詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

小さな幸を日々に埋め

2015年12月28日 20時03分34秒 | Weblog

年の瀬にあれこれと慌しく、一年の過ぎる速さを、年々怖いように感じます。

年賀状も何とか出来ました。 一人ひとりに思いを馳せ、ギターの写真を取り込んだ横に

近況を添え書きしました。 中々出会う事が難しくなっている友人達に、自筆の年賀状は

互いの距離を埋めてくれるような気がします。 メールで済ますことも出来ますが、やはり

お正月に届く輪ゴムで留められた賀状は、事のほか嬉しいですね。

家庭を持って以来、ずーと続けてきた年末の「お餅付き」も、体調に不安があって、今年は

お店で買うことに決めました。 御節も少なくして、すき焼きをメインにし、子供達、孫たちと

新年を祝いたいと思っています。 子供達に甘え、身丈にあったやり方で、一つ一つの行事を

行なえればいいと、思うようになれました。 

 

スケートやサッカーの試合に連日テレビに釘付けでした。 難しいことに一生懸命頑張っている

選手達の姿に、勇気を沢山貰いました。 澤さん、真央ちゃん、素晴らしいですね。

目標に向かって日々励む気持ちは、私も同じです。 ギターを心地よく弾き語りできる日は

まだまだ遠い先のことですが、夢中になれることがあることに、抱えている歯痒い病になんか

負けずに、気合を入れて、がんばろうと思います。

毎日冬休みの孫たちと一緒に過ごしていますが、子供は無邪気で元気で、生き生きとした

姿に、気持ちが和らぎます。 平凡な日々に、幸せをしみじみ感じます・・・

 

所属結社の28年1号の句誌が届きました。

嬉しい一句が扉に掲載されて、新年に向かって、いい一歩が踏み出せそうです。

 

              朝湯刻 若き介護士声やさし

                (講評) 他にもこういう着想があったが、声やさしがよかった。

                      おそらく男性介護士だと思うが、この介護という仕事も

                      大変だと思う。辞めてゆく人も多いと聞くが、ずっと続けて

                      欲しいもの。

 

              朝湯刻 いのちを洗う旅至福

              花を抱く 潤う幸せ終の栖に

              花を抱く 満ちて生きたしロマン追う

              頒つ夢 眩しく光る若い風

              上手い皿 快気祝われ染む宴

              佳き誉れ 謙虚に偉業成し遂げる

 

                     

 

      拙いブログですが、、、

            いつも多くの皆様にお越し頂き、、、

                   今年も1年頑張って、更新できました。

                             本当にありがとうございました。

   

   また一層創作に励み、音楽に楽しみ、大好きな趣味を、磨いていきたいと思います。

   母の病状の今後の心配や、私の健康面の不安もありますが、あるがままに受け入れて

   前向きに過ごしていきたいと願っています。    

   

          皆様方の新しい年へのご多幸を心から祈っています。

          恙無く、良いお年をお迎えくださいますように願っています。 

 

    『詩の雫』に、ご訪問下さった多くの皆様方に感謝して、心よりお礼を申し上げます。

    また、迎える年へのご支援も、どうか宜しくお願いいたします。

                      

             今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。


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難しい環境に・・・祈ること

2015年12月20日 17時49分17秒 | Weblog

 朝の冷え込みは厳しく、不安な血圧数値に、体調管理の難しさを感じます。

 毎日のウォーキングと降圧剤で健康維持を保てるよう願っていますが、先日の通院で

 また薬が増えました。 加齢による症状だと思いますが、色々検査に引っ掛かります。

 今日は朝から母の所へ行ってきました。

 当地の老舗の和菓子を買って行くと、「美味しいなぁ~」 といいながら、嬉しそうに食べて

 いました。 自動販売機の缶コーヒーも一緒に飲みながら、「B O S S] と大きな声で

 ラベルを読む母にビックリ! ちゃんとローマ字を覚えています。

 でも会話は成り立たず、自分本位の事をバラバラに話すので、判った振りして聞き流し、

 逆らわないようにするしかありません。

 廻りの環境も凄く厳しく、特に今日は息を呑む場面が沢山あり、気持ちが押し潰されそうに

 なりました。 自分の身の始末が出来なく喚く人、排泄の失敗の人、上着を何度着せても

 脱いで裸で動き回っているお婆さん、ダッダッと走り廻っているお爺さん、、、そうした人を

 別に不思議がることなく、ただ無関心の母、どうする事もできない病気ですが、穏やかに

 過ごせる日があることを祈らずにいられません。 病院のスタッフの方々の優しい対応は

 真似が出来る事じゃないと思います。心からお礼を言って帰宅しました。

 

