生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展

2011年06月20日 22時55分52秒 | 美術/絵画
2011年6月20日-1
風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展


芸術センター記念受賞作家展
風間虹樹 展 ~いのち。乱舞、、、~
2011年6月19日(日)~7月10日(日)10:00-17:00[会期中無休]
神戸芸術センター 2階 ミューズアーケード [入場無料]
神戸市中央区熊内橋通7-1-13
 山陽新幹線または地下鉄の新神戸駅から歩いて数分
 阪急または阪神の三宮駅から歩いて10数分
 JR三ノ宮駅から歩いて10数分
 電話:078-241-7477

作者在廊予定
 2011年6月23日(木)12:00~17:00
 2011年6月25日(土)12:00~17:00
 2011年6月26日(日)12:00~17:00
 2011年6月30日(木)12:00~17:00
 2011年7月 2日(土)12:00~17:00
 2011年7月 3日(日)12:00~17:00
 2011年7月 6日(水)12:00~17:00
 2011年7月 9日(土)12:00~17:00
 2011年7月10日(日)12:00~17:00

 アーティストナビに掲載:
http://www.holbein-artistnavi.com/artnews/exhibition/kinki/10676.htm

 











風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展 作品目録

2011年06月19日 23時20分42秒 | 美術/絵画
2011年6月19日-1
風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展 作品目録

風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展 作品目録
  神戸芸術センター 2011年6月19日(日)~7月10日(日)

番号 作品表題  大きさ

世界1(絵画力場a)[span 2 壁面]
1 生命龍、爆爆、、、  F100縦
2 生命龍、勃勃、、、  S60菱形
3a いのち。混沌、、、  S20菱形
3b いのち。対極、、、  S6菱形
3c いのち。流れる、、、  S10菱形

世界2(絵画力場b)[span 3+4 壁面]
5 いのち。純白。、  S60正方形
4 水甕座の水。滴り、、、  F100縦
6 いのち。乱舞、、、  S100菱形
7 いのち。あ、ふ、れ、、、  S80菱形
9 いのち。照応、、、  F100縦
12 い。の。ち。は、ね、、、  F100横
11 いのち。燦舞、、、  S100菱形
13 いのち。光溢れ、、、  F100縦
10 いのち。純白、。  S60正方形

世界2(絵画力場b)[span 3+4 可動板]
14 いのち。ひ。か。り、、、  F100縦
8 いのち。昇舞、、、  F100縦

世界3[可動板1a (力場aと呼応)]
15 いのち。したたり。。。  F12横
16 いのち。とろけ出る、、、  F4縦
17 いのち。いのち、、いのち、、、  F10横

世界4a[可動板1b =台付き側垂直板]
18 いのち。みどりにひろがる。  S10菱形
19 いのち。うねり、、、  F10横
20 いのち。甘い滴り、、、  F8縦
21 いのち。直舞、、、  F10横

世界4b[可動板1c=台上]
42 生命龍、龍龍龍、、、[1]  F3横
43 生命龍、龍龍龍、、、[2]  F3横
44 生命龍、龍龍龍、、、[3]  S2菱形
45 生命龍、龍龍龍、、、[4]  S4菱形
46 生命龍、龍龍龍、、、[5]  S0菱形


風間虹樹 <いのち。乱舞、、、>展 作品目録 (つづき)
  神戸芸術センター 2011年6月19日(日)~7月10日(日)

番号 作品表題  大きさ

世界5a[可動板2a (台付き側垂直板)]
22 いのち。降る。。。  F20縦
23 いのち玉。ほつほつ、  F10縦
24 いのち。みどりに、、、  S10正方形
25 いのち。いざない。  S10正方形

世界5b[可動板2b=台上]幅x奥行x高さ
26 いのち、穴。[1]  16.8x12.6x4.7cm
27 いのち、穴。[2]  7.6x6.9x11.6cm
28 いのち、穴。[3]  9.8x9.5x23.0cm
29 いのち、穴。[4]+いのち。管開き、  8.5x7.8x21.5cm
30 いのち、穴。[5]  13.6x13.5x10.2cm
31 いのち、穴。[6]  5.6x9.4x15.4cm
32 いのち、穴。[7]  10.5x8.4x5.8cm
33 いのち、穴。[8]  6.0x11.2x2.0cm
47 いのち、穴。[9]  44.6x12.7x10.6cm
48 いのち、穴。[10]  21.5x16.8x4.3cm
49 いのち、穴。[11]  16.8x13.5x5.6cm
50 いのち、穴。[12]  19.0x12.0x3.2cm
51 いのち、穴。[13]  6.2x6.8x7.3cm

