・・・ 何も咲かない寒い日は 下へ下へと根をのばせ やがて大きな花が咲く ・・・
報われない時もくじけないという、マラソンの高橋尚子さんの座右の銘 。
ちょっと落ち込んだ時に、救われる言葉です。
サークルに所属していると、気持ちが素直についていかない事に、時々出会います。
<もう止めようか> と何度も思いながら続けている趣味ですが、、、いつか自然と去る日が
くるだろうと思い直して、気持ちの切り替えをしながら、今日も届いた句誌に励まされながら
創作に、 音楽に、 向き合っています。
所属支部の作品です。今回もとても嬉しい選を頂き、新たな意欲!が湧いてきます。
山笑う 祈る復興少しずつ
(講評) この頃よく詠まれる題材だが、遅遅として進まない
感じの復興である。
一文字 友の近況絵手紙に
山笑う 動かぬ拉致に待つ光
ときめく夜 記念日に薔薇面映し
(講評) 冠句は詩情を詠うことに尽きる十七文字の世界。
「ときめく夜」 「ひそと咲く」 ともに、相違う処があって
句材の見つけどころが、所謂 ”うごく” ものがあり、
またイメージ・モチーフの重なりと、句心の叙べようや
その趣向に余り差がなく、句材の新しい発見、そして
感覚の切り口鋭く深い句境をと願う。
選句をとおして、作者の作が更に光輝することから、選句は
創作の心構えで句に対き合ってのこと。
従って、一層句心高く作品明らかに新しい句望む。
上位句、記念日、句趣伝わる。
ひそと咲く 挫けず生きて陽に抱かれ
大拍手 死闘尽くした使命感
大拍手 ハンデ打ち克ちゴールの子
道光る いま小さくも恩返し
蝶が舞う 戦争の無い青い空
忘れ得ず 六畳一間の愛の園
忘れ得ず みんなで折った千羽鶴
母の日に子供から貰ったピンクのカーネーションが今も部屋に咲いています。
病院にいる母には、病院の規則があって花は渡せず、好物の和菓子を色々取り混ぜ見舞って
きました。 病状特有の感情の乱れが入り混じり、長い時間は面会できない現状に、義務感
を否定出来ない部分もありますが、姉妹で母に寄り添っています。想像以上に、心身共に感じる
疲労感、罪悪感、何時まで続くか判らない不安の中、なるようにしかならないと思い直して、
一日一日を悔いのないようにと、そればかりを祈っています。
今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。