生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

オルロフ『崩壊5段階説』、技術官僚

2016年01月12日 02時12分11秒 | 政治経済社会学
2016年1月12日-1
オルロフ『崩壊5段階説』、技術官僚

  「技術〔?→科学技術 technology?〕の進展とともに、国家機能を管理するテクノクラート〔技術官僚〕が人々をロボットやコンピュータ・プログラムに置き換えることを夢見る誤導だろう。〔略〕
 だが、人という有機ロボットの場合は、毎日二四時間作動することができず、食料、身体の休息、休日を要求し、退職するからといって彼らを廃棄するには難しい問題が伴うことになる。それでも、この雪ロボットには1つの大きな利点がある。彼らは、製造される必要がないということだ。ご存知の通り、彼らが自発的に再生産すると言う驚くべき能力を持っている。」
(オルロフ 2015/12: 495頁)。

  「通常、自然は再生産の力を犠牲にしようとはせず、他の種の雌は命が続くかぎりずっと排卵し続ける。それゆえ、閉経が進化した背景として淘汰圧が作用したはずだ。」
(オルロフ 2015/12: 496頁)。

 あちこちで、自然淘汰理論を無批判に引き合いに出している。(ダーウィンのとは違って、新ダーウィン主義的定式化は、無内容的でしたがって適用が鵺的である。なによりも、まったく確証が無い。小進化、つまり種内変異の頻度分布の変化でもって証拠 evidence(根拠)とする場合があるが、これもたとえば教科書的には、蛾の写真があるが、「やらせ」(プレゼン 呈示の仕方次第だが)である(文献)。

→ 「進化した背景として淘汰圧が作用した」の「背景」とは?
圧(原語はpressureだろう)とか作用といった言葉を使っているので、自然淘汰または人為選抜の結果として、閉経(といういわば「生活史的」性質)が、〔種システムとして採用され、設計され、または種システムとは(不離)不即的にないしはまったく独自に、あらゆる種個体に出現した。

機構モデルの略図または線図 diagram。
→diagramの、オックスフォード辞典の定義は?