生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

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美の感受、美的物体への感性的な作用と反作用、美の論理、感性の論理または機構、世界の分節

2013年09月03日 15時25分47秒 | インポート
2013年9月3日-1
美の感受、美的物体への感性的な作用と反作用、美の論理、感性の論理または機構、世界の分節

  「どんなに美学用語を駆使しても、このような行き方には、しばしば美の虐殺によって得られた言語の魔術化か虚構にすぎないむなしさが、いつもまといついている。そのためか、美術館についての
言語の情緒的用法の魔力を追放しようとする主張も、ちかごろ『分析美学』(18・19)という一つの主張のなかにみられる。しかし、美はどのように分析されようとも生きて動いている。分析のむなしさは、美のもつ一番たいせつなものが闇に吸いこまれてしまうことである。」(寺尾勇『美の論理』31頁)。

 「生きて動いている美」とは、たとえば絵画を見て、つまりその対象を入力とした(脳内での)知覚像を指しているのだろうか? あるいは、鑑賞内容を指しているのか、わたしのどこかに構成されたなんらかの像image (あるいは像ではないもの)を指しているのか?

 美的物体 beautiful material body, aesthetic matter についての感性的作用と反作用 reaction(または反応 response)。むしろ、(美的)対象と人の感性的装備の相互媒介作用、その結果を〈わたし〉(って何か?)は味わうのか?
 人間的作用や(や=or/and)反作用と創造性。対象の知覚像(の世界)と鑑賞世界と情緒形態。
 鑑賞する appreciatieと楽しむ enjoy。
 単位物体(色彩体や音体)の結合関係となんらかの統一的秩序を与えて一体性を創造すること。

 自然を分節することと、抽象絵画美。


文献
[い]
今道友信(編).1984.9.講座 美学3 ?美学の方法.x+336pp.東京大学出版会.[B20130902、138+250=388*]

岩山三郎.1966.6.美の哲学:ニーチェによる芸術と人間の研究.186pp.創元社.[600円][B1966?]

岩山三郎.1980.12.視覚との対話――象徴と暗喩としての美術史――.6+354pp.美術公論社.[2,400円][B20120516、800*]

[う]
上田高弘.2006.4.モダニストの物言いー現代美術をめぐる確信と抵抗 一九九〇-二〇〇五.308pp.美学出版.[2,400円+税][B20100221札幌]

[し]
シュタイナー,ルドルフ.〔19??, 1929〕.(高橋巖訳 2004.6)芸術の贈りもの.色彩の本質.395pp.筑摩書房.[2,600円+政府悪徳税][B20120427][高橋巖.2004.6.「解説 シュタイナーの美学」は、337-391頁。]

[す]
ステッカー,ロバート.[Robert Stecker ](森功次 訳 2013.5)分析美学入門.500頁.勁草書房.[5,985円][B20130***]

[た]
竹内敏雄.1967.6.現代藝術の美學.ix+395pp+12図.東京大學出版會.[B19680606]

[て]
寺尾勇.1971.6.美の論理ーー虚と実のあいだーー.342pp.創元社.[1,300円][B19710711、1000*]

[ふ]
藤枝晃雄.1987.6[1977].現代美術の展開:美術の奔流この50年.324pp.美術出版社.[3,800円][B201111下旬、1200円*].

藤枝晃雄.2005.7.現代芸術の彼岸.283pp.武蔵野美術大学出版局.[3,200円+税][B20130829].

[よ]
ヨーン,キャロル・キサク〔Yoon, Carol Kaesuk〕.2009(三中信宏・野中香方子 訳 2013.9).自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか.vi+391pp.NTT出版.[Naming Nature: The Clash Between Instinct and Science][3,200円+政府詐欺税][B20130830][Book Reivewあり:]