詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

やがて大きな花が・・・

2015年05月28日 15時01分16秒 | Weblog

 

        ・・・ 何も咲かない寒い日は 下へ下へと根をのばせ やがて大きな花が咲く ・・・

        報われない時もくじけないという、マラソンの高橋尚子さんの座右の銘 。

 

 ちょっと落ち込んだ時に、救われる言葉です。

 サークルに所属していると、気持ちが素直についていかない事に、時々出会います。

 <もう止めようか> と何度も思いながら続けている趣味ですが、、、いつか自然と去る日が

 くるだろうと思い直して、気持ちの切り替えをしながら、今日も届いた句誌に励まされながら

 創作に、 音楽に、 向き合っています。

 

  所属支部の作品です。今回もとても嬉しい選を頂き、新たな意欲!が湧いてきます。

 

           山笑う 祈る復興少しずつ

                (講評) この頃よく詠まれる題材だが、遅遅として進まない

                      感じの復興である。

          一文字 友の近況絵手紙に

          山笑う 動かぬ拉致に待つ光

 

            ときめく夜 記念日に薔薇面映し   

                 (講評) 冠句は詩情を詠うことに尽きる十七文字の世界。

                      「ときめく夜」 「ひそと咲く」 ともに、相違う処があって

                      句材の見つけどころが、所謂 ”うごく” ものがあり、

                      またイメージ・モチーフの重なりと、句心の叙べようや

                      その趣向に余り差がなく、句材の新しい発見、そして

                      感覚の切り口鋭く深い句境をと願う。

                      選句をとおして、作者の作が更に光輝することから、選句は

                      創作の心構えで句に対き合ってのこと。

                      従って、一層句心高く作品明らかに新しい句望む。

                      上位句、記念日、句趣伝わる。

 

          ひそと咲く 挫けず生きて陽に抱かれ

          大拍手 死闘尽くした使命感

          大拍手 ハンデ打ち克ちゴールの子

          道光る いま小さくも恩返し

          蝶が舞う 戦争の無い青い空

          忘れ得ず 六畳一間の愛の園

          忘れ得ず みんなで折った千羽鶴

          

                     

 

 

  母の日に子供から貰ったピンクのカーネーションが今も部屋に咲いています。

  病院にいる母には、病院の規則があって花は渡せず、好物の和菓子を色々取り混ぜ見舞って

  きました。 病状特有の感情の乱れが入り混じり、長い時間は面会できない現状に、義務感

  を否定出来ない部分もありますが、姉妹で母に寄り添っています。想像以上に、心身共に感じる

  疲労感、罪悪感、何時まで続くか判らない不安の中、なるようにしかならないと思い直して、

  一日一日を悔いのないようにと、そればかりを祈っています。

 

          今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

 


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子らの未来に

2015年05月05日 16時07分35秒 | Weblog

五月の風に乗って、爽やかな青空に、鯉幟がゆったり泳いでいます。

どの子も健やかに、羽ばたく夢を持って、成長してくれる事を祈り、見上げています。 

今日の朝刊に掲載された『平和の俳句』戦後70年の10歳の男子の作品に、子供の目に映る

未来とは・・・ 「未来はねいろいろあるよけわしいね」 と詠まれた俳句に、平和と戦争、地震、

消費税、、、大変な話ばかりの今を反映していると思います。

必ずしもばら色でないけわしさが危機感となって17文字に・・・ 大人以上に恐怖感が!

今、「平和と感じるのは?」と聞かれて、「学校や家で怒られなかった日」と屈託なく話す十歳、

ゲームに夢中になって母親に怒られてばかり、そんな彼がつぶやいた一句に、選者は

「いろいろあるけれど、楽しいねとは言わないまだまだ幼い小学生が、険しいからこそ明日を

切り開くのだと、教えられる気がする」と、書かれています。

 

さて各句誌が届いています。 

不安の無い明るい未来を願う一句も、嬉しい位置に掲載され良かったです。

 

        土の肌 しみじみヨイトマケの唄

            (講評) 今もご健在の歌手のヨイトマケの唄は、たしかにしみじみとした

                  唄である。今はこの地固めの作業は見られないかと思う。

                  私の子供の頃でも記憶がさだかでない。ただ母は村でのこの

                  作業に日雇いで出たことがあると話していた。私にとっては母の

                  思いでの唄である。

        土の肌 人種差別が今も尚

        人を恋う 二胡の音愁う風になり

        人を恋う セーター編み上げ想い揺れ

        窓に花 平らな表情笑み戻す

        遠い縁 母の佳き日を知る句友

        子らの天 奔放の夢何色に

        歌に寄せ 千里万里に光る風

                                           ・・・結社句誌より

 

 

        拠り所 含みを悟る師の助言

        拠り所 手擦れの一書膝元に

        向きを変え 自力を信じ舵を切る

        向きを変え 息を光らせ新天地

        すぐそこに 誠意はきっと届く筈

        空の果て 一度は捨てた夢を呼ぶ

                                           ・・・支部句誌より

 

                  

 

 

 

 やりたいことが一杯あって、日々時間を追っかけて過ごしています。

 かなりハードルの高いギターに、意気が落ちそうになりますが、決して諦めず、大事な夢を

 折らないで、追いかけています。 ユーチューブで聞きたい曲がすぐに聴けるので、

 ギター教室での復習に、とても助かります。

 今、猛練習中のクラシックギターは 「ラグリマ」 F.タルレガ 曲 

 とても難しい曲ですが、何とか完成出来る様、ガンバロウ と思います♪

       

        

           今日もお立ち寄りいただき有難うございます。

 

 


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