【冠 句】 人集う 一粒蒔いた種が縁
【冠 句】 実を結ぶ 人恋しくて蒔いた種
【冠 句】 探る径 師の講評に湧く気炎
【冠 句】 巡り来る 詩に流れる師の雫
【冠 句】 瞳が縋る 気丈な母も子に戻り
【冠 句】 水澄める 片意地捨てて会いに行く
「冠句」を始めて6年と少し、所属する結社では諸先生方から多くの事を学び、
私の生涯の趣味となった「句の道」を開く事ができました。
人と人との出会いから繋がった新たな幸せを、今しみじみと感じています・・・
また振り返ってみれば、今も心の傷となっている亡き姑との確執の日々の中で、
最後は少し心を通い合わせられた様に思える事に、辿ってきた人生、これから辿る人生に、
癒される陽のように、、、救われる気がします・・・
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空を行く鳥は
決して孤独ではない。
そこには、いつも
彼らを育てた風がいるから。
力強い羽ばたきを支え、
思いもよらぬ高みへ導き、
数千キロの彼方まで彼らを誘い出す。
すべては、
空に命を投げだした
小さな生き物たちに、
風が教えてくれたこと。
そうして鳥は、鳥になった。
そうして空は、空になった。
だから、彼らは決して孤独ではない。
空も鳥も風も。
(新聞の記事から)