夢叶う オープニング曲に笑み弾み
<冠 句> 泉湧く 小さな役も生き甲斐に
声かける 傲り無き瞳に満つ慈愛
澄み渡る のどかな余生身を委ね
陽は優し 佳き人生を振り返る
提げ袋 母の生きがい今はデイ
耳を貸す 心残して去るホーム
昨日、フォークギターの仲間と、慰問演奏に行ってきました。
通所サービスの介護施設を利用されておられる皆さんの中には、杖を携えた方、車いすの方、
ベッドに臥せっておられる方、ぬいぐるみを赤ちゃんのように胸に抱っこされている方、、、
それぞれに不自由な身体となられ、ここに来ておられます。
廻りの環境に上手く馴染めなく、一人大きな声をあげて、不満をぶつけておられる方もいましたが
施設のスタッフの皆様方の、とても温かい瞳と笑顔には、頭が下がる思いで一杯でした。
この場所に来られる迄には色々な葛藤もあったかと思いますが、デイサービスを利用する事を
生きがいとされておられる姿に安堵し、今、別の施設でお世話になっている色々と難しい面を
持つ母の姿を思い重ね、少し胸を痛めながら、、、頑張って演奏してきました。
「♪ 切手のないおくりもの」 をオープニング曲として、「ふるさと」 「若者たち」 「イムジン河」
「琵琶湖周航の歌」 「上を向いて歩こう」 「今日の日はさようなら」 の7曲を、楽しく歌い演奏
できたと思います。 私達のギター伴奏にのって、皆さんが一緒にコーラスして楽しんで下さり、
歌で繋がる触れ合いに、胸が篤くなりました。
演奏の合間には、メンバーの一人が自作の紙芝居の披露で、一段と盛り上げてくれました。
滋賀に残る民話の世界に皆さんを一気に引き込み、故郷への想いを深くして頂けたと思います。
後、反省会をかねて皆でコーヒーを飲みに行き、心地よい疲れを癒しました。次回の慰問計画も
あり、みんなの瞳はキラキラと輝いています。