 以前のブログ(7月23日 あなたへの思い)でも触れましたが、不戦の調べを歌い継ぐ、

 故「笠木透さん」の、反戦と平和をテーマにした曲を集めたCDが、仲間の手によって

 完成し、命日の22日に発売されます。

 タイトルは 「君が明日に生きる子どもなら 不戦70年」 私も手元に置きたいと

 思っています。

  

              見てごらん 芽が出たよ

              黒い土から小さな芽だよ

              春の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              見てごらん 花が咲いたよ

              緑の穂先に小さな花だよ

              夏の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

   

              見てごらん 実がなったよ

              黄色い稲穂に小さな実だよ

              秋の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

 

              見てごらん 種モミだよ

              納屋で寝ている小さな種だよ

              冬の風が吹いている

              小さい生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

 

   集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案の論戦が国会で続いていた

   頃に製作を始めたというこのCD、「笠木さん」が生涯を貫いて歌ったのは反戦と平和、

   この意思を継ぐ思いが魂になったと、メンバーの増田康記さんの熱い思いが詰まった

   ギターの弾き語りでの7曲が収録されたCD、私も弾いてみたいなぁと思います。

   (20日の新聞記事からの抜粋です。)

  

  相次いで届きました支部の句誌は「納会」の作品です。

  今年も嬉しい成績を頂きました。また気持ちを新たに一層励みたいと思います。

   

             行方問う あまりに酷い海の牙

             行方問う ばっさり黒髪切り勇む

             夜の底 頑なになり愛に餓え

             夜の底 無常の哀しみひたひたと

             煙這う 冤罪の闇晴らせずに

             星かぞえ 繋ぎし命慈しむ

             順を追う 万感を籠む人生譜

             陽が恋し 苦境這い上ぐ力溜め

             陽が恋し 夢中になれる今日を手に

 

   世の風を思う冠句ですが、不安のない未来を祈り、小さな命も綺麗な花を咲かせる

   ことが出来るよう、この笠木さんの新聞記事と同じ思いを、私も強く感じます。

 

         

                                  

      

         中々出来なかった年賀状、今日頑張って印刷できました。

         明日、一枚一枚に添え書きをして、1年の疎遠を埋めたいと思います。

         今日もお立ち寄りいただき有難うございます。


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秘かに願う夢

2015年12月14日 18時54分27秒 | Weblog

12月も半ばになり、一日一日が慌しく感じます。

年賀状の準備もそろそろと思いながら、PCでのデザインをあれこれ考えていますが、

中々取り掛かれず、気合が入らぬ年齢の弱りを、実感しています。

今年は忌中の方が多く、周りもそういう年代になっていることを寂しく思います。

母も申年ですが、今は自分の誕生日も忘れてしまいました。

亡き父の命日も記憶に無いらしく、先日病院に行ったときも、辻褄が合わない話をして、

また一層、病気が進んでいるように思いました。

母の好物のお菓子を持参し、喜んで食べるのを見るだけですが、こうした時間を過ごしながら

何も出来ないことに対する気持ちの重さを、紛らわしています。

 

選者を務めた支部の句誌が届いています。 

結社とは又違い、支部それぞれにカラーがあって投句する楽しみが増すように思います。 

今回の掲載句です。

 

              運勢欄 ぶれた自惚れ自制する

            町の隅 嘗ての栄誉碑に光る

            町の隅 優しい風に匂う花

            いつの日か 揺るがぬ九条誇る国

            締めくくる 明日の空に拳上げ

            老いの自負 視野を広めし本数多

            ( 連冠句 )

                    枯らすまい

            自信なし 素の儘生きて来たけれど

            自信なし 咲かせてみたき花萎れ

              信じたし 潤いひらく夢の花

 

                      ・・・又頑張っていきたいと思います・・・

 

 

                      

 

  ギターの難しいアルペジオ奏法に、頑固な両手に根を上げながら、毎日、向き合っています。

  せっかく買った二つのギターを無駄にすることなく、ひそかに願っている夢が叶う日を信じ

  よき先生の指導を活かし、挫けずがんばろうと思います。

  J.マルティーニ 作曲 「愛のよろこび」を、クラシックギターで練習中、とてもいい曲ですが、

  運指が大変です。 「昴」は、フォークギターで練習していますが、メロディーと伴奏共に

  リズムを崩さず弾けるように、手鏡で右手を見ながら、頑張っています。 

  あちこち痛む体ですが、気持ちはとても若い!と自負しています。 大好きな趣味を生きがいに

  日々を悔いなく満たし、大切に過ごしていきたいです。

 

