得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・巨大蔵の屋根組は?合掌。

2009-09-13 16:27:30 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

本日も荒れた天気でした。晴れ間が出たり時折雨が吹きつけたりです、気温もあがらずもう秋の気配です。
街なかは、家族連れが多くて大変賑わっています。県内外のお客様です。遠方からお出でになるお客様が多いのです。

SLが到着する時の駅の混雑は大変なものです。ホームも構内も、そして案内所の中が溢れんばかりのお客様でいっぱいでした。案内所では、2名の女性の係員が、実にテキパキと、案内をしています、見事なものです。独りのお客様が、
「馬刺しを食べたいのですが?」と尋ねていました。駅前のレストランに有るのですが、本日は予約の方だけにだけ出すので、と言われたそうで、市役所前の店と、新道の店を紹介していました。馬刺しというお客様は結構多いようです。

馬刺しと桜肉は、お隣の会津坂下町ですが、本日お祭りでしたが天候が不順なので行くのを止めました。

本日の画像は一昨日の巨大、二十間蔵の二階そして屋根組みです。何時も蔵の外面だけを観て頂いてますが、内部とそして屋根組みをごらんください。
このブログを毎日見ていただいている皆さんは、もう蔵の専門家になったと思います。本日もチョットだけ専門用語です。でも皆さん理解できるとおもいます。

合掌・・この言葉は文字の通り、手を合わせて拝む事です。手の形を見てください。三角形になります。建築学では木材を山形に組み合わたものを合掌と言い。三角形の集合体をトラス組と呼んでいるようです。多くの蔵を観ていますが、大きな蔵・梁間の広い蔵の小屋組みは殆どが画像に観るような・トラス組タイプ・です
一般的に洋小屋組と呼ばれるそうです。画像では二階の部屋全体を写しているので、屋根の方は判りにくいのですが、下側の梁を陸梁(ろくばり)と呼び中央の柱真束(しんづか)が上の合掌を支えます。斜め上方に向かってるのが方杖(ほうづえ)です。
先日二十間蔵を案内してもらった時に、二階も見せてくださいと頼み、屋根、小屋組みはこれだけ大きな蔵ですから、当然、合掌・トラス組ですよね、と私が言ったら「エッそうなんですか」とビックリしてました。

段々専門的になってきたのでこの辺で終わりにします。

明日もお客様をお迎えしますが、「朝から開いてるラーメン屋はありますか?」といま電話が入りました。西四ッ谷観光駐車場でお迎えします。市役所周辺に朝7時から開いている店が数軒あります。数名の方がどうしてもラーメンを食したいそうです。蔵巡りとラーメン班に分けましょうか?一人で案内するのが難しくなります
がお迎えしてから相談しましょう。