今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

皇宮山 蚶満寺(秋田県にかほ市象潟町象潟島)

2021年09月12日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年6月8日

皇宮山 蚶満寺
この寺はこれまで三度訪れているが、受付の方やガイドさんが親切でついつい足が向いてしまう
途中、予定になかった「十六羅漢岩・大物忌神社」に立ち寄ったため到着が遅れた

松尾芭蕉像
元禄2年(1689年)に松尾芭蕉が訪れた『奥の細道』最北の地である



私が旅先で訪れる所、かなりの高い確率で芭蕉が訪れていることが多い(笑)
芭蕉は西行を追いかけこの地を訪れたが、芭蕉の足跡を辿る旅も面白そうだ



芭蕉歌碑
芭蕉が象潟(きさかた)を訪れた日は生憎の雨で、芭蕉は、中国の悲劇の美女西施(せいし)を思い浮かべ
「象潟や 雨に西施が ねぶの花」と詠んでいる



西施像



三國志・孫子など中国の歴史ドラマをよく視るが紀元前から権力者は美女に弱い
現在も中国訪問から急に変節し、親中派となった政治家などは怪しいワナ



歴史を変えた悲劇の美女西施



山門(にかほ市指定文化財)
木造切妻造瓦葺の八脚門
年代不詳だが江戸中期の建立と推定



山門の彫刻






扁額の文字は薄くて読めないが以前受付で尋ねると
「羽海法窟(羽州の海にある修行場)」と書かれているそうだ



仁王像
矢島藩生駒氏の奇進とされる金剛力士(仁王)像












受付所に誰もいなかったので墓地の方から回ることにした

袖掛地蔵堂
木造宝形造瓦葺






堂内を観たのは今回が初めて



神功皇后袖掛の松
神功皇后が三韓征伐の帰路、大時化に遭って象潟沖合に漂着したとき、濡れた着物を乾かすため掛けたという









受付所には誰もいないので、そっと中に入る

位牌堂



夜泣きの椿



本堂
仁寿3年(853年)に天台座主円仁(慈覚大師)の開創と伝えられる



彫刻









本堂扁額「蚶満珠禅寺」
蚶方(きさかた)の美景と神功皇后の伝説によりこの地を占い、皇后山干満珠寺と号したという






紅蓮尼の碑



広葉杉



鐘付堂



芭蕉



拝観料を納めていないので戻ることにした
受付所は無人で施錠されていた

山門



山門彫刻(裏側)









九十九島



過去の詳細画像があります(クリックしてください)
「坩満寺」
「九十九島めぐり」

撮影 令和3年6月8日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鳥海山大物忌神社(山形県飽... | トップ | 角館武家屋敷 その1(秋田県... »

コメントを投稿

神社・仏閣」カテゴリの最新記事