訪問日 令和6年5月17日
延宝山 萬徳寺
高野山真言宗の寺院
萬徳寺の前身は極楽寺といい、文永2年(1265年)の若狭惣田数帳に存在が記されている古刹である
安芸国円明寺の覚応法印が、極楽寺を天台宗から真言宗に改宗し、寺号も正照院と改めた
天文13年(1544年)には信豊によって「駆け込み寺」として指定されている
庫裏(書院)
調べて見ると平成25年(2013年)に(小浜八ヵ寺巡りで)一度訪れている
その時、住職から書院内の説明を受けたことをはっきり覚えている
現在は、高齢ということもあるのか自由に拝観して下さいとのこと
書院内の額に目が留まった
「清風居」と読むのか 「子成」は頼山陽の字
欄間の絵
ネットで調べていると11年前の自分のブログが出てきた
(夜の11時に道の駅の車内で職務質問されているとの記載もあった)
投稿内容を見ると額や絵の写真が一枚も無い
この10年間で興味関心が変わってきたようだ
上段の間
この部屋は立入禁止になっている
入口の額には「楓葉閣」
江戸時代には、藩主休憩の間
昭和57年(1982年)には、天皇陛下御休憩の間となった
掛け軸
藩主になった気分で庭を眺める
国名勝 満徳寺庭園
延宝5年(1677年)に小浜藩主酒井氏の命により築造された面積約1500平方メートルの蓬莱式枯山水庭園
山麓の斜面地を利用して斜面中段中央に高さ3mの真言密教における「本尊石」を配している
真言宗曼荼羅を表現しているという
確かに庭園の知識が無くても、理解できる
注意深く眺めて見ると、中央の「本尊石」の方を向いているような感じがする
書院から出る際、気になっていた廊下の模様があったので住職の奥様に尋ねてみた
その昔、修復に来ていた大工が昼休みに湯を沸かした熱い「やかん」を置いたことによってできた痕だと
由緒ある寺だけにここにも曼荼羅かと思っていたが違った
外に出て庭園を見る
本堂へ続く石段
新緑の季節も好きだが、紅葉も美しそうな感じがする
本堂
木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行5間、張間3間、正面1間向拝付き
「鬼瓦」
本堂の屋根を銅板葺きにしたときに外されたもの
本尊:木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)
像高141.5cm、檜材寄木造、平安時代後期の作
満徳寺前身である極楽寺の本尊
書院の屋根も老朽化が進んでいる
茅葺屋根は美しいが維持管理が難しく、葺き替えには経済的負担も大きい
この日は天気にも恵まれ、明通寺→若狭彦神社→若狭姫神社→鵜の瀬→萬徳寺と5カ所も巡ることができた
小浜市は有名な寺院が多く回っていて楽しい場所だ
撮影 令和6年5月17日
延宝山 萬徳寺
高野山真言宗の寺院
萬徳寺の前身は極楽寺といい、文永2年(1265年)の若狭惣田数帳に存在が記されている古刹である
安芸国円明寺の覚応法印が、極楽寺を天台宗から真言宗に改宗し、寺号も正照院と改めた
天文13年(1544年)には信豊によって「駆け込み寺」として指定されている
庫裏(書院)
調べて見ると平成25年(2013年)に(小浜八ヵ寺巡りで)一度訪れている
その時、住職から書院内の説明を受けたことをはっきり覚えている
現在は、高齢ということもあるのか自由に拝観して下さいとのこと
書院内の額に目が留まった
「清風居」と読むのか 「子成」は頼山陽の字
欄間の絵
ネットで調べていると11年前の自分のブログが出てきた
(夜の11時に道の駅の車内で職務質問されているとの記載もあった)
投稿内容を見ると額や絵の写真が一枚も無い
この10年間で興味関心が変わってきたようだ
上段の間
この部屋は立入禁止になっている
入口の額には「楓葉閣」
江戸時代には、藩主休憩の間
昭和57年(1982年)には、天皇陛下御休憩の間となった
掛け軸
藩主になった気分で庭を眺める
国名勝 満徳寺庭園
延宝5年(1677年)に小浜藩主酒井氏の命により築造された面積約1500平方メートルの蓬莱式枯山水庭園
山麓の斜面地を利用して斜面中段中央に高さ3mの真言密教における「本尊石」を配している
真言宗曼荼羅を表現しているという
確かに庭園の知識が無くても、理解できる
注意深く眺めて見ると、中央の「本尊石」の方を向いているような感じがする
書院から出る際、気になっていた廊下の模様があったので住職の奥様に尋ねてみた
その昔、修復に来ていた大工が昼休みに湯を沸かした熱い「やかん」を置いたことによってできた痕だと
由緒ある寺だけにここにも曼荼羅かと思っていたが違った
外に出て庭園を見る
本堂へ続く石段
新緑の季節も好きだが、紅葉も美しそうな感じがする
本堂
木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行5間、張間3間、正面1間向拝付き
「鬼瓦」
本堂の屋根を銅板葺きにしたときに外されたもの
本尊:木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)
像高141.5cm、檜材寄木造、平安時代後期の作
満徳寺前身である極楽寺の本尊
書院の屋根も老朽化が進んでいる
茅葺屋根は美しいが維持管理が難しく、葺き替えには経済的負担も大きい
この日は天気にも恵まれ、明通寺→若狭彦神社→若狭姫神社→鵜の瀬→萬徳寺と5カ所も巡ることができた
小浜市は有名な寺院が多く回っていて楽しい場所だ
撮影 令和6年5月17日
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