今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

住𠮷神社(山口県下関市一の宮住吉)

2020年02月15日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年6月10日
九州の道の駅「なかつ」で朝を迎える。家を出て30日が過ぎた
少し寄り道をして北海道へ戻ることにした
まずは「関門トンネル」を通り山口県に入る

住𠮷神社
この日の朝まで山口県に国宝の社殿がある神社があるとは知らなかった
全国で2,300社あると言われる住吉神社の中でも、総本社である大阪の住吉大社、博多の住吉神社にならび、三大住吉のひとつである



鳥居
九州では雲がかかっていたが、青空が見えている。旅を始めて約1ヶ月、雨の日はたった2日間と天気には恵まれてきた
社号標には「長門一宮 住𠮷神社」



案内板を見て、社殿の形に驚く



寶物殿






手水舎



何時も神社に来て感じることだが、きちんと並べて置かれている
日本人の心を感じる瞬間である



和服姿の女性が「手水の作法」を解説






青銅製狛犬
平成27年に復活した狛犬(詳細は案内板にて)









楼門(国登録有形文化財)






随神像
いつもは光の反射で苦労するのだが、今回はいい効果を上げている






楼門の正面に拝殿が見える



拝殿(重要文化財)
室町時代、天文8年(1539年)毛利元就の寄進により造営



扁額には「住𠮷荒魂本宮」
三韓征伐の際、新羅に向う神功皇后に住吉三神(住吉大神)が神託してその渡海を守護し、帰途
大神が「我が荒魂を穴門(長門)の山田邑に祀れ」と再び神託があり、祠を建てたのを起源とする












本殿(国宝)
山口県内で国宝に指定されている、三軒の建造物の内の一つ(功山寺仏殿、瑠璃光寺五重塔)



応安3年(1370年)に大内弘世により造営されたもので、5つの千鳥破風付き一間社を合の間とともに一列に連ねた「九間社流造」



本殿は「第一から第五」の5殿が連なり、それぞれ次の神が祀られている
第一殿:住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命) 
第二殿:応神天皇
第三殿:武内宿禰命
第四殿:神功皇后
第五殿:建御名方命
大阪の住吉大社が住吉三神の和魂を祀るのに対し、当社は荒魂を祀るとされる



透塀(国登録有形文化財)









儀式殿



「唐門」は国登録有形文化財



「絵馬掛け所」



楼門を通り駐車場へ戻る












撮影 令和元年6月10日

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