今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

清瀧山 浄光院 萬福寺(島根県益田市東町25-33)

2023年07月13日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年5月19日

清瀧山 浄光院 萬福寺
応安7年(1374年)益田七尾城11代城主 益田兼見により建立
益田道場 浄光院 萬福寺と改め、益田氏の菩提寺とした

山門



額には寺号の「萬福寺」






本堂(重要文化財)
萬福寺の前身は「安福寺(天台宗)」といい平安時代に建立された
万寿3年(1026年)大津波のため流失
元応元年(1319年)遊行呑海上人が入寺された際、時宗の道場になった



応安7年(1374年)益田七尾城11代城主 益田兼見が現在の地に移築して「萬福寺」と改称した



室町時代前期(1374年)の建立
桁行七間、梁間七間、一重、寄棟造、桟瓦葺



案内板



雪舟像
文明11年(1479年)15代城主 益田兼堯(かねたか)が画聖雪舟を招き、石庭を造らせた



本堂額には山号の「清瀧山」



本堂内部に入る<拝観料:500円>



襖絵















慶応2年(1866年)第2次長州征伐・益田口戦争の際には幕府軍の陣営となった
軍略の天才「大村益次郎」が率いる長州藩1,000人の兵員で石州口を防衛し勝利
その時の鉄砲玉の跡が柱に残っている



兵火のために総門は焼失したが、本堂と庫裏は残った









欄間の彫刻









賓頭盧尊者



梵鐘



収蔵庫の仏像



弥陀三尊像(江戸時代)



阿弥陀如来像



勢至菩薩



観世音菩薩




普賢菩薩像(江戸時代)






青面(しょうめん)金剛像(江戸時代)



千手観音像(江戸時代)



持国天像(益田市有形文化財)平安時代



多聞天像(益田市有形文化財)平安時代



千手観音菩薩像(益田市有形文化財)平安時代






阿弥陀如来坐像(益田市有形文化財)鎌倉時代



庭園(国の史跡及び名勝)
須弥山式の庭園(雪舟作庭)



正面の心字池の向こうになだらかな築山と石組群が見える



殿様になった気分で部屋から鑑賞



境内に咲いていた花



本堂屋根









撮影 令和5年5月19日
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