詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

明日の詩

2010年07月06日 11時23分18秒 | Weblog
侭ならぬ 辛き病に 向きあいて

    諦めず 生きるささえの 明日の詩

                             


  【冠 句】  白い壁 生きたし意欲掻き立てる

  【冠 句】  雲光る 病窓に詠む明日の詩

  [短 歌]  同室で励まし合った病友に雅号もありき届きし句誌に

  【冠 句】  湖の声 詩涸れずして響き合う

  【冠 句】  卓囲む 人生語った友はいま

  【冠 句】  顔揃う 句誌に生き方教えられ



            消灯前に拙い俳句を詠みあって、笑ったり泣いたりしながら
  
            励ましあって退院の日を待ち兼ねた、辛くて長かった入院生活を

            時々懐かしく思い出します。

            その日々には、哀しい別れを済ませた友もいて、、、今も心が痛みます。


            趣味を通じて多くの友との出会いもありました。

            色々な人生の在り方を、届く句誌から一杯感じ取り、その中から歩む道を教えられ

            明日への勇気を貰い、自分らしく過ごせる今日の幸せを、嬉しく思います。




       .........................................................................................................................................................

     <くじけないで>

       ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで

       陽射しやそよ風は えこひいきしない

       夢は 平等にみられるのよ

       私 辛いことがあったけれど 生きていてよかった

       あなたもくじけずに 
 
                    (99歳の詩人) 柴田トヨさんの詩集より
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少しずつ | トップ | 穏やかに »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雲光る (花キャベツ)
2010-07-11 14:20:38
過去に入院されたことがあるのですね。
人生いろいろありますがいつも前向きに生きておられる様子がよくわかります。

・雲光る 病室に詠む明日の詩

 どの句も素敵ですがこの句が好きです。

 99歳の柴田さんの詩も勇気づけられますね。
 返句(川柳)
 ・出た時のままのふる里抱いている
返信する
花キャベツ様 (ポエム)
2010-07-11 16:02:47
ありがとうございます。
先日の幼友達との再会で、元気を貰われた握手の温かさを、改めて<返句>より感じました。
古里の風は、いつも温かく迎えてくれますね。

一緒に頑張った病友の活躍を知って、同じ文芸を楽しむ私にとって、嬉しい句誌でした。
京都の句会でも1年ぶりに再開した句友達と、和やかに良き一日を過ごしてきました・・・
返信する