今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

円福山 豊川閣 妙厳寺<豊川稲荷>(愛知県豊川市豊川町)

2020年10月20日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月13日

円福山 豊川閣 妙厳寺<豊川稲荷>
朝からの強い雨が止む気配もなく、豊川稲荷の有料駐車場で様子をみることにした
この日の予定にはなかったが急遽変更して参拝することに
前回訪れた時はガイド付きで丁寧に回ったこともあり、今回は駆け足での参拝となる

「総門」
現在のものは明治17年(1884年)に改築したもの






門扉は「如輪目」の欅一枚板で造られている
柱の金具には鯉が龍に変化していく様子が刻まれている



向かって右側の扉の表面が浮き出ており、触れると幸運がくるらしい
左側の扉は反対に窪んでいる



「鎮守堂」
別名龍天堂。祭神は白山妙理大権現、曹洞宗の寺院では守護神として祀られている



「鐘楼」
昭和12年春、本殿落慶記念に寄進された



「山門」
総門の正面にあるのが山門



入母屋造楼門。天文5年(1536年)、今川義元により寄進される
扁額には山号の「円福山」



「仁王像」






「最祥殿」






山門と漱水舎



「豊楽殿」
文政7年(1824年)の建立で旧本殿の祈祷殿



「神輿殿」



「山頭火歌碑」
 春雨しとど 私も参ります
 どしゃぶりの 満員電車 まっしぐら






「鳥居」
日本三大稲荷の一つということで、前回訪れた時までずっと神社だと思っていた



豊川稲荷は神社ではないものの、境内の参道には立派な鳥居が立っていて、その先には本堂がある



「本殿」
嘉吉元年(1441年)曹洞宗法王派(寒巌派)の東海義易によって創建
室町時代末期、今川義元が伽藍を整備した
当時は、豊川(河川名)の近くに広がる円福ヶ丘という高台に伽藍があったが、元禄年間までに現在地に移転
現存する諸堂は江戸時代末期から近代の再建である



明治41年起工、昭和5年完成の御祈祷根本道場
総欅造妻入二重屋根三方向拝構造



一般的に「稲荷」と呼ばれる場合は、「狐を祀った神社」を想像するが



境内に祀られる秘仏「豐川吒枳尼眞天(だきにしんてん)」が稲穂を荷い、白い狐に跨っていることから、「豊川稲荷」が通称となっている






「賽銭箱」



これまで寺社巡りをしているなかでは一番大きな賽銭箱だ



「燭台」



「昇龍の装飾」



奥の院へ



「万燈堂」
文久3年(1863年)建立。かつては信者が燈明をあげられたお堂で、中央に不動尊を祀る



小窓を開けると内部に七福神が安置されている






准提観音



「弘法堂」



「大黒堂」



堂前の左右に立つ石像は、手に触れさすることで福徳を授かるといわれる



新しい石像が参詣者の手によって変化していく様子が面白い



「霊狐塚」









1,000体以上の狐の石像が安置されている






どん底の状況を表した狐



「奥の院」






拝殿の彫刻は名匠 諏訪ノ和四郎



「納符堂」



「景雲門」



安政5年創建。もとは奥の院拝殿であったが、昭和5年に移転



「三重塔」



「本堂」



撮影 令和2年9月13日

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