              今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

        


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一つの曲がり角

2015年12月06日 13時01分34秒 | Weblog

 年末に向けての色々な家事が待っていますが、年々出来なくなることが増えました。

 季節が変わることに洗っていた家中のカーテンも、今は吊ったままになりました。

 思い切らなければ大掃除も出来なく、、、目に付く場所だけの簡単な掃除で妥協をして

 あまり無理をせず 「まぁいいか~ 」で、済ませています。 老いることは寂しくもありますが、

 追い立てられることもなく、若い世代に甘える部分が多くなることかなぁと思っています。

 

 先日、49日の法要を済ませた友人から電話がありました。

 日に日に募る寂しさに、在りし日の面影を浮かべては涙して、、、伴侶に先立たれる辛さは

 こんなに悲しいものだということを、まだまだ癒えない気持ちを、泣きながら話されてました。

 日頃、夫とのつまらない諍いに苛立ち、喧嘩を売ったり買ったりしていますが、平凡な幸に

 感謝し、互いを思いやり、穏やかに過ごせるようにと、しみじみ大事なことに気付きます。

 続いた行事に疲れが残り、少し体調を崩して、今朝は中々起きられず、ぐずぐずしていると

 主人が心配して覗きに来てくれました。 (ちょっと嬉しかったです・・・)

 

 秋の文学祭の入選作品集が届きました。

 冠句の入選が2句あり、今年も参加できたことを、幸せに思います。

 

              曲がり角 溜息捨てて蹴った石

              彩あせず 深む齢に埋める夢

 

                        

 

  

   また、夢中になれる趣味を深め、一度しかない人生の花を、飾っていきたいと思います。

   今日もお立ち寄りくださり、ありがとうございます。

 


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一つ一つを成し終えて

2015年12月02日 19時07分45秒 | Weblog

 秋の行事が、無事終りました。

 冠句の文学祭、合唱祭、ギター演奏会、一つ一つを自分なりに頑張れたと思います。

 コーラスの反省会(合唱祭の打ち上げ)では、一人一人の思いを述べました。

 曲の表現が難しく、指揮をしっかり見ることが出来なかったこと、本番で練習の成果を

 出し切れなっかたこと、リハーサルでの失敗、、、悔しい思いがありますが、会場で聞いて

 くれた友人からは 「しっとり歌え良かったよ」 と、嬉しい感想を貰いました。

 美味しい料理と楽しいお喋りに、あっという間に時間が過ぎたひと日、合唱祭の余韻を抱きながら

 団員の絆をさらに深めて、、、さぁまた来年に向けての新しい挑戦が始まります。

 

 かなりの緊張の中、ギターの演奏も、何とか頑張って弾けました。 

 小さなミスが一杯ありましたが、「翼をください」「真夜中のギター」は、気持ちよく歌えました。

 クラシックのアンサンブルは2曲とも難しく、リズムと呼吸を合わすのが大変でしたが、何度も

 練習を繰り返した成果は? (自分なりに)今出来る事はやれたかなと思います。

 また一歩一歩の繰り返しですが、皆に付いて行けるよう、頑張りたいと思います。

 こちらの方も、「とても良かったよ!」と、嬉しい感想をいただきました。 

 聞きに来て頂きました皆様、有難うございました。

 

 結社の句誌が届きました。 今回は一つの冠題で選者を勤めました。 作者名が伏せられた

 状態での選なので、どなたの作品かわかる楽しみもあって、ドキドキワクワクして読みました。

 嬉しい講評を頂いた句も含め、句誌を開いています。

 

             祈り読む 後手の対策苛立つも

                 (講評) 今年も各地で集中豪雨での災害が起きた。人災では

                       ないので致し方ない場合もあるだろうが、それにしても

                       行政の対策は後手後手になることが多い。

            祈り読む 友の返書に親展と

            深む紺 師より盗みて窮む業

            深む紺 偲べば空にあの笑顔

            黙す樹々 煩悩祓い耳澄ます

            夢なかば 打ち振る小槌一心に

            愛す町 隔つ柵なく風やさし

               優しい手 裏切ることなく待ち続け

 

 来週はもう今年の、「支部の納会」があります。 

 一年の過ぎる速さを感じながら、今年も色々頑張れたこと、目標に向かって頑張れる趣味がある

 事に、幸せを一杯感じます。

 健康に留意し、今の平凡な日々に感謝し、前向きに過ごしたいと思います。

 皆様も、お元気にお過ごしくださいますように・・・

        

                     

 

                今日もお立ち寄りくださり、ありがとうございます。


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