今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

定額山 浄智院 善光寺(山梨県甲府市善光寺)

2017年07月10日 | 神社・仏閣
甲斐善光寺
甲斐善光寺は永禄元年(1558年)甲斐国国主武田信玄によって創建された
信玄が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)御本尊善光寺如来をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まる

三門(重要文化財)
寛政八年(1796)に再建された



三門前は車道で注意しながら撮ったが、三門が大きすぎて左右が欠けてしまった
桁行およそ17m、梁間およそ7m、棟高およそ15mとなっている



扁額には山号「定額山(じょうがくざん)」



三門の正面奥に金堂が見える



お咳婆さんの石
百日咳など咳に苦しむ者が、全快したら飴を奉納する約束をして祈願すれば効験が著しいという



市内の中学生のグループが地元の歴史を学ぶために訪れていた



元気に挨拶され、いくつかの質問を受けたが適切に対応することができなかった



手水舎



金堂(重要文化財)
永禄8年(1565年)信濃善光寺のものとほぼ同じくらいの大きさであったが、宝暦4年(1754)2月の火災によって焼失
現在の本堂は寛政8年(1796年)に再建された。寛政8年の再建は明和3年(1766年)から30年を要した



金堂中陣天井(有料)には巨大な龍(日本一の鳴き龍)が2頭描かれている
また、金堂下の「お戒壇廻り」も体験した



金堂の彫刻









扁額「善光寺」



外陣(無料)の仏様









鐘楼
銅鐘(県指定文化財)は信州から引き摺って運んだ「引き摺りの鐘」として知られている






霊牛碑







大仏



宝物館には平安時代の阿弥陀三尊像(重文)や最古の源頼朝像などが拝観できる
個人的には、絶世の美人小野小町の衝撃的な醜い像が重文以上に印象が残った



撮影 平成29年5月17日


コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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眼福に感謝! (hidepon)
2017-07-11 01:14:57
こんばんは。
これだけスケール桁違いの古刹を続けて見せて頂ける眼福に感謝です。
ある所には有るもんですネ。ビックリです。
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歴史は奥深く楽しいですね (2014kurumatabi)
2017-07-12 15:30:26
hideponさんコメントをいただきありがとうございます。
静岡や山梨を車で旅したのは初めてで、何もかもが新鮮で新しい出逢いや発見もあり楽しい毎日でした。
この寺院も自宅に戻り歴史を調べてみると奥深いものを感じています。川中島の戦いで信州の善光寺の御本尊や寺宝を護るために、この寺に運び移したことを知り、謙信派だった私も信玄も応援しなければと思うようになりました。
これからも旅の記録を記載していきますので、ご覧いただければ幸いです。
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謙信派でしたか… (OTETSUDAI @)
2017-07-12 20:49:41
善光寺と言えば長野のイメージしかありません。甲州と記されていますね。コメントから知りました。
外陣の仏様=無料とはどのような意味でしょうか。素晴らしい顔ですね。今風に言えばイケメンですか。
全ての写真が綺麗で美しいです。形容のしようもありません。素晴らしい写真をありがとうございました。
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善光寺は全国各地にあるようです (2014kurumatabi)
2017-07-13 08:14:58
山梨にある善光寺ということで私も興味を持ち訪れてみました。調べてみると善光寺は全国各地に200程あるそうです。
甲斐善光寺は金堂の外陣に受付があり、そこからお参りすることになります。柵を越えると中陣があり御本尊に近づくことできます。また、上を見上げると鳴きの龍があり、指定された場所で手を叩くとパタパタをかなりの音量で反響して聞こえてきます。後陣には数体の仏像が安置されていて拝観できますし、地下にはお戒壇巡り体験もできます。さらに、宝物館で重文級の仏像等を十数点を金堂で納めた拝観券で拝観できるようになっています。
これまで謙信の地ばかり訪れていましたので謙信派でしたが、信玄縁の地を訪ねると少し考えが変わってきました。
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