詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

陽の中へ

2010年03月29日 10時50分52秒 | Weblog
現実の 壁にぶつかり 泣いた子も

   唇を 噛み締め耐えて 強くなる


           


       【冠 句】   風騒ぐ 親の死角で崩れる子

       【冠 句】   爪を噛む 補欠に耐える背番号

       【冠 句】   男の子 決め球一つ隠し持つ

       【冠 句】   少年よ 無限の未来に矢を放ち

       【冠 句】   開け放つ どの子もみんな陽の中へ


                             キラキラと 光る瞳を 陽の中へ

                                  逞しく 明日の未来に 矢を放つ


  毎日テレビの高校野球を見て、球児のプレーに熱い声援を送っています。

  どの子も大きな夢を抱き、蒼い空に白いボールを追いかけている直向な姿に

  少し萎えそうな気力に、元気が満ちてくる思いがします。

  そして、前向きに生きていく事の大切さを、教えられています。

  
                        



    ............................................................................................................................................


< 大切なもの >

     喜びや悲しみ、つらい経験も自分の大切なものを探す糧になる。
     
     今の努力は、きっと明日につながっているはずだから。
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卒 業

2010年03月21日 12時15分43秒 | Weblog
遠き日の 悲喜こもごもの 思い出に

    故郷を 今懐かしく 呼び戻す 
                       



      『俳 句』  水仙や娘の恥じらいしセーラー服

      【冠 句】  穹清ら 遺影も抱かれ卒業す

      【冠 句】  愉しい地 母校の校歌共鳴す

      【冠 句】  頷いて 独り立ちした子の主張

      【冠 句】  匂い立つ 喝采の中退く舞台

      【冠 句】  動き出す 理想の余生一歩ずつ


                          人生に 一つの区切りを 付ける時

                              迷いなく 明日への一歩 煌いて



昨日、下の孫の卒園式がありました。

息子夫婦と一緒に少し緊張しながらも卒業証書を貰って、笑顔で帰ってきました。

多くの思い出が綴られたアルバムの1ページ1ページに可愛い成長の姿が写されて、

その一日一日を思い出すと、胸が熱くなってきました。

人生の折々に色々な”卒業”の日を迎える時があります。

それは仕事であったり、趣味であったり、、、病気の快癒、友人との別れ、家族との別れ

その一つ一つに感慨深い思いがあることでしょう。

年齢を重ね、自分が歩く道を選択しなければならない寂しい<卒業>の時もあります。

その新たな一歩がたとえ小さな一歩でも、前向きにキラッと光る一歩でありたいと、

しみじみ思います・・・  <自分にとって何がいちばん大切かを探す旅 それが人生>


          


       . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .

 「春の庭」      高野喜久雄

   土筆も かたくりも 山百合も

   ほら また去年の場所で 芽を出している
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春希む

2010年03月14日 11時21分36秒 | Weblog
      人生に 思いがけなく 落ちる穴

                 不安抱き 希望無くして 泣いた日も


      【冠 句】  冬の花 独りで堪える悲のドラマ

      【冠 句】  春を待つ 腰痛体操歌に乗せ

      【冠 句】  春希む 社会復帰を支えられ

      【冠 句】  春希む 手応え確と受験生

      【冠 句】  風を待つ 夢の帆上げて出立す


                          
                          諦めず 夢を抱きしめ 歩む道

                              春の陽に 積んだ努力が 報われる


 
人生には思いがけない苦節があり、その暗闇を支えてくれるのは

家族の深い絆と優しい笑顔だと思います。

様々な日々の中で少しずつ大人になって、自分の足で一歩一歩”大地”踏み締めて・・・

そしていつか振り返れば、悔いの無い人生だったと心が充ちれば、いいなぁ~と思います。


                
   


      ..........................................................................................................................


    ♪ どこかで春が          百田宗治作詞

        どこかで「春」が 生れてる、
        どこかで水が ながれ出す。

            どこかで雲雀が 啼いている、
            どこかで芽の出る 音がする。

                山の三月 東風吹いて
                どこかで「春」が うまれてる。
                
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そのうち きっと・・・

2010年03月06日 11時06分35秒 | Weblog
あの日から 希望を無くし 泣いた人

    野の花に 哀しい心を 癒される


      【冠 句】  時を告げ 神戸に響く鎮魂歌

      【冠 句】  街歩む 地震の爪痕花に変え

      『俳 句』  散り椿離村にひっそり立つ墓標

      [短 歌]  合併にて塗り替えられし案内板新たなる市の名は白く浮き立つ

      【冠 句】  陽の中に 若者戻り農を継ぐ

      【冠 句】  皆願う 平和のバトン子に託す




                               


                           移ろいて 街に明るく 咲いた花

                                陽の中に 明日を担う 子の笑顔


哀しみは、流れる月日が少しずつ、小さくしてくれるのかなと思います。

穏やかな陽の中で、家族と一緒にのんびりと、老い路を辿っていきたいと願っています。


          


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    そ の う ち         相田みつを


       そのうち お金がたまったら
       そのうち 家でも建てたら
       そのうち 子どもから 手が放れたら
       そのうち 仕事が落ち着いたら
       そのうち 時間のゆとりができたら

            そのうち  ・・・
            そのうち  ・・・
            そのうち  ・・・と

                  できない理由を
                  くりかえしているうちに

       結局は何もやらなかった
       空しい人生の幕がおりて
       頭の上に 淋しい墓標が立つ

                  そのうち そのうち
                  日がくれる
                  いまきた この道
                  かえれない     
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