詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

春の風

2011年04月25日 13時41分02秒 | Weblog

                    諦めず 明日への希望 膨らませ

                                  迷い無く 勇気の一歩 風を切る

 

      【冠 句】    明日に問う 揺れる政治の羅針盤

      【冠 句】    袖触れて 一つの席を譲り合う

      【冠 句】    春そこに 蝶に誘われ踏む一歩

      【冠 句】    木々芽吹く 満身に夢膨らませ

      【冠 句】    道新た 勇気の翼風を切る

 

 去年とは少し違う色に見える桜が、日本に咲いています。

 今日は少し冷たい春風に揺れて、花弁が切なく舞い散っています。

 不安な日々を余儀なくされておられる多くの皆様方に、本当の春が一日でも早く

 訪れる事を、毎日祈っています。

 家の孫達も4月からそれぞれ進級し、新たな環境の中で、飛躍の一歩を踏みました。

 多くの人たちの温かい気持ちに触れ、今ある幸せを感謝して、心の優しい子供達に

 育って欲しいと願い、後ろから見守っています。

 

          

 

     今コーラスで練習している曲   < 二度とない人生だから > 鈴木 憲夫 作曲

     この歌に今の私の気持ちを乗せて、心を深めて歌っています。

 

                ♪ ♪ ♪ ♪   ♪ ♪ ♪ ♪  ♪ ♪ ♪ ♪

    二度とない人生だから 二度とない人生だから

    一輪の花にも 無限の愛を注いでゆこう

    一羽の鳥の声にも 無心の耳を傾けてゆこう

    二度とない人生だから 二度とない人生だから

    まず一番身近なもの達に 出来るだけのことをしよう

    貧しいけれど 心を豊かに接してゆこう

 

    二度とない人生だから 一篇でも多く便りをしよう

    返事はかならず書く事にしよう

    二度とない人生だから 一匹のコオロギでも心してゆこう

    どんなにか喜ぶことだろう

 

    二度とない人生だから 二度とない人生だから

    露草の露にも 巡り会いの不思議を思い

    足をとどめて 見つめていこう 見つめてゆこう

    

    二度とない人生だから 二度とない人生だから

    昇る日 沈む日 まるい月 欠けてゆく月

    四季それぞれの 星星の光りに 光りに触れて

    我が心を洗い清めてゆこう

    二度とない人生だから 二度とない人生だから・・・・

 

 

    

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歩 み

2011年04月15日 16時32分30秒 | Weblog

   前向きに 生きる一歩を 二歩にして

                       あたたかく 人の情けの 風に触れ

 

     【冠 句】   雲と人 慈愛を享ける風に触れ

     【冠 句】   響かせて 明日を変える町の声

     【冠 句】   微笑返す 人の情けに沁む齢

 

 余震の続く不安な日々を、助け合って、支えあって、堪えて過ごされておられる姿に

 同じ心を寄せ、毎日<エール>を送っています。

 

(応募作品より)

            「 きらきら輝く お婆ちゃん 」                                                                                                                                                                  茶畑に囲まれた昔の宿場町「土山町」は、東海道五十三次の土山本陣の名残を、今も

