佳き日を しみじみと・・・
振り返れば、長い道程だったかもしれません。
色々な山、坂、谷、茨道があり、一つ一つ主人と乗り越えてきました。
25日、寿齢を祝う記念日に、ささやかですが、二人で囲んだお膳にほろ酔い、
連れ添った年月に感謝する中で、日々の小さな幸せを忘れず、
これからも仲良く労わりながら、生きて行きたいなぁと思います。
思えば、、、
沢山、つまらない喧嘩を繰り返し、行き違いや葛藤もあったけれど、、、
義父母を、静かに送りました。 (嫁いだ若き日に残す悔いが、今も残ります)
分かり合えなかった苦い思い出も色々あったけれど、、、
義弟・妹たちとの、突然の別れに泣いた日もあり、明日の命は問えないことを
思い知りました。
今、過ぎ去ったそれらの日々が、心の中に淀みなく流れてきます。
そして、、、昨日、姉たちと母の施設へ行ってきました。
会話は無理でした。 ただ寝ているだけの母ですが、職員の方にお聞きすると
粉砕食を食べさせて貰っているのですが、食欲もあり、嫌いなものはちゃんと
拒否するらしく、苦笑されてました。 98歳の誕生日をお祝いして貰った写真が
部屋に飾られていましたが、多分、母には判っていないと思います。
生かされている命の意味を、母を見ると考えさせられますが、
優しい職員の皆様に一杯感謝をし、母のことをお願いして帰りました。
無表情な母の耳元に 「又、来るね」 と、声を掛けて・・・
山彼方 生きる標を指す稜線
背なに影 出せぬ答えを引き摺って
( 今、母のことを思えば、、、 )
思い彫る 蒼きあの日が今も生き
生きる道 迷った舵も二人して
今を生き 笑顔の似合う齢重ね
( 夫婦の道程を思えば、、、 )
みなさま、いつもありがとうございます。
控えている本番に向き合い、頑張って過ごしています。
良い日になることを祈って・・・