世界6[円テーブル上、絵画を手にとって観る(観る角度依存の、うずとひびを楽しむ)]
34 いのち。巻き、刻み、、、  F6横
35 生命龍。罅割れ世界を渡り合う。  F10横

世界7(絵画力場b)[span 3+4の窓側に床置き]
36 「いのち玉、1」+ 山田百合子戯言集  SM横と8.2x8.2x28.4cm
37 「いのち玉、2」+ 山田百合子戯言集  SM横と8.2x8.2x28.4cm
38 「いのち玉、3」+ 山田百合子戯言集  SM横と8.2x8.2x28.4cm
39 「いのち玉、4」+ 山田百合子戯言集  SM横と8.2x8.2x28.4cm
40 「いのち破、1」+ 山田百合子戯言集  SM縦と8.2x8.2x28.4cm
41 「いのち破、2」+ 山田百合子戯言集  SM縦と8.2x8.2x28.4cm
52 水瓶座の泡水、踊っている、、。(3)  F6横(梅枝2本つき)
53 生命龍。佇み、屹立する。  7.0x8.3x22.2cm


(注記) 36~41は、山田百合子戯言集『死体病理解剖 × ・・・・・ノオト』
 (1979年5月)別装角筒版との合わせもの。
 

風間虹樹 <いのち。乱舞、、、> 展:世界1[絵画力場a]

2011年06月18日 22時19分59秒 | 美術/絵画
2011年6月18日-1
風間虹樹 <いのち。乱舞、、、> 展:世界1[絵画力場a]





芸術センター記念受賞作家展
風間虹樹 展 ~いのち。乱舞、、、~
2011年6月19日(日)~7月10日(日)10:00-17:00[会期中無休]
神戸芸術センター 2階 ミューズアーケード
神戸市中央区熊内橋通7-1-13
 山陽新幹線または地下鉄の新神戸駅から歩いて数分
 阪急または阪神の三宮駅から歩いて10数分
 JR三ノ宮駅から歩いて10数分
 電話:078-241-7477

作者在廊予定
 2011年6月19日(日)10:10~17:00
 2011年6月20日(月)10:10~17:00
 以降は土曜日と日曜日に在廊予定。その他の曜日は未定。

↓ ☆ ☆ ☆ [予定を追加しました]
作者在廊予定
 2011年6月23日(木)12:00~17:00
 2011年6月25日(土)12:00~17:00
 2011年6月26日(日)12:00~17:00
 2011年6月30日(木)12:00~17:00
 2011年7月 2日(土)12:00~17:00
 2011年7月 3日(日)12:00~17:00
 2011年7月 6日(水)12:00~17:00
 2011年7月 9日(土)12:00~17:00
 2011年7月10日(日)12:00~17:00



原発事故関連雑記2:放射線リスクに関するICRPモデルとECRRモデル

2011年06月17日 23時32分28秒 | 生命生物生活哲学
2011年6月17日-1
原発事故関連雑記2:放射線リスクに関するICRPモデルとECRRモデル


 日本学術会議は2011/6/17づけで、「日本学術会議会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d11.pdf

を出した。

  「私たち日本学術会議は、日本の放射線防護の基準が国際的に共通の考え方を示す ICRP の勧告に従いつつ、国民の健康を守るためのもっとも厳しいレベルを採用していることを、国民の皆さんに理解していただくことを心から願っています。」

と述べている。この文中には、ICRPに対しては

  「ICRPのモデルは放射線リスクを過小評価している」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

と批判的なECRR(欧州放射線リスク委員会)の報告については、

  「英国健康保護局(en:Health Protection Agency)はECRRについて「公的機関と関わりのない独自(self-styled)の組織」とした上で「恣意的であり、十分な科学的根拠を持たず、ICRPについては多くの曲解が見られる」と批判」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

があるらしいことや、「非公式な委員会」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

だからだろうか、出てこない。

 さて、ICRPの防護基準の3つの原則には、

  「第2に、今回のような緊急事態に対応する場合には、一方で基準の設定によって防止できる被害と、他方でそのことによって生じる他の不利益 (たとえば大量の集団避難による不利益、その過程で生じる心身の健康被害等)の両者を勘案して、リスクの総和が最も小さくなるように最適化した防護の基準をたてること」

という、第2の原則があるらしい。「大量の集団避難による不利益やその過程で生じる心身の健康被害等」をどう算定するのか知らないが、余計なお世話といいたくなる。推定値次第で、放射線リスクを相対的に考慮しないことになる。

