生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

生命論文献(第0.8版)

2013年02月23日 14時12分05秒 | 生命論
2013年2月23日-2
生命論文献(第0.8版)

1. 2011年1月1日-1
  生命とは何か
http://pub.ne.jp/1trinity7/?entry_id=3397247

[あ]
網谷祐一.2002.E・マイヤーの生物学的種概念.科学基礎論研究 (98〔号〕): 23-28〔別表現では、29〔巻〕: 75-80〕.

網谷祐一.2011.2.「連続と離散」の対立はどのような意味で種問題の存続の原因か.科学哲学科学史研究 5: 1-20. [http://hdl.handle.net/2433/137424 ]

[い]
*池田宗彰.2010.7.物質・生命・心理とは何か(社会・人文科学序説):〝物理学〟からの統一説明.?+421pp.御茶の水書房.[ISBN: 9784275008893] [y9,030] [生命論]

*石井友幸.1948.あたらしい生命論のために.271pp.同友社.

*石井友幸.〔1948-11〕.戸坂さんの「生物学論」について.唯物論研究 (4): 64~69.

*石井友幸.1949.生物学概論:生物学の基礎概念.210pp.古明地書店.

*石井友幸・石原辰郎.1935.生物学.275pp.三笠書房[唯物論全書].[1990.久山社 [日本社会主義文化運動資料]

岩崎秀雄.2013.2.〈生命〉とは何だろうか:表現する生物学、思考する芸術.288pp.講談社[講談社現代新書].[840円][B20130216]

[う]
ウエインライト,S.A.1988.(本川達雄訳,1989)生物の形とバイオメカニズム.xiii+177pp.東海大学出版会.[y1,800]

鵜浦 裕.1998.進化論を拒む人々:現代カリフォルニアの創造論運動.xvi+209pp.勁草書房.[B981208, y]

ウェブスター,チャールズ.1999.(神山義茂・織田紳也・金子 務訳,1999)パラケルススからニュートンへ:魔術と科学のはざま.258pp.平凡社.[B000214, y2,500]

ウォード,ピーター・ダグラス.(長野敬・赤松眞紀訳 2010.1)地球生命は自滅するのか?:ガイア仮説からメデア仮説へ.273+21pp.青土社.[ISBN 9784791765201 / 2,000円+税] [Ward, Peter Douglas. The Medea Hypothesis: Is Life on Earth Ultimately Self‐Destructive?] [R20100120n]

ウオレス,A.R. (赤木春之訳 初版1942.7、二版発行1944.3(2000部) )生物の世界.[20+]474pp.東江堂.[定価参円 特別行為税担当額金二十銭 合計定価三円二十銭]

ウォーレス,A.R.1955.(近藤千雄訳,1985)心霊と進化と:奇跡と近代スピリチュアリズム.251pp.潮文社.[y1,200]

ウォディントン,C.H.1960.(内田美恵・幾島幸子・森岡侑士訳,1980)エチカル・アニマル.危機を超える生命の倫理.335pp.工作舎.[y1,800]

ウォディントン,C.H.1966.(岡田瑛・岡田節人訳,1968)発生と分化の原理.3+142pp.共立出版.[y600]

ウォルター,W.G.1953.(懸田克躬・内薗耕二訳,1959)生きている脳.xiv+282pp+9.岩波書店.[y380]

碓井益雄.1981.動物の左右性をさぐる:生命への模索.238pp.蒼樹書房.[y2,000]

碓井益雄.1981.文化史の中の科学:生命観と宇宙観の歩み.10+351pp.頃流社.[y2,500]

内井惣七・小林道夫(編).1988.科学と哲学:論理・物理・心・言語.vii+264pp.昭和堂.[B950710, y2,678]

内山孝一.1928.生物哲学研究.5+324+8+21pp.大鐙閣.[y1.70]

ウリクト,G.H.フォン.1971.(丸山高司・木岡伸夫訳,1984)説明と理解.viii+304pp.産業図書.[B950123, y2,884]

ヴァイツゼッカー,V.V.1942/1946.(木村 敏訳,1995)生命と主体-ゲシュタルトと時間/アノニューマ-.216pp.人文書院.[B950730, y2,266]

ヴァレーラ,F.J.・ヘイワード,J.W. 1992.(山口泰司・山口菜生子訳,1995)心と生命:<心の科学をめぐるダライ・ラマとの対話.345+ixpp.青土社.[B971208, y2,400]

[え]
エルドリッジ,N.・クレイクラフト,J.1980.(篠原明彦・駒井古実・吉安裕・橋本里志・金沢至 訳,1989) 系統発生と進化プロセス.377pp.蒼樹書房.

