詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

明日の灯

2015年01月30日 13時23分45秒 | Weblog

インフルエンザで孫の学校が学級閉鎖となりましたが、やっと今日から通学出来ました。

朝から冷たい雨が降り、午後から雪に変わるかもと思う寒さに、夕食の「おでん」をコトコトと

煮込んでいます。 部屋に温かい匂いが満ち、こんな事からも平凡な幸せを感じます。

所属結社・支部の句誌が届きました。

他の支部句誌に続き、こちらでも今回選者を務めました。

それぞれの支部に、句風というか句の彩りが現われていることを、違った視線で感じます。

 

              祈る朝 柏手み空に冴え響く

                 (講評) 元旦でなくても澄んだ空に響くその音は神域ならでは

                       こと。柏手は拍手と誤記したとか読み違えたとかが

                       たいていの辞書の説明だが、そうではないという説もある

                       みたいである。

             一直線 甘い誘惑動ぜずに

             祈る朝 一年の幸天崇め

             ほろと酔う 健康長寿を湛えあい

             雪化粧 さ庭に眩し姫椿

             小雪舞う 去りゆく背に断つ未練

             大地蹴る 始点この地に今一度

          

              ( 連冠句 )

                 時満たす 

            夜の贅 無心になりて読む句集

            夜の贅 鏤む星に心満つ

              詩に寄せ 溢る想いの文字光る

 

                 キラキラと

            明日の灯 見上げる星に励まさる

            明日の灯 寄り添いくれし友の笑み

              元気湧く 明日への道が見えてくる

                                        (私の今回の冠句です)    

 

  春の空、夏の空 、秋の空、冬の空、それぞれに趣が変わり、心に映す色も違ってきます。

  哀しい思い、 辛い思い、 悔しい思い、 苦しい思い、、、  重くのしかかる空になって・・・

  嬉しい思い、優しい思い、愉しい思い、翔る思い、、、    澄んだ空に真っ白な綿雲が・・・

 

  喜怒哀楽をかもす人生に、行きつ戻りつしながらも、、、一日の歩みを感じながら、、、

  私らしく過ごして いきたいなぁと思います。 

  日々頑張って練習している大好きなギター、中々越えられない高い壁がありますが、

  良き師に巡り合え、一歩ずつ自分の力として、深みのある音に鳴っていく様な気がします。 

  コーラスも今年の練習曲になり、また気持ち新たに楽しく歌っています。

  時の歌・2曲  「麦の唄」 「Let it Go~ ありのままで」 3部合唱ならでわの面白さも

  あり、先生から 「皆さんの声が若いですね」と、嬉しい言葉も聞きました。

  どのように仕上がるのかが今から楽しみです。 気持ちは何時までも”若さ”を失わず

  手元にある生きがいの趣味それぞれを、大事にしていこうと思います。

 

 

                     

              今日もお立ち寄りいただき、有難うございます。

 

 

              


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胸に秘め

2015年01月20日 10時58分57秒 | Weblog

今年の冬は、寒さが厳しいように思いますが、皆様方、お元気でお過ごしでしょうか。

家の孫も、昨日からインフルエンザに罹り、高熱を出し休んでいます・・・ 

以前のように風邪で1週間も寝込む事も無く、日々のウォーキング効果がきっとあると思う

私は、毎日大好きな趣味に夢を追いかけながら、元気に過ごしています。

 

今回、選者を務めました支部の「新春句会」誌が、届きました。

初春への思いを夫々に詠みこみました。今年も創作意欲が落ちないように感性を研き

腰痛になんか負けないで、頑張っていこうと思います。

 

              道遥か 仁愛の心蒼りゅうに

              道遥か 今日の一歩に力溜め

              平らなる 乱す文字なく日記閉ず

              時は今 翼広げて堂々と

              胸に秘め ほのかに灯す自負ひとつ

              人恋し 名残の月に心ゆれ

 

                         

 

  七草粥、小豆粥も作り、鏡餅を下げて御善哉も作りました。

  日本の古来からの習わしを大事にしながら、一日一日を悔いなく満たせればと思います。

  母の所へ行ってきました。顔の表情がなく、、、こんなに近くにいながら手の届かない所に

  います。 妹が持参したカステラを「美味しい美味しい「と喜んで食べた後、両手を合わせ

  お礼を言っていますが、自分の娘だと判っているのかいないのか? そんな気がします。

  切ない思いで帰宅しました。

 

             今日もお立ち寄りいただき有難うございます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の音

2015年01月05日 11時31分33秒 | Weblog

皆様夫々に、佳き新年をお迎えになられた事と思います。

庭の木々も美しく雪化粧し、銀色に光る朝の景色を見て、心があらわれるように思いました。

昨日は、所属結社の『初春冠句事始式』に出席して、主幹、副主幹、先生方、そして多くの

句友と楽しく過ごしてきました。

京都にも雪がかなり降り、雪道をへっぴり腰で歩き、会場のお寺に向かいました。

厳かな雰囲気の中、各冠題の披講が続き、名前が呼ばれるのを期待して、、、

ドキドキしながら待つ時間に緊張が走ります。

間に京料理のお弁当を頂き、久しぶりの再会に話が弾みました。

雪のため、今年は出席者が少なく残念に思いましたが、和やかな良い句会でした。

成績はあまり光らなかったですが、また後日「句誌」が届いてから、並べたいと思います。

今日は、足腰に疲れが残り、椅子が無い句会は年々かなり厳しさを感じるようになって、

高齢の皆さんも足を崩して座られ、私と同じように感じておられるかと思いました。

 

さて、所属結社の1月号が届いています。 

新年を迎えるに当たっての気持ちを詠んだ冠句です。

 

             心熟れ 一点突破春そこに

                 (講評) 何か目標を立ててのことだろう。あくまで通過点に

                       過ぎないその一点ではあるが、達成感もあるというもの。

             心熟れ 漲る力迸る

             賢者の眼 世の風変える慈悲を帯び

             賢者の眼 光抱き寄せ開く扉

             本の嵩 懐深く生きた亡父

             初詣 爽やかに鳴る心の音

             今日二人 男の友情枯渇せず

             時満ちる あの日の一歩に今日の自負

 

      

                      

 

 

    本年も、心の音が響く「冠句」を沢山、生み出せればいいなぁと願っています。

    感性を磨き、視野をどんどん広げて、大好きな趣味を愉しみたいと思います。

    今年もどうぞ宜しくお願いいたします。 お立ち寄りいただき有難うございます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする