得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・板ノ沢の蔵-2

2009-08-06 18:34:18 | Weblog
蔵の街・喜多方から、

にっちゅうは、真夏日に近い暑さでした。木曜日のまちなかは普段は散策しているお客様の少ない日ですが、本日は大勢のお客様で賑わいました。ラーメン店の定休日が多い日でもあります。

2時半頃に次々とお客様がお出でになった案内所では、店によってはオーダーストップの時間に近づきます、お客様の好みを聞きながら案内に大忙しでした。

抽選付きスタンプ蔵めぐり・を楽しんでいるお客様が多いようです。案内所で台紙をもらい、説明を聞いてからまちなかを散策しスタンプをもらってください。
抽選で賞品をゲットしましょう。

私は昨日ブログに掲載した珍しい蔵を探しに行ってきました。
喜多方市熱塩加納町、板ノ沢地区です。本当に珍しい蔵に出会いました。
昨日の画像をご覧下さい。
市内からは約17~8キロほど先です。ひめさゆりの丘から先へ進みます。その昔鉱山で栄えた、与内畑を過ぎ、ここまでは何度も訪れてますが、この先に集落が在るのは知りませんでした。まだまだ先の山の中に板ノ沢地区はありました。

どうして、なかなかの集落です。田畑が山の斜面に広がり棚田と段々畑です。
15戸在った村は3戸だけ少なくなったそうですが、農家の集落です。蔵が多いのに驚きました。本日の画像の蔵も白漆喰が一部落ちてはいますが素晴らしい蔵です。屋根は置き屋根の二重屋根です。元は茅葺の5・60㌢の厚さのあるどっしりとした大きな屋根だったはずです。窓は片開きです窓の一部は黒漆喰です。そして下部の腰壁の板囲い、この板囲いの高さまで雪が積もります。壁を雪から護るために板囲いの腰壁にしてあります。

昨日の画像の家へ伺いました。そして素晴らしい蔵を写してきました。昨日の蔵は二棟の蔵を併せて一つにした蔵です。敷地が狭い所に二棟の蔵を建てる為に後から建てた蔵を元の蔵の壁を利用して隣にもう一棟建て増したのが昨日の画像です。そして屋根だけは一つにしたので画像の様な屋根になりました。
元はやはりカヤぶきの、もっと大きなどっしりとした屋根だったそうです。
こんな奥山にどうやって蔵を建てたのでしょう?・・と尋ねますと、
資材・材料が全部現地で調達できたからなそうです。なるほど、納得です。
あとは、腕の良い職人さんに来てもらえば蔵は幾らでも建ったそうです。