詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

八月に想い寄せ・・・

2019年09月04日 10時56分57秒 | Weblog

 

朝夕の涼しい風や虫の鳴き声に、季節の移ろいを感じますが、

まだまだ夏の過ごし難さを感じます。

色々思い案ずる事が重なり、、、、また続きました訃報に抱く喪失感が日に日に強くなり

あるがままに生きることの難しさや、気持ちの持ち方を少し考え込んでいます。

 

八月、昭和の哀しい戦争の涙を、今まで詠み重ねてきた冠句に、想いを寄せて、、、

 

   送り火に 遠き日偲ぶ灯はほのと

   カンナ燃ゆ 戦火の悪夢語るかに

   慕う夕 故郷馳せる遠汽笛

   草いきれ 錆びし鉄路に軋む悲史

   影を持つ 戦禍を語る口重し

   蝉あつし 語り部老うも声烈し

   問う平和 命のビザを忘れまい

   蝶が舞う 菜花に華やぐ無縁塚

   言い伝え 戦禍の裡に哭く史実

   母恋し 兵の無念が風に泣く

   過ぎる音 痛恨消えぬ史の嘆き

 

   灯が巡る 僧の読経に在りし日を

   泣きたい夜 遺影の母に話し込み

   蝉を聴く ひとり寂しむ墓参道

   残る味 梅の実寝かす亡母の甕(カメ

 

   カンナ燃ゆ 黙して語る生きる意味

 

 

 

、     

     

              

 

 

 

 散歩道で、すれ違った方の少し前屈みの後ろ姿が、亡くなった友人に似ていて、

 思わず 〇〇さん と呼びかけそうになりました。

 5月に逝かれましたが、まだそのことに実感が無く、淋しさを日々に感じ涙して、、、

 

 八月は、大切な命を問うお盆の行事が続き、淋しさを新たにする夏だと思います。

 色々な人生を思い、、、生きる意味を問いかけています。

 

 母が亡くなり、3姉妹の絆がより深くなりました。

 それぞれに病気の不安を抱えている今、寄り添いながら助け合い、

 一つ一つ乗り越えていこうと思っています。

 妹が大きな病院で今日受けている検査結果が心配ですが、、、

 悪い結果でないことを、亡き父母にお願いしながら祈っています。

 

 

   今日もお立ち寄り下さいまして、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

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