5月8日
シシリエンヌ
シシリエンヌは、2021年に日本で作出された新しいバラです。(バラの家 木村卓功さん)
咲き始めは、中心部が濃いレモン色のカップ咲きから、中心から広がるロゼット咲きになります。
9日から11日
次第にレモンイエローになっていきます。
5月12日
花が付いた枝はしなやかで細く、木立ち性というより、花が満開になるほど、シュラブのような樹形になりました。
ツマグロヒョウモンが花の上で休んでいました。
8日〜10日
メアリーレノックス
このバラも2021年に木村さんにより作出された新しいバラです。花形の初めは丸弁で高芯。
5月13日
咲き進むに連れて、中心部はロゼット咲きに。
花色は明るい桃色。花径は8cm〜11cmあります。
5月18日
草丈の低いデルフィニュームとともに。
長く咲いています。
5月なのに30度になるような日があり、
直射日光から避けるために明るい軒下に
置くと花は長持ちしました。
追記〜新しいバラ✨強く、美しく咲かせる〜
私がバラの栽培を始めたきっかけは、1996年の
私の部屋ビズ 春号No.24 という雑誌に載っていた
オールドローズを初めて見たことにありました。
それ以来、一季咲きのオールドローズから繰り返し咲きのオールドローズ、四季咲きのイングリッシュローズやフランスのバラ等を育てるようになりました。それらは代理店を通して冬に届くヨーロッパからの輸入苗でした。
もちろん日本でも明治以降早くから独自のバラが作出されてきましたが、それらは、公園や植物園で見る剣弁高芯咲きの現代バラ、枝の先端に大輪の花をつけるハイブリッドティーローズのイメージが私の中にはありました。
この雑誌により、それまで存在を知らなかった、オールドローズやイングリッシュローズの可愛らしい花形やたおやかな樹形に惹かれて育てたいと思うようになりました。
育てていくなかで、年々5月の気温は高くなるように感じられ、せっかく咲いても早い時は3日目か4日めには咲き終わってしまうのが残念でした。
木村さんは30年前から育種を始められ、特にこの10数年に作出された新しいバラは、病気に強く、暑さ寒さにも強く、しかも美しく咲かせることを目標に世に発表されてきたとのことです。①
日本発のバラが、アジアへ。タイや台湾などの気温の高い地域でも暑さに負けず花を咲かせ続ける特性が評価されているとのことです。①
写真の苗は今年の4月半ばに届きました。すぐにそっと出して鉢増しをしたら、沢山の蕾をつけてぐんぐん成長し、開花しました。
出来る限り無農薬で育てたい。うどん粉病や黒点病に強いバラ、花形も香りも良く、さらに花持ちも良いというのはとても願ったり叶ったりなのです🙏✨
①『新しいバラ』木村卓功 2023年5月
NHK出版