昨日は家族で「御餅付き」をしました。
鏡餅やお雑煮用の丸餅、餡餅など、皆でワイワイ言いながら丸めて、お正月を迎える準備が
整いました。 孫たちも年々手助けをしてくれるようになって、辛い腰痛に不安があった行事も
なんとか去年と同じように出来て、ほっとしています。
和室の障子の張替え、窓拭きも、主人が頑張って済ませてくれました。 明るくなった家で
元旦を祝いたいと思います。 今日は家族みんなに 『ありがとう』 の気持ちを伝えました。
先週、母の病院に行き、好物の抹茶ゼリーを持っていくと、とても喜んで食べてくれました。
ずっと昔の事は覚えているのに、、、孫や、ひ孫の区別もつかず、会話はもどかしいです。
ドアの向こうで、「家に帰りたい」と手を振って泣いている姿は、切なく哀れですが、自宅での
介護は難しく、様子を見に行く事しか出来ない今、気持ちの切り替えをして、姉妹で向き合って
いくしかないと思います。
所属結社、支部の句誌が届いています。 今年も頑張って多くの作品を生み出せたことを
幸せに思います。
安らぐ灯 甘酒そそる藍暖簾
安らぐ灯 小豆の匂う里をふと
別な味 ドストエフスキー読み直す
別な味 素材引き立て択る器
樹々淋し 病舎に母がぽつねんと
若さ映ゆ 磨きをかけて笑む自画像
山眠る いのち愛しむ陽を抱きて
枯すすき 下手な生き方それなりに
(講評) 振り返ってみれば、誰しも納得のいく行き方など
ないのかも知れない。それはそれでいいとして、
老いの人生を見つめておられるのかと思う。
忘れたし 這い蹲って舐めた傷
枯すすき 無我夢中なる日々をふと
話好き 人生に華ちりばめる
話好き 価値観同じ人に会え
何願う 日々走り込み夢追う児
湯治宿 子らに甘えて老いの贅
終い湯に 今日の疲れも心地好く
風淋し 時には欲しいお節介
(講評) 〇号の「母の衣類に名を記し」報われぬ労の虚しさと
哀しみ、冠句は噴火口であり、鎮静剤である。吐き出す
事でストレスやノイローゼから開放されると思います。
頑張ってね。応援しています。
齢重ね 人生の深み知る寿福
<連冠句> 一頻り
疲れどっと 年忌行事を恙なく
疲れどっと 笑顔絶やせぬ持て成しよ
皆帰る 仏間にひとり亡姑と座す
明日もまた 挑む階段一心に
絆あり 励ます病友に励まされ
絆あり 廻り続ける支援の輪
望郷歌 泣きし戦記に震災記
手の中に 手向けし花の香に念い
窓に呼ぶ 弱さを叱る星ひとつ
窓に呼ぶ 郷愁ふかむ陽の暮色
過ぎし日々 幾度泣いて強かに
(納会 成績 3位、〇〇新聞賞を戴きました)
こうして並べる冠句より、色々な思いが行き交います。
自分を見つめ直す切っ掛けになったり、また頑張れる気持ちを起こしたり、、、
良き師、良き友、そしてここへ尋ねて下さる多くの皆様方に、感謝の気持ちで一杯です。
大好きな趣味に生き生きと過ごせることには、家族の支えが有っての事と思います。
難しいギターも、良き師、良き友に恵まれ、更に頑張れると思います。
毎回、多くの閲覧を頂きまして、改めてお礼を申し上げます。有難うございます。
来年も、またがんばろうと思います。宜しくお願いいたします。
では良き新年をお迎え下さいますよう、皆様方のご多幸を祈っています・・・