詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

夏の思い出

2010年08月29日 10時48分11秒 | Weblog

それぞれに 彩る影を そっと抱き

    過ぎし日の 夏のひと日を 振り返る

                           


      [短 歌] 陽が落ちし町に不安をかきたてて団地に止まる救急車は

      『俳 句』 原色の花火描けり子の日記

      【冠 句】 炎える昼 七人の敵擦れ違う

      【冠 句】 楽天家 苦い喧嘩もシャボン玉

      【冠 句】 更ける夜 一途な愛も重い日も

      【冠 句】 追い続け 蝶になりたい恋心

      【冠 句】 娘達 母の手縫いの藍浴衣




立秋とは暦の上ばかりで、記録的な厳しい暑さが続いています。

今、夏休み中の孫達を毎日預かっていますが、子供達の元気パワーは途切れる事無く

朝から喧騒の世界となっています。主人との静かな二人暮らしに慣れている為、中々

この空気に心身が付いていかなくて、疲れも少し出てきていますが・・・

9月1日の始業式迄あと少し、頑張って私の役目を無事果たしたいと思っています。

色々な夏のひと日を懐かしみ、振り返ってみました。


                 


     

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陽に歌う

2010年08月18日 23時33分14秒 | Weblog


              陽の中に 誇る校歌を 響かせて

                   真っ青な 空を見上げて 笑む瞳


     【冠 句】  背に負い アンカー燃える水しぶき

     【冠 句】  反射光 刺激受け合う好敵手

     【冠 句】  陽に歌う 球児悔いなく燃え尽きて

     【冠 句】  街歩む 錦を飾るユニホーム

     【冠 句】  鴎翔つ 溜息捨てて再挑戦

     【冠 句】  若い頃 真青な空を独り占め




”夏の甲子園”で、毎日キラキラ輝く球児たちの爽やかなプレーに、<同じ元気>を一杯貰っています。

涙のドラマもあり、実況アナウンサーの絶叫もあり、それぞれの青春を惜しみなく謳歌している選手達の姿に

惜しみない拍手を一杯送って、心を熱くしています。

陽に煌めく水しぶき、青い空を見上げるどの子の輝く瞳には、<生きる喜び>が満ち溢れているように思います・・・


               



   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   高い峠、低い峠、荒れた峠、のんびりした峠、さまざまの起伏の中に、
   さまざまの人生が織りこまれて、それで一筋の歩みのあとがついてゆく。
  
   時には雨に降られ、風に吹かれ、難渋の重い足を引きずらねばならぬこともあろうが、
   又思わぬ暖かい日射しに、チチと鳴く小鳥の声をなつかしむこともあろう。

   それでも元気で懸命に、越えられるだけの峠を越え、歩めるだけの旅路を歩みたい。

   若葉の峠に、また新しい意欲をおぼえるのである。

                        松下幸之助氏 <道をひらく> より
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蝉時雨

2010年08月06日 17時39分58秒 | Weblog


                それぞれに 心のいろを 深くして

                     想い出の ひとつひとつに 手向く花


      【冠 句】  湖に聴く 抱けぬ亡骸待ち続け

      【冠 句】  列の中 逆縁に哭く喪主の席

      【冠 句】  蝉時雨 枯れし供花に詫ぶ墓参

      【冠 句】  墓洗う ひとり会話に苦笑して

      【冠 句】  昼餉闑け 老僧の説深く享く



昨日は義父母の「お墓参り」に行って来ました。

在りし日を振り返り、僧侶のお念仏の言葉からも、偲ぶこと、生きる事の意味を深く

感じる事が出来ました。

幼い孫達も小さな数珠を掌に、見よう見まねでお焼香をして、人としての大切な一日を

それぞれに感じてくれた事と思います。

思いがけぬ事故や災害、病から大切な人との別れがあって、様々な喪主の席に辛い哀しみ

や、整理の付かない気持ちを持ち、座して折られる姿を何度か見てきました。

その重い苦を老僧の説法により、少しずつ和らげる事が出来るように思います・・・



                  


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       <声かけてやりたい>        野村尚志

       心のままに 心のままに ただ 心のままに

       心のままの心なら 心のままの心に出会えて 心はとけて

       流れる涙 こぼれる笑顔
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