[お]
太田邦史.2011.1.自己変革するDNA.250pp.みすず書房.[2,940円][R201*****]

[か]
カウフマン,スチュアート.(米沢富美子監訳 1999)自己組織化と進化の論理:宇宙を貫く複雑系の法則.日本経済新聞社.

*カウフマン,スチュアート.2002.(河野至恩訳,2002)カウフマン、生命と宇宙を語る?複雑系からみた進化の仕組み.461pp.日本経済新聞社.[y2,800]

科学 2010.7月号 特集「生命創造は可能か 合成生物学の意味」.岩波書店.
 ・化学で挑む生命の起源─情報分子の自己複製と同期して増える人工細胞 菅原正
 ・分子から生物は作れるか?: 膜起源からの考察 有賀克彦
 ・マイクロマシンとして生命機能を再現する 竹内昌治
 ・人工蛋白質合成系の創造 上田卓也
 ・ゲノム合成の起承転結 板谷光泰
 ・デザインと実験の間 池上高志
 ・人工細胞:生命を深く理解するために 市橋伯一・四方哲也
 ・“情報”と“生命”が創発しあう時代─合成生物学の背景にある知の力学 萩谷昌己

?*金子邦彦.2003.生命とは何か?複雑系生命論序説.東京大学出版会.[y3,200]

河合隼雄・清水博・谷 泰・中村雄二郎編.1993.新しいコスモロジー-岩波講座-宗教と科学9.vii+296pp.岩波書店.[y2800,帯畜図 160.8]

河合隼雄・清水博・谷 泰・中村雄二郎編集.1993.生命と科学-岩波講座-宗教と科学6.vii+381pp.岩波書店.[y2800]


[く]
*黒谷明美.2004.6.絵でわかる生命のしくみ.163pp.講談社.[2000円+][OCL460]

[こ]
*コリンズ,アンドルー.(田中智訳 1994.12)オルゴン生命体(エネルギー)の謎?宇宙に満ちる超パワー.262pp.徳間書店[新書].[Collins, Andrew.]

[さ]
?*西條剛央.2005.構造構成主義とは何か:次世代人間科学の原理.北大路書房.

*西條剛央・京極真・池田清彦.2007.構造構成主義研究 1 (1).[B2007-*, y2,730]

佐藤直樹.2012.5.エントロピーから読み解く 生物学: めぐりめぐむ わきあがる生命.216pp,裳華房.[2,835円][B2012]

佐藤直樹.2012.8.40年後の『偶然と必然』: モノーが描いた生命・進化・人類の未来.368pp.東京大学出版会.[3,990円][B2012]

佐藤康邦.1994.5.自然の形、文化の形:形態と構造に関する一考察.森山公夫ほか 1994『生命とシステムの思想』: 229-263. 岩波書店.

[し]
*柴谷篤弘.1947.理論生物学:動的平衡論.日本科学社.

柴谷篤弘.1960.生物学の革命.270pp.みすず書房.[y700]

柴谷篤弘.1966.生物の探求:現代生物学入門.193pp.中央公論社.[y250]

柴谷篤弘.1973.反科学論.xi+312pp.みすず書房.[y1,400]

柴谷篤弘.1977.あなたにとって科学とは何か.x+277+xxivpp.みすず書房.[B991018, y1,400]

柴谷篤弘.1979.発生現象の細胞社会学:紋様形成の理論.x+246pp.講談社.[y2,900]

柴谷篤弘.1981.今西進化論批判試論.273pp.朝日出版社(エピステーメー叢書).[y960]

柴谷篤弘.1982.バイオテクノロジー批判.303pp.社会評論社.[y1,700]

柴谷篤弘.1982.私にとって科学とは何か.282pp.朝日新聞社.[y980]

柴谷篤弘.1985.構造主義生物学原論.168pp.朝日出版社.[y1,000]

柴谷篤弘.1987.〈情報〉を越えて.83pp.河合出版.[y400]

柴谷篤弘.1996.われわれにとって革命とは何か:ある分子生物学者の回想.257pp.朝日選書.[B9706B, y1300]

*柴谷篤弘.1998.3.私にとって科学批判とは何か―思索と革命をつなぐために[叢書 知性の華].324pp.サイエンスハウス.[3,873円]

柴谷篤弘.1999.10.構造主義生物学.viii+237+20pp.東京大学出版会.[B991101, y2,800]

柴谷篤弘・法橋登・斎藤嘉文(編).1991.生物学にとって構造主義とは何か:R・トム/J.ニーダム/F.ヴァレーラを含む国際討論の記録.vii+297pp.吉岡書店.[y7,500]

