詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

老いをふと

2009年11月12日 11時00分01秒 | Weblog
 あたふたと 走ってきた道 折り返し

     齢重ね 無理の効かない 老いをふと
                              
    
      【冠 句】  傘の中 人生模様見え隠れ

      【冠 句】  鍵錆びる 置き去りにした嘘の悔い

      【冠 句】  老いをふと ペットショップを素通りす

      【冠 句】  浮き沈み 余生の荷物整理する

      【短 歌】  雨の午後写真整理を思い立ちいつしか吾の遺影を探す

      【冠 句】  揺るぎなく 余生に架ける虹の橋



                        寂しくも 何時か迎える 終末を

                             さり気無く 心に留めて 架ける虹


         


         家族の一員として飼っていた老犬との別れの後、代わりの犬を
         探すことに、年齢的なためらいが有りました。

         ある日友人と、いつ不意にやってくるか判らない<その日>に備えて
         家族に伝えておきたい事について、話し合った事がありました。
         
         その一つに自分の気に入った写真を遺影に決めておくこと・・・ 
         お嫁さんにそっとお願いすると、、、笑われました。
         
         愁思のつぶやきに、、、季節の深い彩りを感じます・・・
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4 コメント

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直樹様 (ポエム)
2009-11-18 13:41:19
お怪我の方は大丈夫でしたか?

家の中の1cmの段差に躓き、ヒャッとする事が増えました。気持は二十歳のままですが、何時しか体は弱ってきている事を寂しく感じますが、気力でカバーして元気に過ごしたいと思います。
15日は、コーラスの「合唱祭」でした。キラキラ輝いて素敵なハーモニーを仲間と一つになって、響かせることが出来ました。

21日には「長浜文学祭」の表彰式に行ってきます。嬉しい事が又励みになります・・・

ありがとうございます。
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こけた! (直樹)
2009-11-17 20:49:33
ポエムさんの詩と私の現実がピッタリでした。

情けないもので昨日、ちょっと躓いたのですが、身体を保つことなくばったりとこけました。こけた時、人がいなかったのがせめてもの慰めだったかも知れません。情けなさと痛さが時間が経つにつれ、じんわりときいてきました。明日からはゆっくり、良く見て足をあげて、意識して歩かなければと...気持ちと身体がついて行かないこの頃かも知れません。

老いをふと 躓きこけるああ又か
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花キャベツさま (ポエム)
2009-11-14 11:52:08
少し感傷的になりました・・・
明日がわからないから、明日を生きてゆけると思います。

「生命の言葉」温かい親の無償の愛を、深く感じます。

明日の夢~ 花キャベツさんの鞄に一杯詰めて、楽しくお過ごしくださいね・・・
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Unknown (花キャベツ)
2009-11-13 22:06:11
ポエム様

今回もブログの色彩が凄く素敵ですね。いつも感心してみています。

・傘の中 人生模様見え隠れ…この句いいですね。

老い?
秋は人を感傷的にするのでしょうか?

今日、市の図書館主催(私も一応図書館協議委員)の「文学散歩」に行ってきました。隅田川界隈の7福神を祭った神社巡りです。その中で
11月「生命の言葉」として吉田松陰の
・親思う 心にまさる 親心
   今日の音ずれ なんと聞くらむ
がありました。親としてわかるような気がします。

返句 ・明日の夢 鞄に詰めて 今も旅
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