詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

何気ない幸せに

2014年11月27日 13時45分56秒 | Weblog

 いよいよ本番まであと1回の練習を残すのみとなりました。

 昨日の練習は、団員それぞれに歌への気持ちを深くし、100%の完成度を目指し

 不安が残る箇所の確認をしてきました。

 3曲へ籠める <感情の濃淡・振幅・声量・表情> など、先生の的確な指導の下、

 最終段階になる ”飾りつけ” ”表現” を、しっかり刻みこんできました。

 1年かけて出来上がった曲、感動を呼ぶ歌声が、会場に響く事を祈っています。

 

 当日の「全体合唱」は    (東北の震災復興ソング) 「群青」

                   (滋賀県ならではの歌)   「湖国から愛をあなたに」

                   秋の歌メドレー

 

 我が団 「コールさつき」  「鳥」 

                   君に会ううれしさの より  「リンゴの唄」 「とんがり帽子」

 

 「群青」にこめる復興への思い、「鳥」にこめる人生への想い、其其の歌詞に生きる意味を

 問い掛けて、、、冠句を並べました。

 

                   銀の笛 復興ソング学舎から

               花に濡れ 災地の春へ想い馳せ

               里の唄 心に架けるになる

               並び待つ 夕陽の中へ鳥の群れ

               何も無し 正直だけが生きる術

               舞台裏 試練の日々も我が道に

 

                          

  

                   18名の歌声が一つに♪

 

 

        今朝の新聞に、いい記事がありました。

        「着物を着たり食事をしたりする当たり前の事が尊いと思える人は幸福なり」

       「鳥」の歌詞から生きる意味が見えてきます・・・ 合唱祭、頑張ってきます。

       

                 今日もお立ち寄りいただき有難うございます。

  


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ガンバロウ♪

2014年11月20日 14時24分27秒 | Weblog

 30日に控えた「合唱祭」に向けて、団でのリハーサルが昨夜ありました。

 「リンゴの唄」、「とんがり帽子」を明るく歌い、続いてメインの「鳥」、これはとても難しい曲で、結成

 以来初めて楽譜持参で、本番に臨むことになりました。

 春から一生懸命練習を重ねて来ましたが、、、残念ですが、不安を抱えた侭ではやはり怖いので、

 最終的に多数決により、楽譜に頼っての発表と決まりました。  

 若草色のロングドレスに、深緑色の台紙の楽譜が、きっと良いアクセントになって、「18名が並ぶ

 舞台」は、照明に映えてキラッと光ってくれると思います。

 「鳥」の歌詞のように、明日の自分が光り射すことを信じて、団員の心を一つにして・・・ 

 皆様に良い報告が出来ることを祈っています。

 

            無理をせず 精一杯の妥協点

          友が泣く 復帰の舞台杖を手に

          癖一つ 暗示をかけて本舞台

 

 辛い病に闘病中の友もいます。年齢による弱りもそれぞれに感じる仲間たちですが、

 本番に強い!という我が団の気概を結集して、みんな良い笑顔で当日を迎えたいと

 思います。 

 

 

                     

 

