今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

吉備津彦神社(岡山県岡山市北区一宮1043)

2023年09月10日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年6月4日

吉備津彦神社
平成2年に車で岡山県を走っていたときに国宝の社殿を有する「吉備津神社」を優先し、当社を通過してしまった
今回は「備前国一宮」ということで訪れた
別称:朝日の宮(あさひのみや)



鳥居
駐車場は随神門の近くの第1駐車場を利用した
初めて訪れる神社なので鳥居まで歩き、そこから出発した



狛犬1






参道



案内の通り歩いてみる(参道右に鶴島)



神池






靏島神社(つるしまじんじゃ)



参道左に亀島がある
亀島神社



神池の亀



「五色島 環状列石」の案内があったが、これなのか?



随神門(岡山市指定文化財)
元禄10年(1697年)池田綱政が造営した






狛犬2






拝殿



額の「吉備津宮」の字体が興味深い



立派な社殿で歴史ある神社なのに文化財に指定されていないことに疑問を持っていたが……



昭和5年(1930年)12月、失火により本殿と随神門以外の社殿・回廊を焼失
現在の社殿は昭和11年(1936年)に完成したものだという



横に移動すると社殿の並びに新たな疑問が湧いてきた
後にボランティアガイドから説明を受けて納得した
一般的には「拝殿・幣殿・本殿」という並びだが
当社は「拝殿・祭文殿・渡殿・本殿」になっている

祭文殿(さいもんでん)
神楽を演じる場が「神楽殿」であるのと同様、祭文語りの場が「祭文殿」であるという
夏至の日に正面鳥居から日が差し込んで「祭文殿の鏡」に当たる造りになっている
吉備津彦神社の「朝日の宮」の別称はこれに因むという



渡殿(わたりでん)



本殿(岡山県指定文化財)
現存の本殿は、寛文8年(1668年)岡山藩主の池田光政公が造営に着手し、子の綱政公の元禄10年(1697年)に完成したもの
流麗な三間社流造りの神殿は飛鳥時代の社殿建築の粋がつくされている



祭神:大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)
  「桃太郎」のモデルとしても有名
   大和朝廷の命により吉備の国を平定
   吉備の国を治めた屋敷跡に社殿が建てられた



楽御崎神社(らくおんざきじんじゃ)



写真左下の狭い通路を通り反対側に移動する
ここで傍にいたボランティアカイドに社殿の並びについて尋ねた
とても親切なガイドで分かりやすい説明を受けた



ガイドから是非観て欲しい場所があると案内された
それがこの欄干で、一本の木から削り出して造ったという
火事で焼失後はこのような場所まで元の社殿を忠実に再現しているようだ



説明の流れで拝殿内に案内された




神饌所(しんせんしょ)



随神門に戻る



境内図



石造大燈籠(岡山市指定文化財)
高さ11.5m、笠石8畳の日本一大きな燈籠
文政13年(1830年)から安政4年(1857年)の27年にも渡り寄付がよせられ
安政6年(1859年)に天下泰平を祈願して建立された



さざれ石



桃太郎像
どこにあるのか分からずガイドに尋ねるとこの場所まで案内してくれた
予想とは違いかなりユーモラスな像であった



ガイド曰く、何時、誰が造ったのかも分からないそうだ
駐車場の端の目立たない場所に置かれていた



撮影 令和5年6月4日
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