柴谷篤弘・谷田一三(編).1989.日本の水生昆虫-種分化とすみわけをめぐって.viii+184pp+21.東海大学出版会.[y2,800]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1991.進化-1 進化論とは.xii+243pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1991.進化-2 進化思想と社会.x+236pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1991.進化-3 古生物学からみた進化.xi+195pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1991.進化-4 形態学からみた進化.xiii+274pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1991.進化-5 生命の誕生.xiii+226pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1992.進化-6 分子からみた進化.xiv+257pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・長野敬・養老孟司(編).1992.進化-7 生態学からみた進化.xvi+329pp.東京大学出版会.[y2,472]

柴谷篤弘・養老孟司.1986.恐竜が飛んだ日-尺度不変性と自己相似.194pp.哲学書房.[y1,900]

柴谷篤弘(編).1989.構造主義をめぐる生物学論争.viii+318pp.吉岡書店.[y2,600]

*柴谷篤弘・槌田敦.1992.6.エントロピーとエコロジー再考 : 生態系の循環回路:対談.創樹社.

*島尾永康.1994.物質理論の探求:ニュートンからドールトンまで.229pp.岩波書店.[岩波新書 青版 970]

清水博.1987.生命システムと情報.145pp.日本放送出版協会.[y350]

清水博.1992.生命と場所-意味を創出する関係科学.319pp.NTT出版.[y2900]

清水博.1996.生命知としての場の論理-柳生新陰流に見る共創.264pp.中央公論社.[B961203, y760]

清水博.1999.新版 生命と場所:創造する生命の原理.378pp.NTT出版.[B990420, y3000]

清水博・餌取章男.1986.生命に情報をよむ-バイオホロニクスがえがく新しい情報像.264pp.三田出版会.[y2,800]

清水博ほか.1988.解釈の冒険-情報とシステムPART2.523pp.NTT出版.[y2,500]

*シュレーディンガー,E.(Erwin Schr¨odinger).19**.(岡小天・鎮目恭夫訳 2008.5)生命とは何か:物理的にみた生細胞.岩波書店[文庫].[630円]

白石明彦.1995.人工生命とは何か-進化するコンピュータ-.xi+264pp.丸善.[B950907, y700]

[す]
スミス,C.U.M. 1976.(八杉龍一訳,1981)生命観の歴史 上:古代からデカルトへ.xx+306pp.岩波書店.[2300円][B19820812]

スミス,C.U.M. 1976.(八杉龍一訳,1981)生命観の歴史 下:現代への展開.x+307-532+9 pp.岩波書店.[2300円][B19820812]

[た]
高井研.2011.1.生命はなぜ生まれたのか:地球生物の起源の謎に迫る.幻冬舎[新書].[840円]

高岡忠洋.1987.「こと・もの・いのち」への序説.388pp.未来社.[y2,500]

高木仁三郎.1982.わが内なるエコロジー=生きる場での変革=.225pp.農山漁村文化協会,人間選書65.[y1,000]

高木仁三郎.1985.いま自然をどうみるか.271pp.白水社.[y1,600]

高木仁三郎.1999.市民科学者として生きる.iv+260pp.岩波書店.[B991202, y700]

高木利久・冨田 勝 .2000.ゲノム情報生物学:BioinformaticsとInformation Biology.viii+210pp.中山書店.[B001129, y3,200]

高木隆司.1992.1.物理学:新世紀を生きる人達のために.iv+200pp.海遊舎.

高木隆司.1997.巻き貝はなぜらせん形か:「かたち」を科学する.207pp+iv.講談社.[B980109, y720]

高島弘文.1993.科学の哲学.viii+275pp.晃洋書房.[B970820, y2,600]

高田明典.1997.構造主義方法論入門.302pp.夏目書房.[B980119, y2400]

高田栄一.1986.爬虫類の超能力.238pp.講談社.[y1,300]

高田誠二.1998.測れるもの測れないもの.xiv+156pp.裳華房.[W980928, y1500]

高辻正基.2000.知の総合化への思考法:科学的思考と直感.viii+128pp.東海大学出版.[B000510, y1,800]

高梨菊二郎.1950.実験室のバーバンク.390pp.ナウカ社.[y480]

高橋 巌.1991.シュタイナー哲学入門:もう一つの近代思想史.228pp.角川書店[角川選書213].[y1100]

高橋英一.1997.栄養学の窓から眺めた生物の世界.184pp+2.研成社.[B000308, y1,397]

高橋義人.1988.形態と象徴:ゲーテと「緑の自然科学」.v+450+4pp.岩波書店.[B000124, y4,400]

高橋洋児.1996.市場システムを超えて:現代日本人のための「世直し原論」.260pp.中央公論社.[B980708, y718]

