迷い捨て....
もう一度
【冠 句】 胸の奥 戻せぬ過去に沁む汚点
【冠 句】 砕け散る 同じ過ち省みず
≪連冠句≫ 「迷い捨て」
遠花火 儚い夢と知った夜
遠花火 悔いを引かず生くと決め
もう一度 明日への道を照らさねば
厳しい残暑が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
少し弱音を吐きそうな私ですが、涼しい秋の風を待ち焦がれ、日々頑張っています。
今回は「連冠句」も入れました。
いつもの「冠句」とはまた違う奥域があって、少しずつ学んでいます。
奥山景布子 作 「びいどろの火」を、心熱くして読みました。
決して恵まれた環境に生まれた訳ではない主人公「佐登」、武家の日陰者から富商の
内儀となったけれど、、、
体に触れぬ夫に途惑う中、江戸下りの役者と深闇に落ちていくが、
「ともに生きていく人のもとに戻るため、一度は身を灼く恋も必要なのではないか」と、、、
一つの夫婦の姿を問い掛け、深い愛の形を知ったよい本に出合えました。
今回の句に、主人公の生き方を重ねてみる事ができました。
孫達の長い夏休みも、いよいよ最後の週になりました。
私も来週は色々趣味の行事が続きます。 時間を追いかけて頑張れる楽しいことに、
とても救われて、 <秋の文化祭>に向けての冠句の投稿も、進めています。
”心に張りを持って” 過ごせば、いい日がきっと待っていると思います。
今日もお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。