                  今日もお立ち寄りいただき有難うございます。


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長い夜

2014年11月17日 16時30分56秒 | Weblog

 昨日、母の病院に行ってきました。

 いつもの面談コーナーで、若い看護師さんに寄り添われ、私達を待つ母と向き合い

 ました。

 上手く母の気持ちをフォローしてくれる看護師さんに助けられ、短い時間ですが何とか

 会話も来ましたが、、、一気に認知症の症状が進んでいるのが判ります。

 娘が作った「粘土人形」が表紙に載っている「タウン誌」を持参し見せましたが、その人形を

 娘と思い込み、「この孫に会いたい」と言って撫ぜています。娘の名前ももう忘れて・・・

 辻褄の合わぬ会話に逆らわず、義務のようにうなずくだけですが、、、「辛いでしょうが、

 お母さんのお顔をこうして見に来てあげて下さいね」と言われる優しい瞳の看護婦さん、

 頭が下がります。

 突如怒り出したり、大声を上げたり、物を叩いたり投げつけたり、子供のように両手を目に

 当て泣き出したり、そうかと思うと手を合わし「ありがとう、ようきて呉れた、ありがとう」と

 いう母。

 大量の汚物の付いた洗濯を(有料ですが)病院にお願いしてからは、少し体の負担は

 無くなりましたが、心の重さは軽くならず、病院に向かう足は毎回重く、、、何時まで続くか

 判りませんが一喜一憂しながら、寄り添っていかなければと思います。

 そんな気持ちを詠んだ冠句です。 昔、母も冠句結社に所属して、頑張っていました。

 今、その「冠句」を、私の生き甲斐の趣味として、繋いでいます。

 

                     長い夜 厳しい答え胸に置き

             深い淵 追い詰めすぎて堕す修羅

             世に流れ 断り切れぬ荷を背負う

             眩しすぎ 慈愛に満ちしナースの瞳

             夜が沈む 虚無感だけを残すエゴ

             時流れ 母と同じ詩拾う

             ふいの雨 堪えた愚痴が迸る

             翳を負い 作り笑いが痛痛し

             真向き合う 蹴ってはならぬ石に耐え

             沖眺め 辛い定めも踏ん張らな

             佇んで 母の背に詫ぶ曲がり角

             見送り後 呵責引き摺る親不孝

             見え隠れ 哀れな本音こめかみに

             叱られて 何か教えてくれる星

             帰り道 無念の涙憚らず

             灯に座る 心を転ず本に会う

 

 

                                  

 

   多くの皆様に、ブログを遡って沢山閲覧頂きまして、本当に嬉しく思います。

   一句一句に折々の心情を籠めた冠句に、色々な思いが過ぎってきます。

   悲しい事だけが待っているのでは無く、昨日は待ちに待った甥の朗報に姉妹で

   大喜びしました。夜には娘からも、とても嬉しいメールも届き、若い子達の未来が

   拓き煌いていく事に、叔母として、母として、喜びをかみ締めています。

 

                 今日もお立ち寄り頂き、有難うございました。

   

   

   


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秋の音色

2014年11月07日 12時52分06秒 | Weblog

 秋も日に日に深まりました。 

 鮮やかな紅葉の彩りも、少しずつ黄ばみ、風に葉を揺らしながら、舞い落ちています。

 暦の上では立冬、過ぎる月日の速さを、重ねる齢に寂しさも交え、実感しています。

 

                   

 

 所属支部の句誌が届きました。

 季節に合った冠題に、秋の雨を連想した一句が、とても嬉しい位置に載りました。

 

               音を聴く 雨に癒され消ゆ妬心

            滲む文字 見せぬ涙を詩に秘め

            色に栄え 勇気をくれる蒼い樹々

            月を愛で 憔悴の背に明日の灯を

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

            音遠く 離愁に咽ぶ夜の駅

            秋満たし 化身の一葉夕映えす

            秋の影 儚く逝きし雲追えど

               絵と遊ぶ 夢巡りする美術館

            宵たのし 文学少女になる余生

            夢翔ける ソプラノ響かす男の子

            昼の月 刈田を称え抱く如く

            蒼蒼と オーケストラに欝を乗せ

            一筆箋 人の温みを噛み締める

     

 

                 

 

     色々な事が次から次へと起こりますが、一つ一つ丁寧に向き合っていけば、少し

     時間が掛かっても、いつか心が弾む日が来る事を、長い経験からそう思います。

     日々夢中になれる趣味があることに、病に負けそうな気持ちも和らぎ、救われます。

 