高原康彦.1991.システム論の基礎.iii+160pp.日刊工業新聞社.[B970729, y2,600]

高林純示・西田律夫・山岡亮平 .1995.共進化の謎に迫る-化学の目で見る生態系.共生の生態学4.300pp.平凡社.[B950907, y2400]

高安秀樹・高安美佐子.2000.経済・情報・生命の臨界のゆらぎ:複雑系科学で近未来を読む.vii+252pp.ダイヤモンド社.[B000419, y1,500]

高山大祐.1999.意味と認識;新しい公準.131pp.日本図書刊行会.[B990404, y1400]

武谷三男・野島徳吉.1975.現代生物学の弁証法-モノー偶然と必然をめぐって.11+272pp.勁草書房.[y1,200]

武村政春.2006.12.DNAの複製と変容.300pp.新思索社 .[2,415円]

武村政春.2007.2.生命のセントラルドグマ:RNAがおりなす分子生物学の中心教義.224pp.講談社.

武村政春.2007.9.脱DNA宣言:新しい生命観へ向けて.新潮社[新書].

立花 隆・利根川 進.1990.精神と物質-分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか.261pp.文藝春秋.[y1,700; OUL464.1, Rh911021]

*田中 博.2002.生命と複雑系.365pp.培風館.[Su20030909, y4,400]

*田中 博.2007.生命 ? 進化する分子ネットワーク:システム進化生物学入門.[B2007-*, y3,150]

[て]
**注文中?*哲学第53号 特集:生命とは何か.日本哲学会 (法政大学出版局).[y2,000]

[と]
戸坂潤.1930.生物学論.44pp.岩波書店.

トーピッチュ,E. 1979.(碧海純一訳,1984)認識と幻想:世界理解の根本構造.vi+396+viiipp.木鐸社.[B000510, y5,000]

トーピッチュ,E. 1996.(住谷一彦訳,1985)科学的思考と神話的思考:社会哲学 下.255pp.未来社.[B000508, y2,000]

土居信英.2010.5.合成生物学[現代生物科学入門 第9巻].岩波書店.

ドリーシュ,ハンス.1914.(米本昌平訳,2007.1)生気論の歴史と理論.xviii+363pp.書籍工房早山.[ISBN:4-88611-504-7; y2,940][The History and Theory of Vitalisms]
[ 伊勢田哲治氏による言及がある。
 米本昌平先生および書籍工房早山さんへの手紙
http://tiseda.sakura.ne.jp/works/yonemoto.html


ドリーシュ,H.1928.(長島 壤,1931)人間と世界像.270+5pp.畝傍書房.[Der Mensch und die Welt.] [1円50銭, B910731]

[な]
*永田和宏.2008.6.タンパク質の一生:生命活動の舞台裏.岩波[新書].

*長沼毅.2013.1.生命とは何だろう?.168pp.集英社インターナショナル.[1,050円]

[に]
日本記号学会(編).1994.4.生命の記号論 | SEMIOTICS OF LIFE(記号学研究14).276pp.東海大学出版会.[ISBN10 4486012755、3,000円+税].

[ぬ]
*ぬで〔木偏に勝〕島次郎.2010.2.生命の研究はどこまで自由かー科学者との対話からー.224pp.岩波書店.[y2,520] [池内了、長谷川眞理子、勝木元也、田川陽一との対話を通して考える。]

[は]
ハーン,ハズラト・イナーヤト.1973.(土取利行訳 1998.5)音の神秘:生命は音楽を奏でる.378pp.平河出版社.[ISBN10 4892033006、2,000円+税].[Khan, Hazrat Inayat. The Mysticism of Sound].

原司郎・酒井泰弘(編著).1997.11.生活経済学入門.xiii+204pp.東洋経済新報社.[y1,900+] [B20100722, y200*]

巴陵宣祐.1942.3.生物學史 下巻.594pp.山雅房.

[ひ]
平山令明.2012.4.結晶とはなにか:自然が作る対称性の不思議.222pp.講談社[ブルーバックス].[OC 459.9][860円+税]

[ふ]
*フランシス,リチャード.(野中香方子 訳,2011.12)エピジェネティクス:操られる遺伝子.272pp.ダイヤモンド社.[2,520円]

