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<名所旧跡を訪ねる>

シリーズ塔<三重塔・五重塔・多宝塔他>5-6(関西地方)

2021年03月24日 | 塔(三重塔・五重塔・多宝塔他)
シリーズ塔<三重塔・五重塔・多宝塔他>5-6(関西地方)
和歌山県(金剛三昧院、道成寺、青岸渡寺、根来寺、紀三井寺、浄妙寺、長保寺、高野山

30 和歌山県
30-01 高野山真言宗 別格本山 金剛三昧院(和歌山県伊都郡高野町高野山)
多宝塔(国宝)
高さ15m。屋根の一辺はおよそ9m。内部の須弥壇には仏師運慶作の秘仏 五智如来像が安置されている



建立は貞応2(1223)年、高野山で現在残っている、もっとも古い建立物
北条政子が夫・源頼朝の逝去に伴い創建した禅定院の規模を拡大し、金剛三昧院と改めたときに造営することになった



滋賀県大津市の石山寺に次いで二番目に古い



金剛三昧院は高野山内117ケ寺(52ケ寺は宿坊)塔頭寺院として唯一、世界遺産に選ばれた寺院



<追加>















30-02 天音山 道成寺 (和歌山県日高郡日高川町大字鐘巻)
三重塔(和歌山県指定文化財)
江戸時代 宝暦14年(1764年)再建












30-03 那智山 青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山)
<三重塔>









 


30-04 一乗山 大伝法院 根来寺(和歌山県岩出市根来)
大塔(国宝)
正式名:大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう) 通称:大塔



高さ40m、幅15mの木造では日本最大の多宝塔



本尊・胎蔵大日如来












30-05 紀三井山 金剛宝寺 護国院<別称:紀三井寺>(和歌山県和歌山市紀三井寺)
多宝塔(重要文化財)
室町時代・文安6年(1449)建立  



和様を基調としつつ、唐戸、花頭窓などを用いている









30-06 醫王山 浄妙寺(和歌山県有田市宮崎町)
多宝塔(重要文化財)
「何と美しい多宝塔だろう」が第一印象


















30-07 慶徳山 長保寺(和歌山県海南市下津町)
多宝塔(国宝)
本堂・塔・大門と三つ揃って国宝の寺は「法隆寺」と「長保寺」だけ



正平12年(1357年)の建築。本瓦葺






多宝塔は真言宗の寺院に多いのだが、この塔はこの寺が真言宗に改宗された時期に建立されたという



<追加>
30-08 高野山 <壇上伽藍>(和歌山県伊都郡高野町高野山)
根本大塔
金堂とともに壇上伽藍の中核となる堂塔で、高野山のシンボルになっている



空海は高野山開創にあたり、真言密教の根本道場として、この大塔を建立した
落慶は空海入定後の貞観18年(876年)頃



根本大塔は空海が唐から伝えた日本最古の多宝塔といわれる
落雷などで5度も焼失し、その都度再建されてきた
現在のものは昭和12年(1937年)に再建されたもの
高さ48.5m、幅30m 鉄筋コンクリート造り



堂内では、本尊の胎蔵界大日如来、その周囲を金剛界の四仏がとり囲んでいる
塔内の16本の柱には「16菩薩」、四隅の壁には密教を伝えた「八祖像」が描かれ……
堂内そのものが立体曼荼羅となっている



東塔
大治2年(1127年)初代創建、尊勝仏頂尊と不動明王・降三世明王を祀る



弘法大師入定1150年御遠忌記念事業で昭和59年(1984年)に再建



西塔(重要文化財)
空海の伽藍建立計画の『御図記』に従い、第二世・真然が大塔に続いて、仁和3年(887年)初代塔を建立



根本大塔(胎蔵界)と西塔(金剛界)を二基一対として建立された



現在の塔は5代目で天保5年(1834年)の再建
高さ27.27m 擬宝珠(ぎぼし)高欄付多宝塔 本瓦型銅板葺






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