 このICRPの防護基準の原則を適用して、

  「今回のような放射性物質による環境汚染が発生した場合にも、年間 1mSv と いう平常時の線量基準を維持するとすれば、おびただしい数の人が避難しなければならないことになり、かえって避難者の多くにそのことによる身体や心の健康被害などが発生する危険性があります。」(日本学術会議会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」)

となったらしい。転倒している。避難による身体や心の健康被害などが発生しないように避難する算段を、日本学術会議は提案してもらいたい。

 ところで、日本学術会議緊急講演会「放射線を正しく恐れる」が開催される予定らしく、

  「◆日 時: 2011年7月1日(金)10時00分~12時30分
   ◆場 所: 日本学術会議 講堂
   ◆主 催: 東日本大震災対策委員会
     〔略〕
   第二部 放射線から身を守る仕組み
    講演3.国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告の意味
        佐々木康人 (社)日本アイソトープ協会常務理事(連携会員)
    
    講演4. 非常事態にどうすべきか
      柴田徳思 
日本原子力研究開発機構J-PARCセンター客員研究員(連携会員)」

とあり、質問をぶつければ、きわめて有意義に参加できるのではないだろうか。放射線を「正しく」「恐れる」ことができるそうである。

 
 さて、ECRRのクリス・バズビー博士によれば、

 1a. ICRP(国際放射線防護委員会)は、内部被曝をリスクモデルの計算に入れていない。
 1b. ECRR(欧州放射線リスク委員会)、内部被曝をリスクモデルの計算に入れている。

となるだろう。あるいは、

 1a. ICRP(国際放射線防護委員会)は、内部被曝をリスクモデルの計算に少ししか入れていない。
 1b. ECRR(欧州放射線リスク委員会)、内部被曝をリスクモデルの計算に大きく入れている。

となるのかもしれない。

 
  「ICRPやECRRの学者・研究者の間では、「被曝線量」に安全値はない、できれば自然の放射能も避けるべきだという医学的知見がコンセンサスになっていることを考えれば、ICRPの主張は原発存続発展のためには少々の放射線被害者がでてもやむを得ない、という主張に他ならない。

 もう少しわかりやすく平たく説明すれば、京都大学・原子炉実験所、助教・小出裕章が次のように言うとおりである。

『 (放射線被曝の安全値)そんなものはない。今日本の放射線被曝線量限度は、国際放射線防護委員会(ICRP-International Commission on Radiological Protection)の勧告を基にして基本的には決められていますが、そのICRPも一貫して「絶対安全な被曝量」はない、と云っています。
ただし彼らは(ICRPは)、原子力産業界の片棒を担ぐ立場ですから、被曝線量基準値を決めて、それを守りなさいという風な勧告を出す。そしてそれがあたかも安全値であるかのように装っているわけです。その彼らも言うように、被曝線量に関して絶対安全値はありません。』
(小出裕章インタビュー第2回②の「被曝に絶対安全値はない」の項を参照のこと)」
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/yamauchi_ECRR2003.html

 
 ところで、ECRRによれば、

 「1955年以降、放射線の放出で死んだ人の総数は6000万人を超えている」

というらしいが、どういう算定方法によるのだろうか?


 
 「<参考資料>欧州放射線リスク委員会(European Committee on Radiation Risk ? ECRR)2003年勧告(ECRR2003翻訳委員会-改訂版)」は、
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/yamauchi_ECRR2003.html

 「ECRRのクリス・バズビー博士がICRPモデルの一面性を批判、内部被曝を考慮すべき」は、
 http://makikoi.blog47.fc2.com/blog-entry-184.html
 http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/286.html

 「福島原発事故:小出裕章インタビュー第2回」は、
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/20110413_2.html


原発事故関連雑記1

2011年06月15日 00時49分32秒 | 生命生物生活哲学
2011年6月15日-1
原発事故関連雑記1

 内閣府原子力委員会は、「原子力政策を推進の立場から検討する審議会」らしいが、専門家の意見では、

  「小林傳司・大阪大教授(科学哲学)は「原子力利用を継続するという結論ありきの議論では、国民の信頼を回復できない」と指摘。「原案を修正する覚悟で、脱原発シナリオも含めた政策選択の幅を国民にきちんと示すべきだ」と訴えた。

  原子力安全の専門家でもある北村正晴東北大名誉教授も「巨大地震を、実際には起こりえないと決めつけた『集団的思考停止』があった」と認めた上で、「脱原子力を含めた今後の政策判断は、市民や意見の異なる専門家と真摯(しんし)な対話なしには展望は開けない」と述べた。」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110615k0000m040076000c.html