*ブルックス,マイケル.(楡井浩一訳 2010.4)まだ科学で解けない13の謎.352pp.草思社
[ISBN 9784794217578 / 1,890円(税込)].〔Brooks, M. 2008.8. 13 Things That Don't Make Sense: The Most Baffling Scientific Mysteries of Our Time.
 宣伝文句と目次:
  「解決したら科学革命間違いナシの13の謎の現在を解説する。
●本書で扱う13の謎
1 暗黒物質・暗黒エネルギー??宇宙論の大問題。でもそんなものは存在しない?
2 パイオニア変則事象??物理法則に背く軌道を飛ぶ二機の宇宙探査機
3 物理定数の不定??電磁力や強い力、弱い力の強さは昔は違っていた?
4 常温核融合??魔女狩りのように糾弾されたが、それでよかったのか?
5 生命とは何か???誰も答えられない問い。合成生物はその答えになる?
6 火星の生命探査実験??生命の反応を捕らえたバイキングの結果はなぜ否定された?
7 ”ワオ!”信号??ETからのメッセージとしか思えない信号が一度だけ……
8 巨大ウイルス??私たちはウイルスの子孫? 物議をかもす異形のウイルス
9 死??生物が死ななければならない理由が科学で説明できない
10 セックス??有性生殖をする理由が科学ではわからない
11 自由意志??「そんなものは存在しない」という証拠が積み重なっている
12 プラシーボ効果??ニセの薬でも効くなら、本物の薬はどう評価すべきか?
13 ホメオパシー(同種療法)??明らかに不合理なのになぜ世界じゅうで普及しているのか?
」〕

[へ]
ベイリー,アリス.(AABライブラリー(東以和美・土方三羊)訳 2010.6))テレパシーとエーテル体.254pp.AABライブラリー.[y1,800+税]

[ほ]
ホフマイヤー,ジェスパー.1996.(松野孝一郎・高原美規訳 1999.7)生命記号論:宇宙の意味と表象.青土社.[ISBN 9784791757312 / 2,000円+税]〔Hoffmeyer, Jesper. Signs of Meaning in the Universe.〕

ホワイト,L.L.1954.(幾島幸子訳,1987)形の冒険-生命の形態と意識の進化を探る.viii+328pp.工作舎.[y2,200]

ホワイト,L.L. (編)1951.(斉藤栄一訳,1985)形の全自然学-自然と芸術の形態をめぐるシンポジウム.391pp.工作舎.[y2,800]

ホワイトヘッド,A.N.1955.(藤川吉美訳,1972)自然認識の諸原理.173pp.東京図書.[y1,200]

[ま]
マーナ,マルティーン・ブーンゲ,マリオ.1997, 2000.(小野山敬一訳 2008.8)生物哲学の基礎.xxi+556pp. シュプリンガー・ジャパン.[ISBN 9784431100256] [y13,000+][2012.9 再版、丸善出版]

マーフィー,M.P.& オニール,L.A.J. 1995.(堀 裕和・吉岡 亨訳,2001)生命とは何かそれからの50年:未来の生命科学への指針.iv+294pp.培風館.[y2,200]

マイア,E. 1988.(八杉貞雄・新妻昭夫訳,1994)進化論と生物哲学:一進化学者の思索.xvi+545+60pp.東京化学同人.[B941212, y4,300]

マイヤー,A. 1935.(木村雄吉訳,1943)生物学思想の危機と轉回點.209pp.弘文堂書房.[y1.9]

松岡正剛・松島峻也・川村 光・戒崎俊一・今井 浩・北野宏明・中島秀之・橋田浩一・松原 仁・海保博之・斎藤了文・塩沢由典・馬場靖雄.1994.複雑生の海へ:生命から社会まで─12の扉.285pp.NTT出版.[B970131, y2900]

マッカーシー,J., ヘイズ,P.J. & 松原仁.(三浦謙訳,1990)人工知能になぜ哲学が必要か-フレーム問題の発端と展開.252pp.哲学書房.[B960416, y3500, Some philosophical problems from the standpoint of artificial intelligemce. Edinburgh University Press.& Programs with common sense.MIT press.& 一箱化フレーム問題の提唱.]

松野孝一郎.1989.プロトバイオロジー:生物学の物理的基礎.xix+454pp.東京図書.[y8,000]

松本栄寿.2000.「はかる」世界:「魂のはかり」から「電気のはかり」まで.214pp.玉川大学出版部.[yB000507, y2600]

松本丈二.1999.ホメオパシー医学への招待:現代医学を超えた21世紀の代替療法.vi+183pp.フレグランスジャーナル社.[B991001, y2,600]

松山壽一.1997.ニュートンとカント:力と物質の自然哲学.xii+310+26pp.晃洋書房.[B971112, y3800]

マラテール,クリストフ.(佐藤直樹 訳,2013.1).生命起源論の科学哲学:創発か、還元的説明か.[B2013*][5,460円][Les Origines de la vie]

丸山圭藏.1986.生命とは何か.iv+232pp.共立出版.[y2,300]

