詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

老いの位置

2020年06月20日 11時21分27秒 | Weblog

紫陽花が綺麗に咲いています。

少しずつ暮らし方が変わってきましたが、どんよりとした気持ちはそのまま晴れず

中々やる気が出ない状態が続いています。

 

コーラスは、やはり今年の『合唱祭』は中止になりました。

来月早々に一度皆で集まり、今後の予定等を相談しますが、、、練習が再開出来る日は

まだまだ先になると思います。

 

既に投句を済ませてをいる「〇支部の記念句会」や「△文学祭」の作品の結果報告も延期されたまま、

コロナ禍の影響で仕方ないですが、、、一つ一つの区切りが付かず悶々としています。

 

友人達と愉しい時間を過ごすのもまだまだ先、安心出来る状況になるのを待つしかないですが、

メールやラインで話せる事で少し気晴らしも出来て、元気も戻せ助かっています。

家族との外食や旅行、行きたいところはありますが、、、もう少し先に。

 

早く、気持ちがすっきり晴れる日が来ることを願っています。

 

先日の通院の折、私の理学療法担当の先生と少し話せる時間がありました。

今の症状や治療についてのアドバイスを頂き良かったです。

来月、医院長の診察予約があるので、治療再開の時期についてお願いをしてきますが、

まだまだ待期しなければいけないのかなと思ったり、、、色々歯痒いです。

 

 

こんな日々での冠句は、老いることへの気持ちの揺れになりました。

 

    待合室 ほのと寄り添う老夫婦

    句誌を染め 味わい深き媼の詩

    思い尚 一つ消えたり老舗の灯

    風に添い 老いを受け入れ降ろす荷も

    野は眩し 重荷を下ろし陽に抱かれ

    一人して いのちを満たし花筏

    犬と猫 老いの孤独の道ずれに

    径新た 余生に少し迫力も

    帰る道 終の棲家に朱の夕陽

    大木立 来し方問えば神の聲

    嘆くまじ 身の丈に合う老いの位置

    嘆くまじ 満たす余生を奔放に

    身を委ね 老いる淋しさ分かち合い

    花の青春 晩学に夢膨らませ

    遠き日に 脇目も振らぬ一途さも

    人に酔う 合わぬ歩調に老いをふと

    打つ手なし 老いに逆らう瘦せ我慢

    老いの意地 世渡り少し大胆に

    老いの意地 泣けば崩れてしまうから

    幾山河 焦らず弛まずもう少し

    椅子一つ 人生にある退き時も

    身を任せ 齢を重ね似合う色

 

 

   (連冠句)

        苦笑い 

    あきれ顔 お互い様の物忘れ

    あきれ顔 笑える失敗ならいいが

      四苦八苦 目のつく場所にメモばかり

 

       

        彩重ね

    元通り 親の責務を無事終えて

    元通り 新婚の旅もう一度

      満つ余生 人生の旅ほのぼのと

 

 

 

     

 

 

 

暗い冠句を並べて反省したり、前向きな気持ちに切り替えてみたり、、、

句帳に私の生きてきた日々の彩が並んでいます。

 

さぁ、今日はギターの練習をして、自分らしい笑顔を戻して頑張ります!

 

皆さま、いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オーガニックな感覚(短詩文芸・冠句・川柳・その他) (直樹)
2020-07-05 23:27:45
お久しぶりです。また、ブログを再開しましたので
遊びに来てください。
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Unknown (1948of)
2020-07-06 13:38:37
ご無沙汰しています。 各句会支部で御活躍され嬉しく思います。中々京都の句会に行けませんが、それぞれに支部の創作を頑張ろうと思います。
ブログの再開、良かったです。拝見出来るのを楽しみにしています。 宜しくお願いします。
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