とのこと。

 さて、「放射線医学総合研究所が原発事故後の3月25日に出していた「甲状腺等価線量評価のための参考資料」について、

  「「3月12日から23日までの12日間、甲状腺に0.2マイクロシーベルト/時の内部被曝をした場合(甲状腺等価線量)どうなるかを示している。
  〔略〕
  「1歳児(1~3歳未満)⇒108ミリシーベルトの被曝」
  「5歳児(3~8歳未満)⇒64ミリシーベルトの被曝」
  「成人(18歳以上)⇒16ミリシーベルトの被曝」」(『週刊現代』2011年6月11日号、35-36頁)

とある。


日本を変えよう。いたるところのここから、原発廃止へと変えよう。

2011年06月14日 23時53分20秒 | 生命生物生活哲学
2011年6月14日-2
日本を変えよう。いたるところのここから、原発廃止へと変えよう。


 原発問題を学ぶのに参考になる網所がある。文字起こしをしたものを掲載している所でもある。
 たとえば、「原発導入のシナリオ」は、
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65716223.html

 さて、敵をつくらないこと、について語っているところがある。そして、

「その動画の中で、登場していた人は、大声で次の言葉を繰り返していました。

「世界を変えよう、世界を変えよう」

その人は大きな声で楽しそうに言っていたのですが、私はなかなかぴんときませんでした。

ですがその人は、意図的ではないかもしれませんが、次の言葉を最後に言っていました。

「ここから変えよう」」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65743412.html

と述べている。

 したがって、

  日本を変えよう。いたるところのここから、原発廃止へと変えよう。

 なお、小出裕章氏のこの事故に関する情報発信を一覧できるようにまとめる意味で作られた、非公式ブログ所は、
http://hiroakikoide.wordpress.com/


風間虹樹 <いのち。乱舞、、、> 展 [案内]

2011年06月14日 20時38分21秒 | 美術/絵画
2011年6月14日-1
風間虹樹 <いのち。乱舞、、、> 展 [案内]

芸術センター記念受賞作家展
風間虹樹 展 ~いのち。乱舞、、、~
2011年6月19日(日)~7月10日(日)10:00-17:00[会期中無休]
神戸芸術センター 2階 ミューズアーケード
神戸市中央区熊内橋通7-1-13
 山陽新幹線または地下鉄の新神戸駅から歩いて数分
 阪急または阪神の三宮駅から歩いて10数分
 JR三ノ宮駅から歩いて10数分
 電話:078-241-7477



<いのち。乱舞、、、>展、への口上
 いのち。は、この世界という舞台で、形と色をまとい、生き活きと戯れています。
わたしたちは日々、生命の様々な形態とその生きざまで溢れる、光の世界に存在し生
活しています。
 いのち。は、光、つまり活動そのものです。絵画もまた、溢れる光によって製作さ
れます。わたしは、有機的抽象絵画という実験場で、いのち、(現われとしての生命
多一体 universified that)、の創造を試みています。
 いのち。(に溢れた絵画が、時に移ろう空間に、)乱舞、、、しつつ、あなたをお
待ちしています。

絵画力場の製作覚書
 <いのち。>たちは、わたしたちが生きているこの宇宙の構成員であり、この宇宙を舞台として自然に振る舞っています。ですから、自然な感触となる製作技法を多く採用しました。たとえば、絵具単位体の重力を利用しての物体表面への衝突時の<偶然性>をまとった自然さ(具体的には、様々な角度での画面への様々な粘度の絵具の自然落下、また、次々に重なった場合の滴りや破裂の形成)、物体表面上での様々な種類の物体の相互作用力を利用した自然さ、です。
 構図(形態的単位体による構成の全体)としては自然と、全覆的または上下左右呼応的となりました。全覆的構図は、画面から外に拡がる作用を持ちます。菱形の形態は、上下左右の方向に作用します。これらを利用して、力場aと力場bを製作しました。おそらく、絵画物体表面から、そしてまた(幾つかの層状に地と図として認識された)諸々の絵具単位体から、同心球面波状に発出して様々な作用を及ぼすでしょう。
 或る地点から狭くないしはぐるりと見渡した場合に、 絵画から発する力が単独および相互に作用し呼応する結果から産み出される場は、どのようになるのか? その実験結果を体験していただければ幸いです。 
 様々な絵画力場を、観者がゆったりと一望するできるように、椅子を置いてあります。