丸山圭藏.1992.生きる-なぜ,何のために.164pp.共立出版.[y1700]

丸山圭藏.1998.生きるよすがを求めて:現代生物学からのことづけ.178pp.共立出版.[B990715, y2,000]

丸山工作.1999.遺伝子がわかる.197pp.筑摩書房.[B000317, y1,200]

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*柳田充弘.1995.4.細胞から生命が見える.岩波[新書].[840円]

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  「対象を分解し操作することで理解するのではなく、主体性を前提とし、その行動を認めて理解することが生命の理解なのである。」(254頁)と書いているが、対象に働きかける(操作の一種)ことなしには何もできない。また、説明が問題である。]

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養老孟司・甲野善紀.1999.自分の頭と身体で考える.213pp.PHP研究所.[B991213, y1,400]

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米本昌平.1985.バイオエシックス.226pp.講談社-講談社現代新書.[y480]

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ワインバーグ,G.M.1997.(大野隼*郎訳,2000)ワインバーグのシステム変革法.xxvii+543pp.共立出版.[B000811, y3,300]

渡辺 格.1969.生物学のすすめ.ii+364pp.筑摩書房.

渡辺 慧.1969.(村上陽一郎・丹治信春訳,1975)知識と推測-科学的認識論-1 情報の構造.xii+194pp.東京図書.

渡辺 慧.1969.(村上陽一郎・丹治信春訳,1975)知識と推測-科学的認識論-2 演繹と帰納の数理.iv+242pp.東京図書.

渡辺 慧.1969.(村上陽一郎・丹治信春訳,1975)知識と推測-科学的認識論-3 認知と再認知.vi+257pp.東京図書.

渡辺 慧.1969.(村上陽一郎・丹治信春訳,1976)知識と推測-科学的認識論-4 量子論理と情報.iii+167pp.東京図書

渡辺 慧.1976.ライフサイエンス-生命観-生と死.48-137pp.共立出版.[y???]

渡辺 慧.1978.認識とパタン.v+191+5pp.岩波書店.[y380]

渡辺 慧.1980.生命と自由.vi+198+6pp.岩波書店,岩波新書122.[y380]

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渡辺 慧・渡辺ドロテア.1979.時間と人間.346pp.中央公論社.[y1,500]

渡辺 慧ほか.1989.生命とは:岩波講座 転換期における人間1.v+333pp.岩波書店.[B950114, y1,500*]

渡辺 慧ほか.1990.科学とは:岩波講座 転換期における人間6.ix+295pp.岩波書店.[B950114, y1,800*]

渡辺安男・亀谷辰男・舘野受男.1981.生活者の哲学-哲学・社会・自然.204pp.理想社.[y1,800]

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Bailey, Alice A. 1950. Telepathy and the Etheric Vehicle. xi+219pp. Lucis Publishing Company.[ベイリー,アリス.(AABライブラリー(東以和美・土方三羊)訳 2010.6))テレパシーとエーテル体.254pp.AABライブラリー.[y1,800+税]]

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Buller, D.J. (ed.) 1999. Function, Selection, and Design. viii+325pp. State Univ of New York Press. [機能に関する主だった論文が再録されているので便利。]

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有機体論者 William Emerson Ritter

2013年02月23日 12時40分40秒 | 生命論
2013年2月23日-2
有機体論者 William Emerson Ritter

 Wikipediaの、有機体論者とされるWilliam Emerson Ritterの項のOrganicismという項
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Emerson_Ritter#Organicism
を、下記に訳すことにする。
  「当時の主要な生物学的論争の一つは、『生命とは何か』であった。学派の一つは、機械論 mechanism〔「論」は、何かについて論じているという意味に取られることもあるので、明確には「機械主義」としたいところだが、machinism マシン〔=機械〕主義と紛らわしいので、ここでは機械論としておく。機構主義またはメカニズム主義は、〕で、岩 a rock と人命 a human life との間には本質的違いは無いと信じる。それは単に、化学が関与する事柄なのである。その化学反応のすべてが知られれば、何が生命を作っているかが理解できるだろう。機械論者のお好みの言い方は、「腎臓が尿を分泌するのと同じやり方で、脳は思考を分泌する。」であった。
 一方、生気論 vitalism と呼ばれる学派は、生命には、非生命とは異なる何かがあると主張した。生命を作る生命力 a vital force ?霊的な力 a spiritual force? があり、岩は生命力を持っていないが、人間は持っている。生気論者と機械論者は果てしのない論争に入り、それぞれを支持する論文を果てしなく書いた。
 Ernst Mayr [Mayr, E. 1982. The Growth of Biological Thought: Diversity, Evolution, and Inheritance. Harvard University Press.] によれば、Ritterは三番目の学派を創始した。有機体論 organicism である。「有機体論 organicism」という用語は前に使われていたが、生物学的目的のためにそれを使ったのは、またその理論の一つを創ったのは、Ritterが初めてであった。生命は、複雑な網のなかで生活している、生きている物 living things の間の相互関係であると、有機体論は信じた。今日では、有機体論はシステム理論 systems theoryと呼ばれるだろう。1918年, Ritterは自分の代表作だと信じる『有機体の統一性 The Unity of the Organism』という有機体論的な大冊を書いた。」
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Emerson_Ritter#Organicism

