詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

始まる日

2008年08月31日 14時27分30秒 | Weblog
  何となく 空しくなって 落ち込む日に  

      何となく そっと開いた アルバムに 

          会いたい人 あの日の思い出 ここにある 


   【短 歌】 ボランティア始めし友はむつき試しその身を思ひ介護に行くと言ふ

   【俳 句】 瀧の音惑ふものみな断ち切りて

   【冠 句】 設計図 挫折をバネに始発駅

   【俳 句】 白き歯の眩しき秋の新学期    


            それぞれに 明日の夢が 見えてきて

               もう一度 燃え直したいから 一歩ふむ



         

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 待つ

2008年08月28日 11時14分20秒 | Weblog
  愛しき人を 今日もまた

      切なく佇む 駅の片隅        

          きっと 会えると 信じ待つ    


    【冠 句】  寄せる波 真実の愛試されて

    【冠 句】  駅で待つ 恋の燻り消せなくて

    【冠 句】  人を待つ 花のエプロンよく似合う

    【冠 句】  時を待つ 笑窪の似合うお洒落して


             待つことに 心が揺れて 泣いた日も 

                  耐えて 知った 真実の愛   


              
           
                   
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 亡 父

2008年08月25日 12時08分19秒 | Weblog
  誰ひとり 看取ることなく 突然に  

      父の 死への旅だち 聞いた朝 

         庭に咲いた 黄の花を 独り寂しく摘みました 


    【俳 句】  嫁ぐ朝父と入る傘時雨たり

    【冠 句】  いいそびれ 嫁ぐ日父の涙みて

    【冠 句】  夜おぼろ 昏睡の父いつ目覚む

    【冠 句】  いま一度 命日に挿す手向け花
             

          あらから40年~ 空から孫の顔がみえますか?


        

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 老う母に

2008年08月22日 11時56分23秒 | Weblog

在りし日の 父の姿を だんだんと  

    何処かに 寂しく 置きわすれ  

        母は 亡父を 追うだけか・・・   


    【川 柳】 背の苦労笑い話で済ます母
    
    【冠 句】 ふと淋し 母の背中がはかなくて  

    【俳 句】 秋茄子や糠漬の紺母遠し

    【冠 句】 あたたかく 無人野菜に里想う


           小さくなった母の背に 「お母さん」と呼んでみる。


            

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 不安

2008年08月19日 11時45分20秒 | Weblog
 ひたすらに 働き続けて 定年を迎え     

    第二の人生を 今 静かに思う時、、、

        小さな不安も 迷うことも 少し心に 揺れてくる 



  【短 歌】 夜の静寂に不意に救急車の音ひびき犬の吠ゆればすべもなくなり 

  【俳 句】 あかね空家族を探す蜻蛉かな   

  【冠 句】 窓静か 定年の午後ぽっかりと

  【冠 句】 男の背 団塊世代の葛藤見る 


        ~ 見果てぬ夢の扉を そっと押す時に 家族の愛が支えてる 


     
               

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 お盆

2008年08月16日 14時41分08秒 | Weblog
 不意の別れに泣いた人      

    それぞれの心に思い出を 一杯残して逝った人 

       四季の花々の移ろいに 少しずつ淋しい心が癒される 


   【短 歌】 幼子はわれに倣ひて数珠を持ち経の終われば頭を下げぬ

   【冠 句】 送り火に 母性の疼き尽きるまで

   【冠 句】 残光す 絶えることない墓の花

   【俳 句】 母に似し軍服の叔父終戦日  


            あなたの残した温みを いつまでも私の心に~


             

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爽快

2008年08月13日 11時43分43秒 | Weblog
 人間関係の凸凹の壁に当たって、、、砕けて、、、傷ついて 

      少し時間をおけば・・・本当の自分が見えてくる  


   【冠 句】  缶ビール 払拭したい嫉妬心  

   【冠 句】  水澄める わだかまり溶けソーダー水

   【川 柳】  仕事終え ちらつく冷えた缶ビール  

   【冠 句】  酒うまし 息子と釣り果弾む夜     


          いつまでも 人との和・絆を 大切に したいから~


          
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夜空

2008年08月10日 17時09分57秒 | Weblog
 挫折の度に 泣いた夜も                 
 
     大切な人との 別れにも 

          月日に 癒され 一歩ずつ・・・


   【川 柳】  あの星に涙みせるのもうよそう

   【冠 句】  虫絶える あの子迷わず空の星

   【冠 句】  めぐり逢い 空から星も許してる   

   【冠 句】  蛍舞う 影絵の中に夢誘う  


                あなたには 笑顔が 似合うから・・・

       
         
      
      

            
                  
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健康☆

2008年08月07日 11時37分30秒 | Weblog
第二の人生を 大切な家族と 元気にのんびりと 

   そして いつまでも 穏やかに 過ごしたく

        家族に向ける 優しさを 今 問いかける  


  【短 歌】 老いの身をしみじみ思ふ年となり労わる言葉日々に増えゆく   
                         
  【川 柳】 検診に叱る妻あり腰あげる

  【川 柳】 予定表健康診断追加する

  【冠 句】 語り草 長寿の秘訣赫灼と
   
       煩い病むことなく 健康で幸せの日が ずーと 続きますように~



            

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元気!

2008年08月04日 13時50分04秒 | Weblog
真っ黒に日焼けして、キラキラ光る孫の瞳  

     スクスク育むこの子に 両手に夢を咲かせたく

         今日も明日も、元気を “いっぱい” にして 


   【短 歌】  白髪を茶髪に変えて軽くなる小首を傾け鏡に笑める

   【俳 句】  燦燦と乙女と並ぶカンナかな

   【俳 句】  会ふ度に孫の背の伸び夕カンナ    

   【川 柳】  はなやかにスッテプ踏んで萌えなおす    


            ~歳重ね、しみじみわかること、、、
              
                 気負いなく、今日も明日も、前向きに~

        

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誕生日

2008年08月02日 00時24分23秒 | Weblog
昨年と変わらぬ静かな誕生日を迎えて思うこと、、、   
   
    当たり前の椅子を、当たり前に座っている私を、

         後ろから≪温かい家族≫が支えてくれている事を・・・


  【短 歌】 わが子よりズームの付きし電子辞書を貰ひて楽しき誕生日なり

  【川 柳】 しみじみと今日の幸謝す記念の日

  【冠 句】 水きらら 老いを活かした化粧する   

  【冠 句】 冷奴 素朴な幸を手の平に


          ~ 家族の絆 ~  見えない所にいつも感じる愛


    

                 

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