植え替えと寒肥の季節

2013年01月18日 | 冬の植え替え
毎年、1月の半ばになると、それぞれの鉢を植え替えしたり、
肥料をやることにしています。
それは、根がこの時期になると休眠期になるので、多少根を切っても
影響が少ないとみられるからです。

去年の12月に ほとんどの剪定は終えていたのですが、9月の終わりに買った木立性の
ハイブリッドティーの「キャラメル・アンティーク」は、12月でも緑の葉が生き生き
していたので、剪定をせずに1月を迎えました。

しかしこの時期の気温になると、さすがに葉も黄変し始め、落葉しかけていたので剪定し、
植え替えすることにしました。葉も取り、バッサリ半分に切りました。

植木鉢は、2年苗というより3年苗のように大きく育っていたので、ポリポットより
二回り大きいものにしました。

  

準備は、鉢底石。そのまま使ってもよいのですが、次年度の植え替えのことも考えて
台所用のネットに詰めて使うことにしました。
 


土は、培養土、腐葉土、バラの肥料、苦土石灰(酸性化を中和し、マグネシウムを補う)
などを用意します。



バラの肥料についてですが、バラに適した肥料の配合バランスがあるようです。

植物には、
窒素  N (葉の成長、葉肥)
リン酸 P (花や実の成長、花肥)
カリ  K (根の生長、根肥)
が、肥料として必要な栄養素ですが、バラの場合、その割合は、
チッソ:リン酸:カリの割合が1:3:1のものが望ましいとされています。

さらに、カルシウムは脂肪酸を作るのに関係し、、マグネシウムも葉緑素を
くるのに必要で、苦土石灰を用いるとよいようです。

油かすや骨粉などの有機肥料で、微量元素のイオウ・鉄・ホウ素・マンガン
モリブデンが補えるそうです。

いずれも、袋に書いてある規定量をよく見て、土の量にあった分量を施肥し、
やり過ぎには、注意します。根が傷み、生育不良になるのを避けたいものです。

植え替えですが、ポリポットから抜いた土は、軽く落し中心部の土も落しました。

  

鉢に土を三分の一ほど入れ、肥料を入れ、その上にまた土を中高にかぶせます。
 

そして植えこみます。直接肥料を根にあてないようにします。

そして、茎の付け根のクラウンと呼ばれる継いだ所の下まで土を入れ、植込み完了です。
作業の終わりには、水やりも忘れずに行いました。
 
 
今回、固いトゲが目立ったので、取ることにしました。指の腹で反対側に押しやると取れます。
  

わかりやすいように素手でしましたが怪我をしないように、固めのゴム手袋などをはめて注意して
やるのがお勧めです。年数を経るととても固くなって取れなくなり、季節中の手入れのときに
怪我を防ぐためにもこの時期にとりました。枝自体を傷つけないようにも気を付けています。

他の苗で、剪定後にこのように穴空いたものがあるがありました。水や病気が入り、枝が枯れこむ
原因になるので、切り戻しておきます。切り口は斜めにせずに、いつでも真っ直ぐ切ります。
切断面積を最小にするのが、枝の傷みの修復も最少で済むからです。もう茎には赤い芽もありました。
  


今年の冬は、いつも以上に寒く感じます。月初めに見た天気予報で、京都では、例年
1年で最も寒いのは、大寒を過ぎて、節分を迎えるころが一番寒いとのことでしたので、
1月8日と9日に大半は終えましたが、まだ10鉢以上残っています。出来るだけ良い天気の
日中にやりたいものです。なお、植え替えや寒肥は、関西以西では、2月の半ばまでは根も動きにくい
ので可能です。

去年の末に、インドアローズとして売られていた ポールセンのミニバラです。
室内で育てています。明るい陽射しに当てたり、暖房には、直接あてないようにしています。
寒い玄関に普段は置いてるので、もう2週間以上経つのに綺麗に咲いていて、冬に咲いてるバラが
あるのは、やはり嬉しいものです。

 



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