 
 幸いなことに、
[R]
*Ritter, W.E. 1919. The Unity of the Organism, or the Organismal Conception of Life. Gorham Press. http://ia700409.us.archive.org/19/items/unityoforganismo191901ritt/unityoforganismo191901ritt.pdf、受信:2013年2月23日]
は、電網上から画像pdfを入手できる。

 ところで、創発的性質を必要かつ十分に(つまり、過不足無く)既知(この既知ということ自体が問題である)の力または作用(または性質)によって説明した事例(を論じた論文)はあるのだろうか?
 或る一つのシステムを、一つのシステムとしてわれわれが認識するのは、なんらかのシステム性(の種類と程度)を同定することによる。統一性とは何だろうか? それはなんらかの(たとえば機能的な繋がりといった)結合性による。空間的分布模様(または空間的分布様式) spatial distribution patternは、その手がかりである。


放射性セシウムの担体は、硫酸塩エアロゾルらしい

2013年02月23日 00時25分42秒 | 放射能
2013年2月23日-1
放射性セシウムを空中輸送する担体は、硫酸塩エアロゾルらしい


 風に乗って長い距離を運ばれる放射性セシウムの存在形態
 - 大気中の輸送担体を解明 -
  「〔要点〕
・茨城県つくば市で放射性セシウムを含む大気エアロゾルの粒径分布を2011年4月より測定
・放射性セシウムは、硫酸塩エアロゾルに含まれた状態で大気中を輸送された可能性が高い
・放射性物質の拡散・沈着モデルの改善に資することで、実態解明の進展に期待」
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20120731/nr20120731.html

 
 日本が中国の大気汚染の「元凶」だった!!
  瓦礫広域処理が絆だという嘘 世界の汚染
  「風に乗って中国に運ばれた放射性セシウムが,PM2.5となって再び日本に戻ってきたということです。
 だからといって,汚染瓦礫を焼却してもよいということにはなりませんよね。
 焼却したほうがエアロゾル化しやすいのですから。」
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6915655.html



発出論、流出説

2013年02月22日 15時00分33秒 | システム学の基礎
2013年2月22日-1
発出論、流出説/芸術美と自然美

 『新版 哲学・論理用語辞典』の64頁によれば、「エマナティオ」とは、「古代哲学における用語」で、「《流出》または《発出》と訳される」とある。
 そして、「世界には万物の根元となる神的な一つのモノ(「一者」「神」などとよばれる)があ」り、「この《一つのモノ》が変化、ながれ出て万物ができ上った。したがって万物はこの《一つのモノ》の部分であり、かつ、その《一つのモノ》の性(質)をうけついでいる、と。こうした〈《万物の根元》が万物に《変化する過程》〉をエマナティオとよぶ。〔この考え方を発出論[emanatism]といい、新プラトン主義(プロティノス、プロクロス)やグノーシス派にみられる〕→一者  (O)」と記述している。

 三省堂の『大辞林』によれば、「流出説」とは、
  「〔哲〕〔(ラテン) emanatio〕神から種々の存在者が段階的に展開されて、現実の世界ができ上がるとする形而上学説。新プラトン主義やグノーシス派の宇宙論などにおいて説かれる。発出論。エマナチオ。」
http://www.weblio.jp/content/流出説

 ここでは、「段階的な展開によって現実の世界ができ上がる」と説明している。
 「万物はこの《一つのモノ》の部分」での、部分とはどういう意味なのか? 或る者(または物)Aが変化して、(同定または区別できる)或る物Bが出来たとするとき、BはAの部分だと言える条件は何なのか?

