

                   (講評) もう永久の別れかも知れない人の去り行く背を

                         見つめられた。こちらの心の寒と同じように寒々

                         しく思える背である。

               凍て星よ 救えなかったあの命

            本音知る 泳ぐ視線は交わらぬ

            凍て星よ 満身を籠め遺志を継ぐ

            渦の中 若人の声頼もしく

            人走る 向かい風とて負けぬ道

            渦の中 出直す出口きっとある

            読み深む 一句一句に心寄せ

            闇深く 強引法案許すまじ

 

              (連冠句)

                    潜むエゴ

              冷たき手 見て見ぬ振りをする狡さ

              冷たき手 夜叉の心を隠し持つ

                 白々し 繕う言葉見え見え見えに

 

                                       (今回の掲載句です)

 

 

 来月からのギター講座、今までとは受講内容も変わる為、不安も少しありますが、

 無理の無い範囲で、進めればと思っています。 

 仲間が一緒だから、今まで挫折せず、頑張れている私!  こつこつ練習に励み、

 大好きな曲を、いつかソロで弾けるように、夢見ています♪

 

 

                  

 

                  皆様、いつも有難うございます。

        


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光る気脈に ☆

2016年03月19日 12時01分53秒 | Weblog

漸く体調が戻ってきましたが、今は体力の過信をしないで、ぼちぼち過ごしています。

コーラスの練習に行きましたが、時々声も掠れ、お腹から声を出すのは、疲れました。

ギターも疲れが残らない程度に、ぼつぼつ復讐や予習に向き合っていますが、こちらの方も

休憩を取りながらの練習にセーブしています。 

また炎症が逆戻りしない様に決して無理をしないで、健康に自信を持てるように、温かい

春の日が来るのを待っています。

孫たちも夫々卒業式を終えました。 生徒会活動を一生懸命頑張ってきた上の孫は、

式辞の中で感極まって大泣きしたらしく、息子夫婦たちも胸が一杯になった様子に、

私達も、胸が熱くなりました。 

下の孫は、帰宅後スーツ姿で此方へ直行!晴れやかな笑顔のスナップ写真が撮れました。

この子は、緊張感で膨らむ涙をぐっと堪えて、、、同じ兄弟ながら性格が違います。

すくすく真っ直ぐ育っている3人の孫、4月の入学式、始業式に大きな夢を馳せています。

ささやかですが、家族の幸せに感謝して、お赤飯を炊き、ケーキでお祝いしました。 

明日は、母の病院に行ってきます。 (好物のコーヒーゼリー、ナッツケーキを準備して)

ちぐはぐな会話に、重い気持ちを引き摺って帰宅するのかな? いい日でありますように・・・

 

 

                       気脈を感じます

 

届いている結社の冠句誌、嬉しい講評もありました。 また頑張れるかな~と思えます!

 

              鳴く鴎 どんどん翳る里景色

           鳴く鴎 戻れぬ故郷晩照に

           募る思慕 今日も見つめてくれる星

                (講評) 実際には見つめているのはこちら側だが、思いに

                     ふけって見つめる星が語りかけてくれる気にもなるもの。

                     一つ輝く金星などはそんな気にさせてくれる。

              募る思慕 帰郷誘う鳥の声

           麗らかに ま白き障子春陽透く

              閉じる幕 献体に赴く亡友眩し

           閉じる幕 哀しき儀式茶碗割

           こぶし咲く 光る気脈は挫折から

                (講評) 葉に先立って、握りこぶしを思わせる蕾をつけた

                      早春の花は雨、風、忍ぶ挫折の道から這い上がる、

                      強い心と精神力に立ち向かう、血の通う人間の性根を

                      据える、心意気に一筋の光を見い出す。

                      作者の感銘の心に拍手を送りたい。

             

             『 初春冠句事始式 』 

              海嘯す 生きろ生きよと神の声

           小さな手 マシュマロみたいな孫を愛で

           声集う 素通り出来ぬ七十年

           声集う 団塊世代さあ始動

                   (嬉しい位置の賞も得て、今年の良きスタートになりました)

   

 

 

                            

                  花から、元気な声が聞こえてきます。    

 

                  今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます・・・


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大変でした。

2016年03月10日 13時19分48秒 | Weblog

楽しみにしていた「発表会」でしたが、思い掛けず体調を崩し、やむなく欠席しました。

健康管理をきちんとやっているつもりでしたが、どこかに油断があったと反省しています。

かなり厳しかった肺炎の症状も漸く治まりましたが、ガクンと落ちた体力を戻すのに、

今少しの養生がいるかと思います。

結社、支部から句誌が届いていますが、また元気になってから更新したいと思います。

病んで臥している時の歯がゆい気持ちを、和らげてくれる友人達からの温かいエールは

何よりの回復の特効薬でした。 

大好きなギターをいつまでも楽しく弾けるよう、今は無理をしないでゆっくり過ごしています。

日々、多くの皆様方に閲覧していただき、本当に嬉しく、感謝の気持ちで一杯です。

 

       ~~~~~いつもありがとうございます~~~~~~

 

   一日も早く元気を取り戻して、また色々なことに前向きに頑張りたいと思っています。 

コメント (2)
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