『高野山 開創 1200年』のご開帳に、11~12日、行ってきました。
初めて泊まる「宿坊」の厳粛な空気、金堂での特別開帳、霊界漂う幽玄の世界の奥之院、、、
「弘法大師の辿った道」を、厳粛な思いで、足を踏み入れてきました。
別格本山の普賢院、美しく改修された本堂に目を瞠り、祈りのこころ、こころの寛ぎを感じ、
今回の記念事業に携わった職人達の想いを察しながら、復元された光景に感動し、お参り
してました。娘の描いた壁画にも、親としてとても感慨深いものがありました。
根本道場の大伽藍の荘厳さ、奥之院にずらーと並ぶ苔むしたお地蔵様や数え切れないお墓、
霊界の凄い世界に、暫し立ち竦みました。
一部ですが、高野山の写真を並べます。
普賢院 芭蕉堂
奥之院 大伽藍 壁画 天井画
柱画
一緒に行った姉夫婦との久しぶりの旅行、娘や主人と一緒に一杯話が弾みました。
宿坊での「精進料理」一品一品に深い味がして、高野山名物の「ゴマ豆腐」も絶品でした。
心に深く残る 素敵な ”旅” でした。
楽しみにしていた、冠句支部の句誌が届きました。
石蹴って この道逃げず諦めず
( 講評 ) この句は強い意思表示の句、この道を歩き出したから
にはという決意は結構だが、転んだ場合の怪我は大きい
ので、たまにはそのへんのベンチで休んで頂きたい。
今日の幸 温い助言をしみじみと
石蹴って も一度信念立て直す
あどけなし 手柄に尾振る救助犬
名も知らず ネット社会に潜む翳
手を合わす その日その日をあたたかく
穹蒼く 子らに戦禍のなき未来
芽吹く夢 怯まず一歩踏み出そう
<連冠句>
儘ならず
愚痴となる 想定外に病む余生
愚痴となる 小さな段差に躓いて
うら淋し 年齢少し鯖読めど
儘ならぬ
愚痴となる 病みし母には逆らえず
愚痴となる 気休めだけの衝動買い
言い聞かす なんとかなるさ風任せ
今回も、暮らしの中から生まれた冠句です。師から頂いた講評に、素直に納得です。
日々色々な事に追われて、中々ゆっくり創作に向かう時間が取れない歯がゆさが
ありますが、一日一日を大事にして過ごしたいと思います。
今日もお立ち寄りくださり有難うございます。