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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・三十三観音巡りと千社札。

2010-04-11 19:42:24 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

日曜日の蔵のまちは大勢の観光客の皆さんで賑わいました。でも日中は曇りで時折弱い雨が降ったりで昨日の方がお客様は多かったようです。

本日の画像は先日お花まつりに行ってきた、喜多方市塩川町竹屋の曹洞宗大雲山観音寺の観音堂です、会津三十三観音めぐりの第八番札所です。竹屋・・ 今朝の日ははるか竹屋の観世音いそぎ参りて拝めたあびびと。・・ご本尊は県重要文化財に指定されている、運慶作と伝えられている如意輪観音坐像です。座高三尺・寄木造り、六本の腕を持つ(六臂)像では会津最大の像なそうです。先日の花まつりの時は私は読経の方に参加していて拝顔できませんでした、

昨日も記した通り、初日塩川から北回りに熱塩温泉に一泊して二日めには喜多方市関柴町勝福寺六番 勝(すぐれ)七番 熊倉そして八番竹屋の観音様を詣で塩川の我が家へ泊まります、三日目から南回りがはじまり五日目に塩川に帰ってきます。現在は昨日も記したとおり近いところから順に巡って車ですので二日ぐらいで回るのが一般的なそうです。

皆さんもお気付きでしょうが、神社仏閣には必ず千社札(せんしゃふだ)は貼り付けてあいます、それも柱の高いところや手の届かないところです、竿のさきに刷毛をつけた道具があったそうです。会津三十三観音様にも必ず千社札た沢山貼り付けてあります。大きさも様々です縦書きや横書き、そして書体も一般的には肉太の力強い書体「江戸文字」・「力文字」・寄席文字などが使われるそうです。
現在は文化財などには千社札を貼るのは禁止されているようです。そして観音堂によっては大きな掲示板のような板を用意してそこに一行の名を記した紙を張るようになっています。画像に見るような全面いたるところに張るのは美観の面で良くないとおもいます。

その千社札を見ていて気が付きました。関東地方の札が多い事にそして必ずどこの観音堂にも張ってある札があります。調べてみると面白いとおもいますがこれはチョット時間がかかりそうです。横書きの場合は殆どが右から左に書いてあるので時代物だとわかります。江戸周辺の札の地名を幾つか紹介します。成田・浅草・吉原・玉井・十条・千住・川崎・宇羅和・飯能・石岡・なんと五日市という札もあります。全国に三十三ヶ所巡りは在りますがこの会津に関東地方から多くの巡礼が訪れた証でしょうか。不思議な気がしてなりません。