その旧道に時代の足跡を、素朴に残しています。

古い建物を補修された土間を、色々な分野の芸術作品の展示場に開放し、奥が喫茶と食事

で寛げる「うかい屋」という素敵なお店があります。

故郷へ帰ったようなとても人懐っこい笑顔のお婆ちゃんに出迎えられ、気持ちがほっと和み

「松花堂弁当」に舌鼓をうちながら、お婆ちゃんとの楽しい会話が始まりました。

話し上手・聞き上手の接客振りに思わず「お婆ちゃん、失礼ですがお年は?」とお聞きすると、

可愛く笑いながら、「恥ずかしいけれど、80歳を随分前に越えてきました」との答えに、

とても驚きました。

新しい話題にテンポは弾み、流行語もポンポン出て、英語もさりげなく混じります。

年齢にそぐわない皺の少ない顔と白い手を誉めさせて頂くと、「私は怠けもんやから」と

赤面され、一歩下がって笑顔を向けてこられます。

その笑顔にどこか人を引きずる魅力と漂う気品に、羨ましいものを感じました。

香りの良いコーヒーを味わいながら、お婆ちゃんの人生の歩みをゆっくり聞かせて貰う中で、

とても前向きな生き方に感動を覚え、年齢を重ねて生まれる含蓄ある言葉の数々からも、

日頃忘れている大切な事を、気付く事ができました。

「もしご迷惑でなかったら、何か一言書いて頂けませんでしょうか?」と言って、1冊のノートを

持ってこられ、開けて見ると、ぎっしりメッセージが書かれています。

当地の滋賀県をはじめ、遠方の他府県の方の名前も一杯ありました。

このお店を訪れたお客さんたちの思い思いの感動の言葉や、お婆ちゃんに宛てた応援歌が

綴られていました。そしてその一つ一つの言葉が、このノートを読む人達への人生の応援歌と

なって、心に触れてゆくように思いました。

そしてもっと驚いた事は、それらのメッセージに対する返事の言葉が、お礼と共に達筆な毛筆

で、ぎっしり書かれている事でした。

再度訪れてくれるとは限らないお客さんに対して、真心を込めたお婆ちゃんの気持ちが一杯

伝わってくる温かい文でした。

そのようなノートが1冊でなく、棚にはずら~と並べられていました。

素敵な人との出会いを大切に暖められ、心豊かに日々を過ごされているお婆ちゃんに出会え

私の明日が明るく動き始めました。

とても素敵な人生の大先輩 ”きらきら輝くおばあちゃん” の生きる姿勢を見習って、

色々な人との触れ合いを大切にし、キラッと光る余生を辿ってゆきたいなぁと思いました。

        

甚大な被害をもたらした今回の地震から、人との絆を深めて生きていく事の大切さを、

強く思い知らされ、、、私の以前の作品を書かせて頂きました。

今もご健在だといいのですが・・・

            

 

 

 

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桜に癒えて・・・

2011年04月07日 11時07分37秒 | Weblog

                   避けられぬ 時の流れに しずむ日も

                           生きる道 明日に繋げて 立て直す

 

   『俳 句』  春秋や児に手を取られ道渡る

   『俳 句』  売り家の目印となる辛夷かな

   【冠 句】  町暮れる 光と影の彩を変え

   【冠 句】  時は未だ 同じ重さの闇を耐え

   【冠 句】  駅時計 追憶の糸巻き戻す

   【冠 句】  いつの日か 沈む瀬もあり浮かぶ瀬も

   【冠 句】  声を上げ 未来へ翔る児の讃歌

   【冠 句】  児の瞳 試練を明日に撥ね返す

 

日常のふとした事に、過ぎ行く年月の寂しさを、春の風にも愁いを感じます。

人は齢を重ね、生きるが為の折り合いをつけて、一日一日を精一杯明日に繋げて

生きているのだと思います。

少しずつ復興に向けての動きも見えてきました。

仮設住宅の入居、集団避難、一時帰宅、避難所での囲い設置、分散学校、、、、

まだまだ酷い環境の中、心を一つにして耐えておられる被災者の方々の日々を思い、

<同じ思い>で胸を痛めております。

元気な子供達に勇気を貰い、決して諦めず、何時の日か町に灯りが戻る事を信じ

笑顔が戻る日を願い、今日の一日を明日に繋げてお過ごし下さいますように、

祈り続けています。

         

        待ち兼ねた春の桜が咲きだしました。

        流す涙に少しでも心が癒されればいいなぁ~と思います。

 

                        (ポパイさんの素敵な写真に、私の心を添えて・・・)

 

 

 

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