             見上げる秋の空から、エールの言葉が聞こえてきます。

             今日も尋ねてくださって、有難うございます。


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希望へ

2014年11月04日 14時34分07秒 | Weblog

 野山が美しく彩り、高い空にも、四季の移り変わりを感じます。

 音楽、文学 美術、、、夫々の分野に 「秋のお祭り」が始まっています。 

  今年も、「かふか合唱祭」が11月30日に開催されます。本番を控えて、最後の仕上げに

 団員の気持ちを一つにして、熱い思いで練習に励んでいます。

 当日、全体合唱において、東北大震災の後、福島県南相馬市立小高中学校の生徒達が

 歌った「群青」を合唱します。ワークショップにて練習を重ねてきましたこの素晴らしい歌を

 舞台で歌えることを、、、遠くから日々復興を祈る一人として、、、感慨深く思います。

      

       ♪ 、、、、、響け この歌声  響け 遠くまでも  あの空の彼方へも 

              大切な すべてに届け  涙のあとにも 見上げた夜空に

              希望が光っているよ  僕らを待つ 群青の町で 

               

              きっと また会おう  あの町で会おう 

              僕らの約束は 消えはしない  群青の絆

              また   会おう   群青の町で・・・  ♪

   

 何度歌っても、同じ場所で、涙が止まらなくなる、感動の鎮魂歌、大ホールに澄んだ歌声が

 響き渡ると思います。 

 『あいこうか市民ホール』にて、 11月30日(日)12時50分 開演です。

 私の所属する団は、高嶋みどりさん作曲の「鳥」、「君に会ううれしさの」 メドレーより2曲

 「リンゴの唄」「とんがり帽子」を歌います。プログラムNo12番 聞きに来て頂ければ 嬉しく

 思います。

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

  所属サークルより冠句誌が届いています。 先生方より嬉しい講評も頂きました。

  何度も読み返し、とても嬉しく思います。では、紹介させて頂きます。 

  

             匂いくる 感性くすぐる新刊書

                 (講評) 新刊書の持つそのものの匂いがまず感性をくすぐる。

                      そしてその開いたページの中味がまた読む人の感性を

                      呼び覚ましてくれる。

 

            音を練る 日々の練習濃く邃く (ふかく)

                 (講評) 器楽演奏への研究心の物語で「濃く邃く」に、練習ぶりへの

                      深い熱情精神を表現しようとしている。唯な工夫努力を超えて

                      新しい音色へ心研ぐ光景であり、精神込めた練習。

 

             灯に座る 雑念鎮め寺の講

             灯に座る 心を転ず本に会う

             ベビーカー いのちの重み日々に抱く

             無理なこと 修復出来ぬ罪もある

             墓洗う 遠のく日々に想い寄せ

 

             (連冠句)  世に刻む

              叫びたし ひとつしかないこの命

              叫びたし 戦火は要らぬ九条よ

                 終戦忌 昭和の哀しみ忘れまい

 

             秋沿線 ポツンと残る何でも屋

             秋沿線 事故の現場に花そっと

             群れの貌 信念確とぐっと立て

             群れの貌 秘め事一つ二つ持ち

             道の辺 苔の地蔵に問う心垢

             道の辺 老いに多々あり生く苦悩

             街望む 自然を残す彩やさし

             限りなく 九条の平和ぶれず在れ

             バスの旅 余生の地図を煌々と

 

                  ・・・日々頑張っているギターへの思いを一句にしました・・・

 

 

  

              

 

   母への色々な思いに、毎日重い気持ちを引きずっていますが、病院の職員の方よりの

   助言にある面、救われたり、、、でもその職業的な意見に何処かで反発を感じたり、、、

   認知症の難しい接し方に、途方にくれています。 

   良い方向には向かないと思いますが、寄り添う事で前へ進めるかなと、思います。

 

   昨日、とても沢山の方々から私のブログに閲覧を頂き、お礼申し上げます。

   中々、更新出来なかったのですが、、、励みを頂きまして有難うございます。

   日々の思いを、一句でも綴っていければいいかなぁとも、、、思ってみたりしています。

         

                 今日もお立ち寄りいただき、嬉しく思います・・・


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