今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大神神社(奈良県桜井市三輪)

2021年06月29日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月23日

大神神社(おおみわじんじゃ)
本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという我が国最古の神社
駐車場が無いと思い込んでいたが、大阪に住む友人から大きな駐車場があるということを聞いた



「二の鳥居」
参拝者が多いので早い時間帯が良いと聞いたので7時過ぎに駐車場に着いた
隣の車の人から北海道からですかと声を掛けられ、初めてだと言うと親切に場所など教えてくれた
駐車場から100m程歩くと鳥居がある



鳥居の額には「三輪明神」
旧来は「美和乃御諸宮、大神大物主神社」と呼ばれ、中世以降は額にある「三輪明神」
そして、明治時代になり「大神神社」と改名された



参道を歩く



「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」
二の鳥居から参道を進むと最初に鎮座する神社
祭神:瀬織津姫神、速秋津姫神、気吹戸主神、速佐須良姫神



諸々の罪、穢れを祓う祓戸の四柱を祀る
神社参拝は清浄を期すことが大切で、心身ともに清らかになって参拝するために最初にこの神社で参拝する



「夫婦岩」



古くは神様が鎮まる磐座で中世の古絵図には「聖天石」と描かれていた



『古事記』に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と活玉依姫(いくたまよりひめ)の恋物語である「三輪山説話」を伝える古蹟
この伝説は調べていくと面白く「箸墓古墳」にもつながっていく



朝日が差し込む階段下からの景色は独特の世界観がある



二本の柱が注連縄で結ばれている
記憶を辿っても、これまで見たことがない






拝殿(重要文化財)
拝殿は鎌倉時代に創建された
現在の拝殿は寛文4年(1664年)第4代将軍 徳川家綱により再建



三輪山をご神体とするために本殿がなく、拝殿を通して三輪山を拝む原初の神まつりの姿を留める



拝殿奥に「三ツ鳥居(重文)」が、神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立つ
本殿にかわるものとして神聖視されてきた



全国各地に大神神社・神神社(三輪神社、美和神社)が分祀されている
その分布は、山陽道に沿って播磨(美作)・備前・備中・周防に多い



建物は横が約17m(桁行9間)、縦が約8m(梁行4間)の切妻造で、正面には唐破風の大きな向拝がつき、屋根は檜皮葺 



「巳の神杉」
大物主大神の化身とされる白蛇が棲むことから名付けられた樹齢500年のご神木
蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされている






「参集殿」



駐車場に戻る途中、勤務に向かう神社関係者らしい人達から挨拶をされ、とても気持ちの良い朝になった
名物の三輪そうめんでもと思ったが8時過ぎでは店は開いていない



撮影 令和3年5月23日

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