今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

栃社山 誕生寺(岡山県久米郡久米南町誕生寺里方)

2021年01月18日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月30日

栃社山(とちこそさん) 誕生寺

山門(重要文化財)
正徳5年(1716年)建造
筋塀は安政4年(1857年)伏見宮家より寄進されたもの






誕生寺という寺の名に以前から興味を持っていたが、この説明文を読んで納得した



公孫樹(岡山県天然記念物)
久安3年(1147年)15歳の勢至丸(法然上人)は比叡山に旅立つ際、杖とされた銀杏の枝をこの地にさした



根が上に伸び「逆木の公孫樹(いちょう)」ともいわれている



宝物館
「阿弥陀如来像」や安土法論の拝領品である「太閤釜」など数点の宝物が展示されている



阿弥陀堂
実心大徳によって元禄年間(1688~1704年)に建立



現在の阿弥陀堂(瑞應殿)は平成15年(2003年)に再建された



御影堂(重要文化財)
坂東武者・熊谷直実は法然の弟子となり出家し法力房蓮生と名乗った



蓮生は建久4年(1193年)法然の徳を慕い法然の父である久米押領使・漆間時国の旧宅、すなわち法然生誕の地に寺院を建立した
これが誕生寺の始まりである



唐門の彫刻



かつては誕生律寺と呼ばれており、御影堂の扁額は「誕生律寺」と掲げられている






過去に二度損壊し、現在のものは元禄8年(1695年)に建造された



堂内の様子



























事務所



鐘楼



唐門(方丈)



比叡山に旅立つ勢至丸(後の法然上人)



無事を願う母の祈り



久安3年15歳の春、比叡山に登るため母に別れを告げた



その年の秋、37歳の若き身をもって母秦氏君は病没した












大仏(岡山県指定文化財)
延享2年(1745年)鋳造



岡山県下で一番大きな仏像である。高さ6.42m、重量450kg



大仏の傍にある可愛い仏様



延命地蔵



観音堂
初代津山城主・森 忠政公(森 蘭丸の弟)より寄進をうける
建立は寛永8年(1631年)頃と伝わる



第15代通誉上人が八百屋お七の供養をしたことから、別名「お七観音」とよばれている



堂内には聖観音像を祀っている



五輪石塔(岡山県指定文化財)
応永32年(1425年)の製作



二幡の椋(三代目)



勢至堂(霊廟)






宝篋印塔(南北朝時代)



五輪石塔(岡山県指定文化財)






法然上人産湯の井戸









無垢橋(登録有形文化財)
大正9年(1920年)建造。片目川に架かる石橋。長さ7.3m、幅2.6m



「誕生寺七不思議」



撮影 令和2年9月30日

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