今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

砂の美術館<砂で世界旅行・フランス編>最終回(鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17)

2024年07月24日 | 博物館・美術館・記念館
訪問日 令和6年5月20日
砂の美術館<砂で世界旅行・フランス編>最終回

作品13 フランス美術~民衆を導く自由の女神
制作者:トーマス・クォート/アメリカ
19世紀フランスの画家ドラクロワによる、ルーブル美術館所蔵の名画「民衆を導く<自由の女神>」
描かれているのは、1830年にパリで起こった七月革命



ナポレオン失脚後、1814年に復活したブルボン王朝に対する市民革命で「栄光の3日間」と呼ばれる



動乱を生き抜く市民の姿をドラマチックに描いている



革命期に誕生した三色旗と象徴的女性像マリアンヌも登場







作品14 ベル・エポック
制作者:スー・マクグリリュー/アメリカ
19世紀末から1914年第一次世界大戦前のフランスは「ベル・エポック/良き時代」と呼ばれている



エッフェル塔完成や1900年パリ万博に象徴されるように市民生活も豊かになった



美術の世界でも新しい時代を意識した造形が生まれた
ミュシャに代表されるアール・ヌーヴォーが流行したのもこの時期
ミュシャが描いた植物文様で彩られた優雅な女性像は今日まで多くの人を魅了している










作品15 自由フランス
制作者:ギー・オリヴィエ・ドゥヴァ/カナダ
フランスがナチス・ドイツに占領されていた第二次世界大戦中、1940年にロンドンにて亡命政府「自由フランス」が結成される



中心人物のシャルル・ドゴール将軍は、亡命先からラジオを通して国民にレジスタンス(ナチスに対する抵抗運動)を演説した



1944年8月ドイツが撤退した「パリ解放」後、凱旋門前のパレードでは名実ともに救国の英雄として讃えられた






作品16 観光大国フランス
制作者:ベノワ・デュトゥラージュ/フランス
世界で最も外国からの観光客を集めているフランス
豊かな自然と華やかな文化、誰もが知る歴史など魅力は尽きない



作品の中央は巨大な機械仕掛けの象「グラン・エレファント」
左は世界遺産「シュノンソー城」、右はカトリックの修道院「モン・サン・ミシェル」



作品17 フランスのファッション
制作者:チェ・ジフン/韓国
女性がコルセットから解放されたのは20世紀初頭



第二次世界大戦後には、クリスチャン・ディオールによって細く絞ったウエストとフレアスカートが特徴的な「ニュールック」が発表された



時代が求める女性らしいスタイルは平和のシンボルともいわれた



作品18 フランスの食文化
制作者:チェ・ジフン/韓国
世界三大料理にも数えられるフランス料理
フランス革命で宮廷を離れた料理人達が街にレストランを開店、庶民もフランス料理を楽しめられるようになった



屋外の高台から砂丘を眺める



平井信治知事の名言通り「スタバはないがスナバ(砂場)はある」


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