今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大本山 善導寺(福岡県久留米市善導寺町飯田)

2020年01月04日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年6月3日

大本山 善導寺
浄土宗鎮西派の大本山の善導寺である



駐車場を探すのに苦労したが、この案内図を見て駐めることができた



薬師堂
街中にある寺院だけに周囲には民家や商店がある



数分後には記憶から抜けてしまうのだが、案内板にて歴史や建造物等の知識を頭に入れる



大門(重要文化財)






切妻造四脚門。慶安4年(1651年)の建立



扁額の「終南山」は終南大師(善導大師)に因んだもの
善導大師は、中国の唐時代の僧で浄土教の開祖と言われ、法然上人はこの善導大師の教えを根本として伝えている



門前町から大門を経て、三門へ続く参道は約200mある



最盛期には36もの子院があったという
「生蓮院」






「焔魔堂(不断院)」



「歓喜院」






「不断院」



鎮西上人荼毘所跡碑
鎮西上人を火葬した場所






三門
本堂脇陣に安置の二十五菩薩来迎像はもともとこの三門の楼上に安置されていた
安政6(1859)年、入母屋造り






「鎮西学園発祥の地碑」
この場所に立ち、初めて鎮西学園との関係を知った。調べてみると中学や高校だけではなく、大学もあるようだ



「鎮西聖光上人の像」



「筑紫流箏曲発祥の地」







鐘堂



梵鐘(福岡県重要文化財)
毎日、朝夕の6時に、12月31日の除夜の鐘で撞かれる



「六地蔵」






観音堂
この付近で地元の女性に「少し、早いですよね」声をかけられた。
花を撮っていると思われたらしい。建物や仏像に興味があり撮っているというと不思議な顔をされた。






釈迦堂
比叡山延暦寺根本中堂の建築様式を調査して建てられた



釈迦如来像









大楠(福岡県天然記念物)
伝鎮西聖光上人植樹。樹齢800年






菩提樹(福岡県天然記念物)



「少し、早い」と言われたのがこの菩提樹の花のようだ



「菩提樹」の下で釈迦が悟りを開いたこともあり、仏教寺院によく植えられている。奥に見えるのが本堂



「徳川家康の墓」 元和2年東照宮と称し御廟を建てたが地震で壊滅、墓石のみが残る



「善導寺歴代上人の墓碑」



御廟
廟堂は方三間、一重、宝形造、桟瓦葺。安政元年(1854)の建築



廟塔は五輪の塔石造で、空風火水地を表わしている



手水舎



本堂(重要文化財)
度々兵火の難に遭って焼失。現在の本堂は天明6年(1786年)の建築
間口17.5間、奥行17間、963㎡、入母屋造、本瓦葺



屋根の上には大きな葵紋5個が並んでいる。石高500石であった標
堂内拝観をするため、受付所に行くも不在だったようである



三祖堂
鎮西上人の発願による安産祈願所として有名だという
堂内の三祖像を観たかった、安産の文字が気になり扉を開ける勇気がなかった



高祖 善導大師像(重文)、元祖 法然上人像、二祖 聖光上人像(重文)が祀られている



調べているうちに見逃している重要な場所もあったこともわかり再訪したいと考えている



撮影 令和元年6月3日

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