今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

みなとオアシス海王丸パーク(富山県射水市海王町8番地)

2023年04月27日 | 名所・旧跡
訪問日 令和4年10月12日

みなとオアシス海王丸パーク
寺社巡りが中心の旅であるが悪天候が続いているので気分転換に船でも見に行こうと車を走らせた
この周辺は何度も走っているが訪れたのは初めてである
遠くに見える「新湊大橋」がとても美しい



帆船海王丸
海王丸は、商船学校の練習船として、誕生した帆船
昭和5年(1930年)1月27日に進水した第1船は「日本丸」
同年2月14日に進水した第2船は「海王丸」と名付けられた



海上保安庁の巡視船PL04「やひこ」
平成25年4年より「伏木海上保安部」に配属されて富山新港・海王丸パークに係留されている



私は巡視船の方に興味があったが、立入禁止で遠くから眺めていた
「やひこ」には海上保安官約30人が乗り込み、潜水士は5人が配属されている
ヘリの発着のため揺れを抑える機能や航空燃料が給油できる装備も備えている



全長97.05m x 全幅12.95m
道理が通らない周辺国に囲まれているため報道されていない苦労も多いと思われる



帆船海王丸
大型練習帆船「海王丸」は、「日本の海の王者たれ」という日本の海運に寄せる期待を込めて、姉妹船「日本丸」とともに建造された
「海の貴婦人」と称される美しい姿で、見る人の心を掴み愛され親しまれてきた



帆船なので帆を張った船をイメージしていたが違った



「総帆展帆(そうはんてんぱん)」というイベントで、海王丸の29枚の帆をすべて開き、「海の貴婦人」と呼ばれた美しい姿を披露するらしい



海王丸では、4月~11月まで、年間約10回の総帆展帆を行っている
帆を開く作業は、海王丸ボランティア及び乗組員の手作業によって行われるようだ



<歴史について>
昭和4年(1929年)4月 25日 神戸・川崎造船所で建造開始
昭和5年(1930年)2月14日 神戸・川崎造船所で進水
10月から12月にかけてミクロネシアのトラック島[へ第1回遠洋航海を行っている
その後、太平洋を中心に訓練航海に従事した



昭和18年<第2次世界大戦>帆装撤去、船体をネズミ色に塗り替え緊急物資(石炭)輸送に従事
昭和21年<第2次世界大戦終了>海外在留邦人の復員船として27,000人の引揚者を輸送した



昭和26年(1951年)帰還輸送及び特殊輸送業務解除
昭和30年(1955年)浦賀造船所において帆装復帰工事完了( 船体も白く塗り替え、元の姿に復旧)
昭和31年(1956年)戦後初の遠洋航海を開始



平成元年(1989年)用途廃止(現役引退)
59年におよぶ総航程は106万海里(地球約50周)育てた海の若人は11,190名






貴婦人だけに後ろ姿も美しい



大きさは隣に係留されている 巡視船「やひこ」とほぼ同じ






普段は乗船することができるのだがこの日は定休日(毎週水曜日)だった
乗船料:400円



日本海交流センター
世界の国々が誇る帆船の模型などさまざまな展示品が見られるようだが、こちらも定休日



建物前の展示物






海王丸とやひこのツーショット



恋人の聖地
海王丸パークは「帆船海王丸」が2月14 日に進水した ことから、バレンタインデーにちなみ、「恋人の聖地」に選定されている






撮影 令和4年10月12日

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