詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

愁 雲

2009年10月29日 11時09分47秒 | Weblog
   訳もなく壊れた人に危められ、あっけなく未来を絶たれた
                     幼い子供の無念を思うと、心が痛みます・・・

 だんだんと寂れて変わる町並みに
 淋しくて心に影を落とします・・・

                          厳しい不況の煽りを受けて、仕事を失い不安な暮らしを
                          余儀なくされて、将来の夢が築けない若い人達を思うと
                          胸が痛みます・・・


        【冠 句】 名を留む 日本列島震わせて

        【川 柳】 ゲームならリセットすれば戻るけど

        【俳 句】 菊の香やふと歩を止む朝の駅

        【冠 句】 流れ見る シャッター下りた商店街

        【冠 句】 ひとり者 余生の影をふと案ず

        【冠 句】 身を庇う 意地を張らずに子に甘え

        【冠 句】 ゆるい坂 子の傍らで趣味の日々

                   

                        




  今、子供達の側で人生の肩の荷を下ろし、ゆっくりと平穏な日々を過ごせる
  事に、しみじみ幸せを感じます。

                ~ふと立ち止まり、色々な秋の風が見えました~
  
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秋刀魚焼く

2009年10月22日 11時08分08秒 | Weblog
今ならば 大人の答え 出せるけど

    折り合えず 母に叛いた 悔いを引き

                            


  【冠 句】 サンマ焼く 悔いを引き摺る過去消して

  【冠 句】 風に知る 虚勢を張った影何処

  【冠 句】 実を結ぶ 人恋しくて蒔いた種
 
  【冠 句】 サンマ焼く 二世帯暮らし根を下ろす

  【冠 句】 佳い話 嫁がはにかむ三人目

  【冠 句】 風変わる 子に護られる老いの場所


                       三人の 孫に囲まれ 睦まじく

                             サンマ焼き 今日の幸せ しみじみと


           

           お店に脂の乗った秋刀魚が手頃な値段で売っています。
           こんがり焼けた秋の匂いが部屋に満ち、こんな所からも
           小さな幸せを、ふっと感じます・・・
           
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好きな道

2009年10月13日 14時12分57秒 | Weblog
こつこつと 密かに胸に 積んだ夢

     諦めず いつか咲かそう 青空に
                        

     【川 柳】  積んできた一つ一つの石の汗

     【冠 句】  好きな道 一閃信じまっしぐら

     【冠 句】  鷹が舞う 希望の空を独り占め

     【冠 句】  美し空 夢の拳を突き上げる

     【冠 句】  若さあり 夢想の坂を踏むペダル

     【冠 句】  秋を行く 二人の青春もう一度


                   活き活きと 明日に向って 踏むペダル

                          いつまでも 蒼い心を 忘れずに


           

          人生の坂を折り返して、自分らしく生きられる道を
          模索しながら、今迄培ってきた宝物を活かして毎日
          楽しく過ごしています。
          40回目の結婚記念日をもうすぐ迎えられることの
          幸せを、、、今しみじみと感謝しています。
          明日から主人と<秋の旅>に出かけて来ます・・・

         
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秋を行く

2009年10月08日 11時33分04秒 | Weblog
 淋しくて 秋の雲を 追うように

     気が付けば 独りで降りる 里の駅                      

           【冠 句】 秋を行く 独りで降りる里の駅

           【冠 句】 野の佛 そっと寄り添うひとり塚

           【冠 句】 海暮れて 眠りし友がまたひとり

           【冠 句】 月冴えて シャベルぽつんと残る浜

           【冠 句】 音しずか 海の向こうの子を想う

           【冠 句】 浜歩む 鳴き砂踏んで強かに


 ままならぬ 悲しき事に 胸痛め

    今日もまた ふっと溜息 ついている

                

         取り戻すことの出来ない哀しい過去の日を思う時
         いつまでも大切な人との思い出を胸に温める事で
         又明日に向かえる様な気がします。 

         横田めぐみさんのご両親の、深い哀しみに胸が痛みます・・・
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 旅 つづく

2009年10月01日 10時32分37秒 | Weblog
何時の日も 家族を護って くれた人

    折々の 辿った苦難を 振り返り

         本当の 夫婦にやっと なれました
                                 

    【冠 句】 夜の瀬音 定年の日を恙無く

    【冠 句】 積み重ね ほろ苦く読む古日記

    【川 柳】 年金に合わす家計簿準備する

    【短 歌】 四十年連れ添いて来し記念日の旅のプランにあいづちを打つ

    【冠 句】 愉しい地 余生見渡す天守閣

    【冠 句】 旅つづく 心に記す感謝状

            

            長い年月の中には、お互いの考え方や性格の違いから
            何度とも無く喧嘩もして来ました。
            子供達も自立し、今広くなった部屋で、二人で過ごす
            時間も増えました。
            寄り添って、互いに感謝の気持ちを忘れずに、時々
            旅行にも行き、楽しい余生を過ごしたいと思います。           
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