学期末になり,本校の職員室に今日も教材屋さんが来ました。
もう何度も,(きっと何年も)来ているので,みんな顔馴染みです。
その教材屋さんも,誰に何を言われるわけでなく,職員室内をてきぱきと動き回り,ちゃっちゃと仕事を進めています。
持ってきたチューリップの球根はどこに置けばいいのだとか,視聴覚担当の先生は誰だとか,何も聞かなくても,全部知っている様子です。
さすが,長年学校に携わっている方ですね。
あまりに職員室にも馴染んで,自然な感じでいるので,周りの先生たちも,あいさつも忘れてしまいそうなほどです。
学校には,こんな教材屋さん,だけでなくいろんな外部の人との関係があるものです。
そして,こんな教材屋さんは,本校だけでなく,近隣の多くの学校を同じようにして回っているはずです。
だから,自然と「A小学校は明るい学校だ」とか「B小学校は行きづらいんだよな」なんて,思っていることでしょうね。
だからというわけではありませんが,
馴染みの教材屋さんとは親しくしておく!
ことを,先生は心掛けておくといいでしょうね。
職員室に入ってくる教材屋さんを見ていると,とても腰を低くして,営業用の低姿勢で入ってこられます。
先生たちの横を通るたびに,深々と礼をして「お世話になっております」とあいさつされます。
というのも,学校が大事な顧客だから,当然なんでしょう。
学校一つと契約しているということは,きっと会社にとってはとても大きな利益でしょうから。
一方の先生は,私自身の反省でいくと,ちょっとそっけないですね。
営業する会社の方に対して,先生たちは会社を選ぶ側です。
同時に,子どもたちの相手に忙しい中で,職員室に来た外部の人に対して,なかなか丁寧な対応ができません。
「教材?そこら辺に置いといて!」
みたいな感じで。
でも,教材屋さんと親しくしておくと,実はいいことがあるかもしれません。
なにも媚を売ったりするわけではありませんが,
◎学校自体の印象がよくなる
◎先生個人の印象がよくなる
◎先生を覚えてくれて,次からも親切な対応をしてもらえるかもしれない
◎学校を出たところでも,その教材屋さんがらみで,何らかのつながりがあるかもしれない
ということです。
意外と私たちよりも,こういった教材屋さんのほうが,客観的にたくさんの学校を見ていて,「いい学校」「よくない学校」というのを知っているかもしれませんね。
※ちなみに,こないだ私は,馴染みの教材屋さんに,採点用の赤ペンをサービスで5本もいただきました。
私だけがもらったわけではないでしょうが,「ラッキー♪」でした。
(…まんまと,教材屋さんの営業にひっかかってるのかな 笑)