 Goo辞書での流出説」は、
  「哲学で、最高存在たる神から万物が段階的に流出し、しだいに低いもの、不完全なものに至るとする形而上学説。新プラトン学派やグノーシス派の宇宙論などにみられる。発出論。エマナチオ。」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/232004/m3u/発出論/

 ウィペディアでの「流出説」は、
  「流出説(りゅうしゅつせつ、英語:Emanationism)は、ネオプラトニズム(新プラトン主義)のプロティノスが唱えた神秘思想。
 完全なる一者(ト・ヘン)から段階を経て世界が流出して生み出されたとする思想。高次で純粋な世界より、低次で物質的な混濁に満ちた世界へと流出は進み、最終的にこの世界が形成されたとする。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/流出説
 ウィキペディアの「プロティノス」の「2.2 美学」の項に、芸術美と自然美の区別の話が書かれている。
  「美が感知されるのは何か精神を引き付けるものが存するからで、すなわち精神と同質のロゴスが存しなければ物は美しくない。したがって美の根源はロゴスの明るさの中心として光に譬喩される神であり、超越美 to hyperkalon である一者としての神を頂点として、以下、ヌース、諸徳のイデア、諸存在者の形相、質料、という美の序列が成立する。この構想はプラトン的であり、その証明法はプラトンのようにミュトスによらず美的経験の分析による。この考えによれば芸術美を自然美と原理的に区別し得ないが、芸術は自然的事物を摸倣してはならず、自然美を成立させる原理を摸倣しなければならない。すなわち芸術家にとっては精神の直観力によってロゴスとしてのイデアの全体像を把握するのが先決問題である。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/プロティノス#.E7.BE.8E.E5.AD.A6


  「「存在」を単に「存在」――「ある」――として抽象して了う代りに、形相を有つこと(イデア)として理解するこの典型的な観念論にとって、では物質(又は質料)とはどういうものであったか*。
* 観念という言葉は決して古典的なものではない、イデアは必ずしも観念――この意識主観――を意味しない。観念論は元来イデア主義のことであるべきで、必ずしも観念主義のことではない。だから理想主義ともなるのである。

 質料(物質)の概念は云うまでもなく形相(形式)の概念に対立する。で、形相が存在ならば、質料(物質)は無でなければならないわけである。エレア学派で問題にされた虚無がプラトンのイデア論の具体化という課題に際して、「プラトンの質料」となったのである。形相(存在)をそのまま受け取り受け容れる無が、アリストテレスによればプラトンの質料(物質)なのである。だが無が本当に無ならばパルメニデスの云う通り、そもそも問題にされ得ないもので、無の概念が必要な場合は、実は所謂有(存在)という概念では有(存在)自身が片づかないことが意識された時に限る。プラトンの質料(物質)も、所謂存在(形相)の概念では片づけ切れないような、それ程迄に圧倒的な盛り盛りした存在が想定されねばならなかったればこそ、必要になる概念だったのである。そう解釈するのがプラトンの無(物質)の最も正しい又最も新しい見解であるようである。
 そこでこうなる。存在は本当は形相(形式)としては把握出来ない、それは寧ろ、より高度の概念によって、質料(物質)の概念によって、把握される他はない。質料(物質)は無どころではない、それこそ本当の充ち溢れた存在だ、ということになる(アリストテレスは質料をば可能性という、形相よりももっと低度の、併し矢張り一つの存在と考えた。質料は可能的なものではなくて却って現実的なものでなければならないだろうに)。
 この古典的考察は、なぜ存在が他のものではなくて正に物質(質料)でなければならないかを、典型的に示すだろうと思う。物質ということは、存在物・存在者・の性格であって他の何物でもない、がそれは存在物・存在者・そのものではなくても、とに角そのようなものが存在する・ある・ということである。物質というものがあると云うより先に、あるということが取りも直さず物質ということだと云うべきなのである。
 それは質料に就いて云えることではあっても、物質に就いて云えることではないと人々が云うなら、彼等は物質を単に例の物理学的範疇と考えているのである。哲学的範疇としての物質は、質料という概念に於て、その最も典型的な古典的抽象形態を有っている、それが哲学の歴史の教える処に他ならぬ。

 併し質料(物質)を無と考えねばならなかった古典の必然性には、重大な意味がある。存在は本当の存在(物質)であることによって、単なる存在(形相)ではあり得ないということを、それは証明している。その意味で、存在は単なる存在ではなくて、却って無から根ざしていなくてはならぬ。無から出て来る――そういう云い方を許すとして――のでなければ存在は存在にならぬ。一口で云って了えば、無と存在との統一こそ、本当の存在なのである。物質とは無と存在との統一としての真の存在である。この点が大切だ。」

 
[し]
思想の科学研究会(編).1995.4.哲学・論理用語辞典.408pp.三一書房.[B950907、3090円]

[と]
戸坂潤.現代唯物論講話.[初出:「現代唯物論講話」白揚社、1936(昭和11)年12月]
http://www.aozora.gr.jp/cards/000281/card3598.html