今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

初山 宝林寺(静岡県浜松市北区細江町)

2017年06月17日 | 神社・仏閣
初山 宝林寺
道の駅に向かう途中に見覚えのある寺名の案内板が出ていたので立ち寄る
大規模な駐車場を有しているということは経験上かなり期待できる

仏殿(重要文化財)
寛文7年(1667)建立、黄檗宗伝来初期の中国明朝風様式を現代に伝える






「宝林禅寺」の扁額は隠元禅師の書



釈迦三尊像(静岡県指定文化財)









達磨大師像(静岡県指定文化財)



梁の武帝像(静岡県指定文化財)



二十四諸天像(静岡県指定文化財)









報恩堂
宗祖隠元禅師や開基近藤貞用の洪徳に報いるためのお堂






隠元禅師の等身大の木像を祀り、近藤家代々の位牌を安置



龍文堂
願掛けの「鎮守龍文坊大権現」を祀るご祈祷と座禅のお堂



「金運上昇」という旗の文字に惹かれ念入りにお詣りをする



「鎮守龍文坊大権現」



金鳴石
「支那金鳴石初山永宝」と彫りこまれ独湛禅師が中国から持ってきたと伝えられる摩訶不思議な石



叩くと澄んだ音がなることから「金鳴石」とよばれ、商売繁盛の石「お金の成る石」「宝くじが当たる石」としてお参りが絶えることがない
場所によって音色が異なり叩いているうちに楽しくなっていく
かなり金運が向いてきそうな感じがした



石仏
奥浜名湖にはたくさんの石仏、石碑道祖神が点在する
その中に「初山系石仏」と呼ばれている石仏があり、宝林寺が発祥の地

阿弥陀三石仏



右奥は方丈



石仏五如来









方丈(重要文化財)
正徳6年(1716)に歴代住職の起居堂として建てられた






中央仏間に独湛禅師の等身大の木像が祀られている



玄関脇の水琴窟が澄んだ音色を響かせている



仏殿裏に「蔵経所」の扁額



広隆寺の弥勒菩薩を思わせるような魅力的な仏像



撮影 平成29年5月12日

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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素晴らしい石像ばかりで… (OTETSUDAI @)
2017-06-19 15:16:28
今回はたくさんの石像が掲載されました。どれも同一なものはなく、全てに特徴が溢れています。
蔵経所の菩薩像はとても美しいですね。心の汚れている私にも美しさが分かります。
仏殿の萱葺きは魅力的です。寺院にはこのようにたくさんの赤い幟が建てられているのは何か意味があるのでしょうか。とても綺麗な浜松市の寺院でした。
かつて浜松の先輩に「浜松ルール」で下手な麻雀をしてしこたま支払ったことが想い出されます。
素晴らしい写真を今日もありがとうございました。

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幸運が重なりました (2014kurumatabi)
2017-06-20 09:13:26
いつもありがとうございます。
寺院の赤い幟には高尚な意味もあると思いますが、私が考えるに寺院の重要な収入源になっていると思います。
先にイチロー選手のものを掲載しましたが3000円だったと記憶していますが住所と名前を記載するようになっています。一旗あげた人もそうでない人も気軽に寄進できますのでいかがでしょうか。
さて、今回の寺は夕方になり道の駅に向かう途中に偶然に訪れましたがとても幸運だったと思います。重文の仏殿や方丈、堂内の撮影も禁止されていませんでした。閉門ぎりぎりまで粘って撮った写真が最後の最後に最高のプレゼントである仏像です。
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